暑すぎるのだろう、またエアコンの室外機が「休憩させてくれ」と言うかのような、鈍い音を立てて一時停止した。
最近、室外機に備わっている自動制御機能の存在を知り、
しばらく休ませれば勝手に立ち上がることも知ったのだけれども、
さすがに、この異常な暑さの中、連日、連夜のフル稼働は酷だと思った。
そこで先日、業者の方に教えていただいた対処法を試してみることにした。
用意するのはバケツいっぱいに入れた水と不要になったタオルだけ。
室外機の上か横にバケツを置き、タオルをバケツ内の水に浸して十分に水分を含ませる。
そして、軽く絞っただけの濡れタオルを、室外機の上をデコレートするようにして敷くだけ。
この時のポイントは、タオルの端をバケツの水に浸かり続ける状態にしておくこと。
こうすることで、タオルが室外機の熱で乾いてしまっても、自力でバケツの中の水を吸い上げ、
濡れたタオルによって室外機の蓄熱温度の上昇を抑えることができるのだそう。
そして、このひと手間が、エアコンの設定温度を下げても冷えにくくなっていた室内を、あっという間に冷やすというのだ。
「あっという間に」といっても、この暑さでは限界があるだろうと思っていたのだけれど、
確かに、エアコンがぐんぐんと室内を冷やし始め、30分も経たないうちに、エアコンの設定温度を数度上げることとなった。
すぐに、この手は使える、と感じたのだけれど、ひとつだけ予想外のことが起きた。
それは、バケツの水の減り方が異常に早いということ。
水の減り方は、お住まいの地域のお天気やエアコンの室外機が設置してある環境、エアコン稼働時間によって様々だと思うけれど、
初めてお試しするときには、タオルの状態や水の残量を時々、確認すると良いのではないだろうか。
そしてもうひとつ、バケツの中に大きめの保冷剤を投入しておくと、
タオルが吸い上げる水が冷たいこともあり、室外機の蓄熱温度を割と早く下げることができるように思う。
この小技のおかげで、心地よく過ごすことができたため、一旦、バケツを片付けようと外へ出た。
すると、本日大活躍してくれたタオルは、バケツから吸い上げた水分だけでなく、
本体に僅かに含まれていたであろう水分までもが、この気温と直射日光を浴びて蒸発し、
ぱりっぱりに干からび、変わり果てた姿で横たわっていた。
立秋を過ぎたとはいえ、エアコンの消耗が進みそうな暑さは、まだまだ続きそうなこの頃でございます。
小まめな水分補給と共に、ミネラルや栄養補給もお忘れなく。
暮らしを、ほんの少し快適にするための、何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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