真夜中のテレビの罠にまんまとハマってしまい、
翌朝、眠い目をこすりながらキッチンへ向かう時の敗北感と言ったら……。
いい大人になった今でも、「(こんなに寝不足になるのなら観るんじゃなかった)」と
自分の学習能力の低さに軽く肩を落とす朝があるのです。
先日も、もう寝ようかしらとベッドの中からテレビへリモコンを向けたのだけれども、
つい最後のザッピングをしてしまいました。
すると、まずは絶対に買わないであろう通販番組に目が留まってしまいます。
商品をオーバーリアクションで説明する外国人に、
これでもかと抑揚をつけた日本語吹き替えが特徴的なあれです。
様々な感想を心の中でひと通り述べて満足したのか、
私の指は次のチャンネルを画面に映し出します。
今度は、少し古いけれど面白いと分かっている洋画に目が留まりました。
その後は、この洋画を切り上げるタイミングを掴めずに最後まで観てしまった上に、
アクション映画のテンションの高さに引っ張られ眠りにつくタイミングまでも逃すあり様でした。
翌朝、やれやれと思ったのも束の間。
久しぶりに観たアクション映画を振り返ったとき、
作品内に何度か登場した「KOBAN」の文字とともに、
2月2日が交番設置記念日だということも一緒に思いだし、誇らしい気分になったのです。
これだけの情報だと交番を初めて設置したのが2月2日なのね、
と軽く流してしまいそうなのだけれど、
私たちにとって在って当たり前となっている交番システムは日本から世界に広まり、
今も尚、日本の交番システムは注目され続けています。
英語の「POLICE」も通じるのですが、「交番(KOBAN)」は世界共通語ですので、
海外へ行かれたり、日本で外国の方に道を尋ねられたりした際には、
あえて「交番(KOBAN)」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
そして、警察が登場する洋画をご覧になる機会がありましたら、
KOBANの文字を探すもよし、
ハリウッドスターの発する「コウバン(交番)」を耳で楽しむもよし、
ちょっぴり誇らしい気持ちになってみてはいかがでしょう。
私は道に迷うと交番へ行くことがあるのですが、
警察官の方が、とても丁寧に道を教えてくださいます。
目的地へ向かう途中、
いつの間にか交番や警察官の方の存在は私の日常に溶け込んでしまい、
再び、在って当たり前のような存在になってしまうのだけれども、
四六時中、危険を意識することなく暮らせているということは、
この方々によって護られている日常が沢山あるのだろうなと思いながら目的地へと向かうのです。
今日は交番設置記念日です。
交番の前を通ることがありましたら、誇らしさと感謝を感じてみてくださいませ。