配達物が多い我が家は、各社配達員の方々と1日おきくらいの間隔でお会いする。
頻繁に顔を合わせるため、
いつの間にか二言三言、言葉を交わすようになっている。
通販システムや翌日配達などの利用が増えたことによる
送料値上げに関する話題も様々耳にするけれど、
各社配達員の方々の疲労度は表情に顕著に出ているように感じるのだ。
どうか安全運転で。
どうか水分補給もしっかりと。
どうか、ご無事で。
ありがとうと共に、このような思いで配達員の方々の背中を見送っている。
先日は珍しく間が空き、と言っても4、5日程度だったと思うのだけれども、
郵便配達員の方に、お久しぶりですね、と言われた時には、
それ程までにお世話になっているのかと、一瞬だけ返答に困ってしまった。
その時に数通の封書があったのだけれども、
配達員の方が宛名を確認しながらこのようなことを言った。
「結構、皆さん左上に貼ってしまうんですよね」と。
貼ってしまうとは、切手のことなのだけれども、
横長封筒を利用する際に、
縦長封筒の癖からうっかり左上に切手を貼ってしまったことがある。
という方もいらっしゃるかと思うのですが、
横長封筒に切手を貼る際は封筒の右側が切手の定位置だ。
知っていたとしても、横長封筒でお手紙を出す機会が減っていれば、
気付かぬまま、ついうっかり。は十分あり得るのではないだろうか。
私自身、この会話を交わした後にハッとしたのだ。
数週間前に出した横長封筒に貼った切手、
記憶が危ういのだけれども左上に貼ってしまったような気がして、少しドキドキしている。
お手紙を受け取る方に対するお作法もさることながら、
郵便局員の方々の手間暇を考えると、申し訳なく思うのだ。
郵便の消印作業は、機械で行われている。
このため、横長封筒の左側に切手が貼ってあった場合、
機械が切手を読み取ることが出来ないのだとか。
そうなると、はじかれた封筒は人の手によって消印作業が行われることとなる。
窓口などで季節の切手を組み合わせて貼ろうとしたときなどに、
係りの方に、貼りきれない切手は空いた場所に貼っても構いませんよと
言っていただくことがあるけれど、
あれは、郵便局の方々のご厚意なのだと改めて思う。
夏のご挨拶の時期も近づいています。
久しぶりに封書でのご挨拶をと思っている方は、切手を貼る前に深呼吸。
縦長封筒は左側、横長封筒は右側に切手を。
これを確認してみてくださいませ。
自分ひとりの作業として見れば些細なことではあるのだけれど、
優しい思いやりの輪に繋がるのではないかと思うのです。
郵便局員の方々に、感謝の気持ちを込めまして。
本日は、この辺りでお開きとさせていただきたいと思います。
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