朝から調べ物をしておりました。
つい、いつもの癖で気になることを数珠繋ぎに辿っておりましたら、
随分と本題から逸れ、気付けば「三国志」を手に取っていたのでございます。
わたくし、特段、三国志に魅せられているとか、
三国志は私の愛読書だというようなことは全くないのですよ。
だけれども、こうして度々手に取っておりますと、
本の中に登場する彼らに対して、妙な親近感を抱いてしまうこともあるのでございます。
そのような自分に対して、「顔見知りにでもなったつもりか」と突っ込みを入れつつ、
その日も開いていたページを軽く目で追っておりました。
すると、そこには、中国の名医・華陀(かだ)の名があったのでございます。
正直に申しますと、その名医の存在は、
今にも消えてしまいそうなくらい薄っすらとした状態で
たまたま記憶の片隅に残っておりましただけで、
あー、あの医者は華陀(かだ)と言うのかと、毎度思う程度の記憶です。
その名医である華陀(かだ)。
私たちに全く関係がないのかと言えば、そうでもないのでございます。
皆さんは紫蘇を召し上がる機会はありますか?
青紫蘇に限っては1年中手にはいるため、
旬を意識することは少ないかもしれませんが、7月から8月にかけて旬を迎えます。
和風ハーブの代表的な存在でビタミンやミネラルが豊富で栄養価が高いことは
皆さんもご存知のとおり。
最近はアレルギーにも効果があると言われておりますので、
その効果、効能に注目している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「紫蘇」という名。
先程お話しさせていただいた
華陀(かだ)という名医のエピソードがもとになっているのでございます。
ある時、食中毒で生死を彷徨っている若者が居たのだそう。
その若者のそばを通りかかったのが名医・華佗(かだ)だったといいます。
華佗(かだ)は手にしていた薬草を煎じて若者に飲ませます。
すると、その若者はみるみるうちに回復しました。
華佗(かだ)が使った薬草というのは、今で言う赤紫蘇。
皆はその薬草を、紫色をした蘇りの薬草という意味を込めて
「紫蘇」と記すようになったようでございす。
梅雨も明ける頃ではありますが、夏は食中毒も起こりやすい季節です。
薬効をもつ紫蘇などもお好きなスタイルで取り入れてみてはいかがでしょうか。
そして、紫蘇を口にされる際には、
名医・華佗(かだ)のエピソードをちらりと思い出していただけましたら幸いです。
今日も柊希にお付き合いくださいました皆さん、いつもありがとうございます。
本日も皆さんに良き風がふわり、吹きますように☆彡