突然ですが、皆さんはタイツを穿きますか?
防寒しつつ、冬のおしゃれを陰でさせてくれているアイテムのひとつではないでしょうか。
男性からみれば、どちらも似たような色じゃないか、
あまり変わらないじゃないか、と言われてしまうかもしれないけれど、
ブラックとチャコールグレーのタイツは明らかに違うお色で、どちらも必要なのです。
行き場のない主張のような始まりになってしまいましたが、
本日のお話コードはタイツの毛玉でまいります。
技術の進化により、
暖かさと脚をスラリと見せる引き締め効果を兼ね備えたタイツはとても重宝するのですが、
タイツ自体に目立った消耗は見当たらないのに、
数回の使用で小さな毛玉が出来てしまうこと、意外と多いと思うのです。
あの小さな毛玉の集団、小さいくせしてインパクトあります。
チェックを怠った日にお座敷に上がらなくてはいけなくなったりしたら、
お料理やお作法どころではありませんし、
自分以外の誰かの「びっしり毛玉」を目にしてしまったら、目のやり場に困ったりもして。
季節柄、タイツの出番が増え、お座敷でのお食事の機会も増えるかと思いますので、
タイツの毛玉のチェック、していないかも……。と思われた方、ちらり覗いていってくださいませ。
そもそも、あの毛玉、どのような原因でできてしまうのか。
一番の原因はシューズとの摩擦、そしてお洗濯中の摩擦や、洗剤との相性、
あとは、静電気体質の方は、そうでない方と比べると若干毛玉ができやすいかもしれません。
そう、お洋服の毛玉と同じなのです。
シューズとの摩擦は避けようがありませんので、
出来るだけ毛玉集団の登場を遅らせてみてはいかがでしょうか。
本来なら、おしゃれ着用洗剤と柔軟剤を使用して手洗いするのが良いと言われておりますが、
ワタクシにとって毎日手洗いするのは、少々面倒です。
ですから、おしゃれ着洗いをするタイミングに合わせて、ストッキング用の洗濯ネットを使用し、
洗濯機のドライコース(おしゃれ着洗いコース)で洗うか、
気が向けば手洗いをするという方法をとっています。
この時、柔軟剤もしっかり使用し、タイツは必ず裏返します。
裏返しのひと手間を加えるか、加えないかでタイツのコンディションが大きく変わります。
もし、別洗いをする時間がないという場合は、
裏返してストッキング専用の洗濯ネット(もしくは、できるだけ目の細かいネット)に入れて通常のお洗濯をします。
別洗いと比べるとタイツの劣化は早まりますが、
普通に洗ってしまうよりは毛玉集団の登場を遅らせることができます。
私の場合は、このようなケアで、
ほぼワンシーズン毛玉を気にすることなく過ごせているのですが、
様々な状況が重なり、1、2回の着用で毛玉を作ってしまうことがあります。
このような時には、10秒ほどで済む毛玉クリーナーを使用します。
クリーナーが手元にない方は、食器洗い専用スポンジが良い仕事をしてくれます。
この時使用するのは全面柔らかいスポンジではなく、
片面が硬い素材になっている2Wayタイプのスポンジを使います。
力を入れずに優しく円を描くようにしながら毛玉をスポンジの繊維に絡めるようにして取り除きます。
タイツにできた毛玉は、基本、お洋服の毛玉取りの方法を使えば良いのですが、
タイツは、お洋服よりも生地が薄いため、
毛玉取りで更に生地を薄くし電線や破れを引き起こすことがあります。
ですから、お洗濯の際に裏返して専用ネットを使い、
柔軟剤を使用して予めシューズとの摩擦を減らし、
更に気になるようであれば衣類用の静電気防止スプレーを毛玉が出来やすい、
かかとやつま先にシュッとひと吹きして静電気を防ぐなどしておくと安心できるかと思います。
ブーツのファスナー部分や履き口がタイツに当たって毛玉になる場合は、
医療用のサージカルテープ(透明タイプ)をブーツのファスナー部分や、
履き口部分に貼り付けておくと問題が解決します。
毎回貼り替える手間はかかりますが、
例えば、夜のお食事会までタイツとブーツが擦れ合っていると、
新しいタイツを穿いて出かけたはずなのに大切なシーンでは毛玉が!ということもあります。
そのような日は、大切なシーンの直前までサージカルテープで保護しておけば
余計な心配をせずに1日過ごすことができます。
サージカルテープというのは、包帯やガーゼを固定させるために使うテープで、
色々な素材のものがあります。
私は、お洋服をより心地よく着るために使うことが多々あるので、自宅に1個は常備しています。
万能サージカルテープのお話は、また機会がありましたら改めて。
あの小さな毛玉集団は、かかとや爪先、くるぶし辺りに突然現れます。
レディの身だしなみとして、
自分が無理せずにできる予防法、対処法を頭の片隅に忍ばせてみてはいかがでしょうか
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