先日、ここに足を運んで下さっている方からこのようなメッセージをいただきました。
「結構夜型で昼間眠いんですよ。何か安眠できる方法ありませんか?」と。
そこで、「寝付けない理由は何かしら?ぐっすり眠るためにできる事は何かしら?」
というタイトルのもと、自分の寝つき難さの原因を探るお話をさせていただきました。
※下記リンクよりどうぞ。
原因の数は一つの方、二つの方、それ以上の方、様々いらっしゃると思います。
また、いくつかの原因が重なった時に寝つき難くさを感じる、といった具合に
各々に体質や生活環境によって出るパターンもあります。
ご自分の寝つき難さの尻尾を掴むことはできましたでしょうか。
原因によって気を付けたいポイントは前回お話させていただきましたので、
今回は、どの原因の方も取り入れられる食材を理由と共に確認してみませんか。
大きな原因を少しずつ改善させながら、レスキューフードのチカラも借りてしまいましょう。
ぐっすり眠ることができれば細胞が活性化します。
細胞が活性化すれば健康状態も底上げされますし、アンチエイジングにも繋がります。
細胞が活性化し代謝が上がるとダイエットにも繋がります。
毎日取る睡眠と食事を上手に使ってカラダを本来の状態に整えてみませんか。
|寝付きが良くなるための3ステップってなあに?
寝付きを良くするためには体内の眠りに関する機能が正常に働かなくてはいけません。
実はこの機能、「何かをすれば眠れる」といった簡単なものではなく
体内で3ステップを踏んで眠りのスイッチが入る仕組みなのです。
最終的には睡眠ホルモンというメラトニンを増やすことで
睡眠のスイッチが入りやすくなるのですが、
この睡眠ホルモンのメラトニンを増やすには、
メラトニンを作る材料となるセロトニンが必要になります。
このセロトニンは別名、幸せホルモン、安らぎホルモンとも呼ばれていますので
皆さんも耳にされたことがあるかと思います。
じゃぁ、セロトニンを増やしましょうという話なのですが、
このセロトニンを増やすには、
アミノ酸の一種でもあるトリプトファンという成分を摂取することから始めなくてはいけないのです。
先日お話した、寝付きが悪い原因に注意を払っても、
こちらのホルモンバランスが崩れてしまっていては、
寝付きの悪さの改善には繋がりにくいということを掴んでいただけたのではないでしょうか。
|私たちにできることは、トリプトファンを摂取すること。
3ステップとは言え、
私たちにできることは始めのトリプトファンという栄養を摂取することです。
このトリプトファンは体内で作ることができないため、
食事から摂ることができていない方は不足状態が続いています。
十分なトリプトファンが体内に送り込まれれば、
後は体の中でトリプトファンがセロトニンに変身します。
変身したセロトニンは睡眠ホルモンのメラトニンに変身します。
そして、メラトニンが私たちの寝付きスイッチを押してくれるようになります。
繋がりと流れの両方を掴んだところで、
次はトリプトファンを何から摂るかというところをチェックしましょう。
|トリプトファンは「いつ」、「何から」摂ればいいのかしら?
トリプトファンがメラトニンに変身するまでには少々時間を要するようです。
この時間に関しては様々な研究結果があり、
私からは、はっきりとご紹介することができません。
ただ、食べて2、3時間でメラトニンに変身することは無いようですが、
朝食で口にしたトリプトファンは眠りにつく頃にはメラトニンに変身するようです。
食べ物を口にして消化し栄養となるまでに要する時間には個人差もありますので、
「睡眠のためのメラトニンを増やして機能させる」ためには、
朝食や昼食、早めの夕食で小まめに摂ると良いのではないかと感じています。
トリプトファンを多く含む食材は、
ナッツ類の中では、ごま、カシューナッツ、ピーナッツ、アーモンドを。
お肉類は、牛肉、豚肉、鶏肉、牛レバーを。
お魚類は、しらす、かつお、青魚など。
乳製品、豆腐などの大豆製品、枝豆、ゆで卵、バナナなど。
食べ物の好みがある場合でも、
1日複数の食材からトリプトファンを摂ることが出来るのではないでしょうか。
|寝つき難さの改善だけではなくて、他に気になるところも同時にケアするコツは?
毎日、毎食、バランスよく
何かしらからトリプトファンを摂ることを意識することが大切ですが、
寝つき難さの他に骨粗鬆症を心配していらっしゃる方は、
両方をケアすることが出来るお豆腐を意識されるのも手ですし、
寝付き難さと内臓を同時にケアしたい方は毎食ゴマを意識しても良いですよね。
お通じや浮腫みを同時に良くしたい方はデザートにバナナを。
という具合に、寝つき難さとご自分の気になるところを一緒にケアすることも可能です。
※気になられた方は下記のリンクからどうぞ。幸せのレシピ集の中では、各々が自分の状態に合わせたケアができるキッカケづくりになれればという気持ちからレスキューフードを様々な視点でご紹介させていただいております。是非、自分に合わせてご活用くださいませ。
私信:usagiAさんへ
遅くなりましたが、後編の今回はレスキューフードを使って体内から寝付き難さを改善してく視点でのお話をさせていただきました。何かしらのヒントやキッカケにしていただけることが一つでもあれば幸いです。このような機会を頂戴し、ありがとうございました。今宵、usagiAさんが素敵な夢を見られますように☆彡
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