幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

もっと軽やかに、もっとしなやかに、正解はひとつじゃない。

f:id:hiiragi1111:20171004144831j:plain

服飾デザイナーを生業にしている友人がおります。

彼女は、いつもファッショナブルで素敵なのだけれど、

時々、それってオシャレなの?と聞いてしまうことがあるのです。

「これがオシャレなのよ」と言われれば、そのようにも見えなくもないのだけれど、

素人目には、オシャレな雰囲気と、そうではない雰囲気との

境界線上に在るように見えてしまうこともあり、そのようなことを尋ねてしまうのです。

彼女は、その、私の素朴な疑問を無下に扱うことなく、

「他人はどうか分からないけれど」という前置きをしたあとに、

「今日はこういう気分だったの」、「何だかいいでしょ」、「私は、こうすると楽なの」と答えます。

返事をもらったような、はぐらかされたような曖昧さもないわけではないのですけれど、

全てに共通しているのは、彼女が、自分の感性にとても正直で、

自信をもってその時々を楽しんでいることが全身から溢れているということ。

そして、わたくし、そのような彼女を、とても魅力的だと感じるのです。

 

今年の流行はコレ、というものが世の中に登場した時、

少しだけ様子見をしてしまうことがあるのですが、

それらが世の中に増え、見慣れるにつれて、

誰もがその「はじめて」に対する違和感を感じなくなり、手を伸ばすようになり、

一斉にそのファッションが街中に溢れだすことがありますよね。

その中には、正解なのか不正解なのか、

ある意味境界線上にあったはずのものが正解になり、定番化することもあったりして。

 

そのような日々を眺めていると思うことがあるのです。

人は正解を探し求めたがるふしがあるけれど、

私たちの日々は正解、不正解で区分けできるほど単純なものではなくて。

もちろん、人に迷惑をかけないための「ルール」

という視点で見た時に表れる「正解」はあるけれど、

もっと自分の感性を正直に楽しみながら、軽やかに、しなやかに、

新しい自分を信じてチャレンジしてみてもいいのではないかしら、

例えば、ファッションの最先端を走る彼女たちのように、と。

年齢を気にしすぎたり、周りを気にしすぎるあまり、

自分自身の正解ではなく自分以外の誰かの正解を

自分に無理やり当てはめようとしている日々に気付いたら、

自分はどうしたいのか、どうしたらワクワクするのか、

素直な気持ちを覗いてみるのも必要なことだと思うのです。

 

ファッションに限らず様々なモノゴトに言えることだと思うけれど、

まずは、ファッションのチカラ、色のチカラを借りて本当の自分の声を聴いてみる。

自分に似合うスタイルや似合う色は、いつものそれら以外にもたくさんあると思うのです。

今年の秋は自分のココロがわくわく弾むスタイルを、色を、

軽やかに、しなやかに身に纏ってみるのはいかがでしょうか。

画像出典:https://jp.pinterest.com/