以前、外国の方は、日本人女性が日傘を差して歩いている光景に驚くことが多い
というお話をさせていただきました。
日本人は日焼けをすることに、あまり良い印象を持っていないことが多いため
年中、日焼けを意識したスキンケアを行っている方も多いのではないでしょうか。
私も、皮膚が弱いこともあり、日焼けには気を付けておりまして、
年中日焼け止め効果のある何かしらを使っております。
このような、日常の積み重ねは、ビタミンDの不足という形で日本人の傾向として現れるのだそう。
私たちの体はビタミンDが不足しがちだと言われておりますが、
その原因のひとつに、日光浴不足も挙げられているといいます。
今回は、日光浴のメリットや必要性を覗てみたいと思います。
お時間がありましたら、覗いていってくださいませ。
日光浴が悪ではないことは、過去にも様々な視点から触れているのですが、
少しだけ、おさらいしてみますね。
私たちの体は、
紫外線を浴びると、体内で自動的にビタミンDが作られるシステムを持っています。
作られたビタミンDは、体内でいくつかの工程を経た後に肝臓に蓄えられ、
体内の必要な場所に運ばれて使われています。
主に、丈夫な歯や骨を作るカルシウムの吸収を高めたり、
免疫力をアップさせたり、感染症を予防したり、血管や心臓の働きを良くしたり、
血圧を下げてくれる役割も果たしているようで、
高血圧によって引き起こされる心臓疾患や脳卒中などの予防にも働いてくれているのだそう。
他にも、幸せホルモンと言われているセロトニンを作ってくれたり、
新しい肌細胞の成長を後押しして肌トラブルの改善にも働き、
高血圧による脳卒中や心臓病などの予防やガン予防にも力をかしてくています。
ビタミンDのことを簡単に言うと、
健康と美容の土台に関わっているため、
不足すると、私たちの体内が不安定になってしまうのです。
日本人に多い、知らない間に骨折してしまうハプニングや骨粗鬆症の背景には、
少なからず日光浴の量も影響しているのかもしれませんね。
このお話も以前、様々な視点から触れたことがありますので
記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれないのですが、
ビタミンDは、食事やサプリメントからも摂取することができます。
ですが、日光浴をするだけでもビタミンDを作ることができるのです。
しかも、週に数回、15分ほどの日光浴を
日焼け止めクリームなどを塗らない状態で行うだけで、
1日に必要なビタミンDの半分の量が体内で作られるといいます。
お洗濯ものをスッピンで干す、朝のゴミ出しをスッピンで、
といったながら作業でも十分だと言いますから
時間を気にしたり、皮膚ダメージに過度に怯える心配もありません。
もちろん、ビタミンDが作られるのはお顔だけではないので、
どうしてもお顔は焼きたくないという方は、腕や足で日光浴というのもありでしょう。
私は、骨粗鬆症と聞くと女性に多いイメージがあるのですが、
男性は日焼け止めを塗らずに過ごす方が多いため、
女性よりもビタミンDを無意識に作っており、
骨粗鬆症になりにくいのかしら、などと思っていたりします。
今回は日光浴のメリットにスポットを当てておりますが、
日光浴で浴びる紫外線がシミやシワの原因になるのも事実。
シミやシワの原因の対策には、
紫外線のダメージをカバーしてくれるビタミンAを摂ることもお忘れなく。
ビタミンCだけではなくビタミンAも大切です。
何ごともバランスです。
そして、全てを防ぐことだけが方法ではないし、正解でもないと思うのです。
「日焼けしないように」という視点だけでは身動きが取れなくなってしまうので、
「日焼けしたのなら、プランB、発動!普段よりもビタミンCとビタミンAを補給。」
というような柔軟な視点があると、
日々を心軽やかに過ごすことができるような気が致します。
関連記事: