目新しい情報が次々に飛び込んでくるのだけれど、
時々、それはある視点からのみ見えた世界ではないのかしら?と感じることがある。
アメリカに引越した友人がいるのだけれど、
最近、お砂糖不使用のものに凝っていると話していた。
少し前にも同じようなことを言っていた気がして尋ねてみたところ、
以前はお砂糖の代わりに日本でもお馴染みの「ステビア」を選んでいたけれど、
今はモンクフルーツという甘味料を選んでいるのだという。
初めて耳にしたモンクフルーツとは一体どのようなフルーツなのかと尋ねると
日本で言う「羅漢果(らかんか)」のことだという。
日本では乾燥してくるとのど飴のバリエーションが増えてくるけれど、
羅漢果(らかんか)エキス入りの、のど飴を召し上がったことがある方も多いのではないだろうか。
この羅漢果(らかんか)は、お砂糖の数百倍と言われるくらいの甘さがあるのだけれど
低カロリーでビタミンやミネラルが豊富な上に、
カロリーを体内に溜め込むことがないため、
お砂糖の代替品として使用したり、羅漢果茶などを飲むことで
ダイエットの効果が期待できると言われることがある。
羅漢果(らかんか)は、このような魅力的な性質を持っているため、
本場中国では、長い間、生薬として使われている。
このような現状もあってのことだとは思うのだけれども、
友人の話では、ダイエット商品を次々に生み出すアメリカでは、
この羅漢果(らかんか)がスーパーフードとして人気が出始めているのだそう。
既に日本では使われている食材だけれども、
そのうち、モンクフルーツという耳慣れない名と、
おしゃれな装いで再度お目見えするのかもしれない。
ただ、わたくし柊希の勝手気ままな疑問なのだけれど、
常用、多用して大丈夫なのかしら?と思うのだ。
お砂糖を悪だと言って天然の甘味料である羅漢果(らかんか)を良しとする。
お砂糖の原料を知って言っている?と少し突っ込んでみたくなる。
そして、中国では羅漢果(らかんか)を生薬として使っているということは、
何かの症状に対して微量を服用するだけで薬効を発揮するというもの。
それを、「ゼロカロリーで甘さはお砂糖の数百倍」という視点だけで過剰摂取することは、
本当に安全なのだろうか、と思ったりもするのだ。
何となく気になり、自分なりに羅漢果(らかんか)のデメリットを調べてみると、
割と簡単に、いくつかの副作用があるという報告を目にした。
※副作用の詳細に関しては、私自身が記事としてお話しできるレベルまで把握しきれていないと感じていることと、十分な確認を重ねられていないため、現時点では控えさせていただきます。
もちろん、この成分を多用すれば、大量摂取すれば、というお話だと思うのだ。
それに、この羅漢果(らかんか)の効能を必要としている症状をお持ちの方もいらっしゃるので、
一概に問題あり、と言うつもりもない。
だけれども、このように特定の食材が注目されるときというのは、
その成分だけを抽出したようなサプリメントが登場したり、
様々な食品に使われることで自然と口にする機会が増えるもの。
そして、ダイエットという言葉に誘われるなどして、
本来必要ではない状態であっても、
つい、気軽に常用し続けてしまう状況に陥りやすいこともある。
何ごともバランスが大切。
新しい情報を取り入れる際には、
様々な角度から観察してみたほうが良いのではないかしら、
と、わたくし個人は思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。
そのようなことを感じた羅漢果(らかんか)、
いや、モンクフルーツと言った方がおしゃれなのかしら?
今回は、そのような柊希のひとりごとでございました。
最後までお付き合いいただきました皆さん、いつもありがとうございます。
※わたくし自身は、喉の違和感を緩和させるために羅漢果エキスに頼ることもあるため、羅漢果そのものを否定してはおりません。商品化されたものを摂取する際には、摂取する側の責任や判断は必要なのかもしれない、と感じています。