幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

ヒトの本能を侮るなかれ。  

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PCやスマートフォンから出ているブルーライトは、

想像以上に人の目に影響を与えるのだと改めて痛感している今日この頃でございます。

わたくしの相棒とも言えるPCやスマートフォン、タブレットにはブルーライト対策を施し、

時にはブルーライトをカットする眼鏡も併用しているのですが

使用時間が度を越していることもあり、

もうひとつの相棒である目が度々悲鳴をあげます。

ですから、眼科検査を年に数回、受診しているのですけれど、

正直なところ、眼科検査が苦手です。

必要な検査を効率よく行って下さっている事は重々承知しておりますが、

常々思っていることがあるのでございます。

レンズ越しとは言え、どうして人様の前で、あのように目を見開いて、

しかも、シュボッという音にビクつきながら眼球に風を当てられなくてはいけないのでしょう。

普段の生活では、あんなにも目を見開くシチュエーションというものに遭遇することはございません。

「もっとグイッと見開いてください、もっとです、頑張ってください」と言われましても、

私の目の周りの筋肉はそのような動きに慣れておりません。

次にあのシュボッという風の音。

恐怖心を煽る、あの音は本当に必要なのでしょうか。

そして、一番の厄介はあの風でございます。

わたくし、毎回肩をビクッと震わせるだけでなく、

瞼もギュッと閉じてあの風をかわしてしまうのです。

画像撮影も然り。

放たれた光を、それはそれは軽やかな瞼捌きでかわします。

わたくし以上にわたくしの体は危機を感じるのでしょうね、

普段は眠っている防御本能が、ここぞとばかりに本領を発揮するのでございます。

始めは、そのような私の様子を笑っていた検査技師の方も

次第に表情と口調がプロの本気モードにシフトされ、

検査する側も、人が持っている気迫という名のもうひとつの本能が目を覚まし、

獲物化とした私の眼球に狙いを定めます。

先日は、そのような妙な緊張感が続いた後、無事に検査を終えたのですが、

お互いに、ふーっと息を吐き、思わずハイタッチでございました。

近年、ヒト(人間)の本能は鈍くなっていると見聞きすることがございますが、

皆さんは最近、ご自分の強い本能を感じられた瞬間はありましたでしょうか。

わたくし、ヒト(人間)の本能は、“その瞬間”を、

息をひそめて待っているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

それにしても、わたくしの本能、少しばかり出しどころを間違ってはいないだろうか。

そのようにも感じた、ある日のひとコマでございます。

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