最近、陽射しが暖かいですね。
もう少し、冬は続くのでしょうけれど、柔らかな陽射しに心が揺さぶられるとき、
身体も春を待ち侘びているのだと感じられたりも致します。
ほんの少し防寒の手を緩める機会があったからなのか、
知人女性から、「首に米粒よりも小さなぷつぷつとしたイボのようなものが出来ていてショック。」
という話を2度ほど耳にしたのです。
30代辺りからできると言われており、ある意味大人の女性になった証でもある。
そう言えなくもないけれど、女性としてはやっつけてしまいたいものでもあります。
今回は、そのような首などに小さなイボができる訳、予防ポイント、改善策などのお話を少し、と思っております。
対策をしておきたい方や、やっつけ対象が既に首にいる、という方、お時間ありましたら、ちらり覘いていってくださいませ。
男女問わず、いつの間にか出来ている小さなイボ。
こちらは、その大きさによって正式名称が変わるようなのですが、今回は小さなそれをターゲットにさせていただき、
イボという俗名で呼ばせていただこうと思います。
首の周りやデコルテ、ワキの周辺や鼠径部などに現れるイボは、
痒いわけでも痛みが出るわけでもなく、薄着になったときや、素手で首周りをケアしたとき、
アクセサリーやシャツなどの襟との摩擦による違和感で気が付くことが多いかと思います。
このイボの正体は何なのか。
これは、皮膚の神経線維や脂肪が絡まるようにしてできたもので、
出来てしまう主な原因として挙げられているのは、
加齢による皮膚の老化、肥満によって皮膚がたるむことで受ける様々な摩擦ダメージ、
加齢や肥満による新陳代謝の低下、
衣類やアクセサリーによる摩擦ダメージ、紫外線によるダメージなどです。
そして、イボができやすい場所は、原因からも予測がつくかと思うのですが、
皮膚が薄くて、何かしらとの摩擦が起きやすい場所です。
では、どうしたら予防できるのか。
体の内側できることは、
出来るだけ細胞レベルから健やかでいられることを意識するということ。
そして、体の外側からできることは、
できるだけ摩擦による刺激をかわすことができるように、お肌を潤わせて柔らかくしておくこと。
特別なローションやクリームを塗るのは面倒だという方も、
化粧水やオイル、乳液やクリームといったものを少し多めに手に取り、
手に出した分を全てを使い切るつもりで
首やデコルテまで伸ばしておくだけでも予防になると言います。
そして、その潤った状態をできるだけキープできるように、
首周りやデコルテを紫外線から守るために、
ストールや日焼け止めなど、自分に合った紫外線対策を行うこと。
他にもアクセサリーを身に着けていて、痒みを感じるときというのは、
汗によってアクセサリーと肌に摩擦が起きている可能性があります。
このような時には、一度アクセサリーを外したり、
皮膚を締め付けすぎないお洋服を選ぶなどしてみるとよいかと思います。
既にできてしまっているものをセルフケアで取り除くためには、
予防対策をしながら、市販されているイボを取るための専用のクリームなどを併用することで、
少しずつ小さくなっていきます。
できたばかりのものは、割と直ぐに取り除くこともできますので、
まずは、出来るだけお肌を潤わせることを意識してみることがポイントかと思います。
お肌が弱い方は様々なダメージを受けやすいかと思いますが、
イボだけでなく、様々なダメージを防ぐために欠かせないポイントもお肌を潤わせることです。
春はすぐそばまできています。
今年は、乾燥してしまった冬のお肌を潤わせながら春を待ってみませんか。
特別なケアをする前に、合言葉は“スキンケアは首とデコルテまで”でまいりましょ。