幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

卵の知識をアップデートしておきませんか。

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挽肉やネギなどをたっぷり入れた和風オムレツを作るべくキッチンに立った。

冷蔵庫から卵を数個取り出し、もうひとつ増やそうかどうか迷い、

その日は普段よりも卵多めで作ることにした。

卵は完全食だと言われているけれど、含まれているコレステロール量が多いことから、

長年、卵の食べ過ぎには注意という認識が一般的だったように思う。

卵は週に3個までというような目安を見聞きすることもあったけれど、

最近では、1日1個から2個程度であれば、

毎日のように卵を口にしても、コレステロールに悪影響はないと言われている。

コレステロール値の上昇は動脈硬化などを引き起こす場合があるため、

大人が健康診断時などに気にかける項目のひとつでもある。

 

本当に誰もが毎日口にしてもいいのか。

そもそも卵は、どのような栄養を含んでいるのか。

身近な食材すぎるがゆえに、知ったつもりになっている食材でもあるかと思いますので、

今回のお話コードは“卵”です。

ここ数年で変わってきている卵に関する基礎知識を、

私と一緒にアップデートさせておきませんか。

お時間ありましたら、のんびりとお付き合い下さいませ。

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【卵に含まれているコレステロールのこと、注意することとは?】

卵は完全食と言われているように、様々な栄養素をバランスよく含んでいます。

最近では、1日1個から2個程度であれば、気にせずに口にしてよいという見方が主流のよう。

そのように言われても、コレステロールと聞くと、

体に悪いもの、減らすべきものだというイメージを抱く方もいらっしゃるかと思います。

しかし、コレステロールは、私たちの体に必要な栄養素です。

ホルモンを作ったり、細胞膜を作ったり、

脂肪などの栄養素の消化を助ける胆汁酸を作る材料でもありますし。

もし、コレステロールが不足してしまったら、

脳内で分泌している幸せホルモン、安らぎホルモンなどとも呼ばれているセロトニンが不足し、

うつ病やアルツハイマーを引き起こす原因にもなると言われています。

このようにコレステロールは、私たちの体に必要栄養素ですので、

卵は、卵アレルギーなどの問題が無ければ、自分の体に合った食べ方で、

程よいお付き合いをすると良い食材です。

とは言うものの、体質や遺伝により、コレステロール値が上がりやすい方は

やはり、過剰摂取にならないよう気を付ける必要があるようです。

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【卵のチカラとは?】

卵には良質なタンパク質が含まれています。

タンパク質は体を作る上で欠かすことができない栄養なのですが、

体を作るためにはタンパク質以外に9種類の必須アミノ酸が必要なのだそう。

通常であれば、様々な食材から9種類の必須アミノ酸を摂取しなくてはいけないのですが、

卵には、これら全てが既に含まれているため、

忙しくて料理に時間を割けない時には、卵のチカラをかりるのも手です。

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そして、春は歓送迎会やお花見などの機会が増え、

食事やアルコールで肝臓に負担をかけやすい季節ですが、

肝臓を労わりたいときにも卵のチカラをかりると良いと言います。

肝臓は私たちが口にした脂肪を代謝して血液中へ送り出しているのですが、

この時に、コリンと呼ばれる栄養素を使うのだそう。

このコリンが卵の黄身には含まれています。

もし、このコリンが不足して肝臓が脂肪を代謝できないとなると、

肝臓内には脂肪やコレステロールが溜まり、メタボを引き起こします。

今度は、そのメタボの状態が様々な疾患を引き起こします。

このような状態を防ぐために働いてくれるコリンが、卵の黄身1個の中には、

1日に必要な量の1/3ほど含まれているのだそう。

ですから、歓送迎会やお花見などの機会が増える時期は、

普段よりも少し意識して卵料理を召し上がってみてはいかがでしょう。

今回のお話からは少々ズレてしまいますが、メタボを気にされてる方は、

コリンという栄養素が不足しているのかもしれません。

コリンは、卵以外にも大豆製品や豚や牛のレバーなどに含まれていますので

注目してみても良いかもしれません。

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【卵を食べるタイミングやコツは?】

食べ方のコツを抑えておくだけで、

その栄養価や効果を無駄にすることなく摂取することができます。

まず、卵は朝食で摂ると良いのだとか。

その理由は、タンパク質は体内の全ての代謝に必要な酵素も作り、

タンパク質によって得たエネルギーの30%は熱に変わる性質があります。

朝食で卵を摂ることで、睡眠時に下がっていた体温を効率よく上げることができ、

体温が上がることによって新陳代謝もあがり、カロリーを気にする必要もなく、

肝臓ケアや、肝臓から繋がる様々なケアまでを同時に行うことができます。

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次に、朝食で摂る卵の効果を更にアップさせたいときには、

卵に含まれていない食物繊維と抗酸化成分をプラスするようなメニューにすると良いのだそう。

この両方を十分に含んでいる食材の代表と言われているのは、トマトやほうれん草です。

肝臓では様々な栄養素の代謝が行われていますが、代謝時には沢山の活性酸素ができます。

活性酸素は、細胞を、体を、錆びさせてしまうのですが、

トマトやほうれん草に含まれる抗酸化成分が、

これらを取り除いて肝臓の負担を軽くしてくれます。

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アップデートしていただいた卵知識は、

卵を安心して口にする目安にしたり、

効率よく卵の栄養を摂取するキッカケにしてみたり、

卵の栄養素や効果から、ご自分の体内環境や食生活を観察して、

コリンのように、今の自分に不足している栄養素を補うことで健やかさをアップさせるキッカケなど、

必要に応じて活用していただけましたら幸いです。

今日も美味しい一皿を召し上がれ。

画像出典:https://jp.pinterest.com/