先日、書店内で探し物をしておりましたところ、
ふと、アウトドアなど設備が限られた状況下で作ることができるという
クッキングブックが目に留まりました。
探し物とは随分とかけ離れた内容ではあったのですが、
もしかしたら災害時に応用できるのではないかしらと思ったため、
パラパラと中身を覗いてみることにしました。
幸せのレシピ集内では、
防災に関するお話にも少しずつではありますが触れております。
地震や津波、竜巻などは、
日本のどの地域で起こっても不思議ではない時代になりました。
いざという時のため、もしもの時のための準備というものは、
気にしつつも、災害経験がないとつい後回しにしてしまいがちです。
そして、普段の生活の中で、少し想像してみるだけでも気付くことは沢山あるのですが、
その想像のキッカケを掴むことが難しいように思います。
私自身、我が家にとっての安心できる対策を試行錯誤し、
アップデートさせている最中です。
ですから、こうして時々、皆さんと一緒に、
様々な視点や知識をシェアさせていただけたらと思っております。
今回は、簡単で覚えやすいお米の炊き方です。
基本は、お米約150gと、お米と同量のお水を袋に入れ、空気を抜きます。
※空気を抜いておかないと破裂してしまいますので注意しましょう。
このお米の袋を沸騰したお鍋に入れ20分ほど煮れば、ご飯が炊き上がります。
避難生活中は、お水は貴重です。
もし、お水が不足している状況であれば、
最悪の場合、お鍋のお湯は雨水などでも代用できます。
この際の注意点は、お米とお水を入れている袋の中に雨水が入らないように注意すること。
様々な情報を見比べたところ、煮る時間は20分というものが多かったのですが、
私は20分ではお米に芯が残り、25~30分ほどが目安のように感じています。
もちろん、この辺りは、お好みですし、環境や使用する道具も様々ですので、
この情報をベースに吸水時間を取ったり、蒸らし時間を取ったり、
ご自分のベストを探すと良いかと思います。
また、離乳食や、やわらかく消化の良いご飯が必要な場合は、
袋を分けて、お水を増やすなどするなどの調節を行えば
同時に数種類のご飯を炊くことも可能です。
そして、普段、計量カップなどに頼っている方は、
150gのお米がどれくらいなのか、同量のお水がどれくらいなのか、という点も時々確認しておくと良いかもしれません。
私は災害対策アイテムの中にジップロックを入れていることもあり、
袋はジップロックを使用しましたが、
防災グッズを扱っているお店には、お米の量や水の量がひと目でわかるように、
袋に記載してあるものもあります。
色々と覚えるのが大変だという方は、
そのようなものを非常用バッグに忍ばせておくのも、ひとつの手かと思います。
そういえば、ジップロックにパスタを入れ、
ひたひたのお水に4時間ほど浸すとパスタも食べられる状態にすることができます。
あとは、その時の状況にもよりますが、
熱湯で温めたり、フライパンで熱を通すなどし、
ソースをプラスすれば非常時でも栄養を摂ることができます。
最悪の状況でも、きれいなお水が少量あれば調理できるパスタも、
ローリングストックリストにいかがでしょうか。
今すぐに必要な知識ではないかもしれません。
また、すぐに忘れてしまうこともあると思います。
それでも、一度触れたことや考えてみたことというのは、
私たちが思っているよりも、頭や体のどこかしらに残っているものです。
今回の情報も知識ボックスに忍ばせておいたり、
色々と想定して想像してみたり、
アウトドアの際やご自宅で“実験”と題して楽しみながら試してみるなどして、
自分なりの改良ポイントや、何かしらを感じていただければと思います。
心配しすぎるのではなく、余裕があるときに、
楽しみながら知識を増やしていければ、と思っております。
いつも、わたくし柊希の脳内整理にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
たくさんの感謝の気持ちを込めまして……。
皆さんの日々が優しい日々でありますように☆彡
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