ほうれい線や笑い皺は、人生を重ねてきた証であり勲章でもあるのだけれど、
ピンッとハリのある頬でいたいと思う女性は多いものです。
今回は、大人の女性が気にしている「ほうれい線と笑いジワ」のお話を少し、と思っております。
この2つ、同じだと思っている方が意外と多いのですが、違いがあります。
ほうれい線は、鼻から口元にかけてできる頬の境界線のことですが、
四六時中、真顔の状態でもお顔に現れます。
加齢や紫外線、乾燥などの様々な影響がコラーゲンの減少に繋がることに加えて、
筋力の衰えなども影響し、頬が肌を支えられなくなります。
そうすると、頬の境界線であるほうれい線が現れるという仕組み。
一方、笑いジワは、ほうれい線と同じ場所にできるシワで、
こちらは皮膚に定着してしまった状態のものをいいます。
こちらも、加齢によって減少したコラーゲンの影響と乾燥が原因となっています。
例えば、脱水前のお洗濯ものは水分が十分含まれているので、
手で伸ばしさえすればシワは簡単になくなります。
しかし、脱水にかけた後のお洗濯物を、形を整えずにくしゃくしゃのまま放置してしまったら、
ぐんぐん乾燥していき、その時のシワがくっきりと残ってしまいますよね。
この状態はお顔の上でおこっているようなイメージです。
ですから、笑いジワは夏よりも冬に目立ちやすくなっています。
このように違いがある似て非なる「ほうれい線」と「笑いジワ」ですが、
大人の肌は一筋縄ではいかぬもの。
この2つ状況がお肌の上で同時に起こっているパターンが多々あります。
となりますと、コラーゲンだけを補っておけば改善されるというわけではなくなるのです。
ポイントは、
- お肌の栄養としてコラーゲンを補い、
- しっかりと保湿し、
- お顔の筋肉を適度に刺激して鍛える。
この3点です。
そして、体の内側からのケアとして、コラーゲンのサプリメントを取り入れたり、
コラーゲンが豊富なメニューを意識している方もいらっしゃるかと思うのですが、
このコラーゲンをしっかりと生かすためのコツがあります。
それは、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸と呼ばれる栄養素をコラーゲンと一緒に摂ること。
これらの栄養素は、お肌を支え、ハリを保っているコラーゲン線維を作るときに欠かせません。
しかし、私たちの体内では作ることができないため、
普段の食事などから小まめに摂取しなくてはいけないのです。
コラーゲンサプリメントを取り入れている方は、一度、成分を確認し、
これらの栄養素が含まれていない場合は、
不足している栄養を積極的に食事に取り入れることで、
摂取しているサプリメントを最大限まで活用できるかと思います。
コラーゲンを含んだメニューを意識して口にしているという方は、
不足している栄養素がないかメニューを確認してみてはいかがでしょう。
また、これから薄着になる季節は、
ダイエットも兼ねて脂質を抑えるような食生活を送る方もいらっしゃいますが、
脂肪分を控えすぎてしまいますと皮膚の乾燥を招きます。
先ほど、お洗濯の例でお話させていただいたように、皮膚の乾燥はシワを定着させやすくなります。
脂肪分を全く摂らないというダイエットではなく、
口にする量を減らすという視点でメニューや分量を調整してみてはいかがでしょう。
過去記事でも触れたことがありますが、
程よい脂質は血管をしなやかに、健やかに保ってくれることにもひと役買ってくれています。
大人レディーは、笑顔で、美容も健康も賢く欲張ってまいりましょうね。
今日も健やかに、しなやかに、心艶やかにまいりましょ☆彡