寝苦しさからも解放されたこの頃、
食卓に、秋の味覚が上がる割合も、随分と増えてきているのではないでしょうか。
気温が下がり始めるにつれ手が伸びる機会が増える、今が旬の里芋。
一見地味に見える食材ですが、和食にも洋食にもデザートにも使うことができる上に、
いも類の中ではカロリー控えめで、幅広い栄養素を含んだ魅力的な食材のひとつです。
何だかワタクシ、里芋を味わいたい気分なのですが、
その前に少しだけ、柊希の脳内整理も兼ねまして、里芋の良いところを覗いてみようと思います。
ご興味ありましたら、ご一緒にいかがでしょうか。
里芋の特徴といいますと、「ぬめり」ではないかと思うのですが、
この「ぬめり」成分は、年々注目度が増していると言います。
ぬめりの主成分は食物繊維ということなので、
便秘予防や便秘解消を得意としており、体内の余分なものを排出する手助けをしてくれるため、糖尿病の予防にも期待できるのだそう。
ぬめり成分の中には、肝臓や腎臓、胃腸の消化作業を助けながら、
胃粘膜も保護してくれる上に、脳細胞の働きを活性化する役割も担うものも含まれており、
最近では、里芋は、痴呆予防に繋がる食材としても注目されているといいます。
里芋が注目されているのは、これだけではありません。
里芋には、幸せのレシピ集内では度々登場するカリウムも含まれています。
カリウムは主に過剰摂取した塩分を体の外へ排出してくれるため、
お顔や体のむくみを解消したり、予防したり、血圧を安定させることに繋がります。
更に、美肌や美髪、エネルギーを代謝するために必要なビタミンBや銅も豊富に含まれていますし、
血液を作るために必要な栄養素や、
私たちの体に必要な炭水化物も、しっかりと摂ることができます。
炭水化物の過剰摂取は、体への負担も大きいですので注意しなくてはいけませんが、
健やかな体を維持するために必要な栄養素であることには変わりません。
お芋を食べたいけれどカロリーが気になる。
炭水化物は抑えたいけれど、栄養はしっかりと摂りたいし補いたい。
そして、できることなら未来の美容と健康も整えておきたい。
と言った、わがまま気分が高まっているときには、
いも類の中ではカロリー控えめで、心強い栄養が詰まっている里芋を使ってみてはいかがでしょう。
味付けが濃いものを好んで口にする方は、日常の中で知らぬ間に塩分過多になっています。
時々、里芋をメニューに加えて、小まめに体内バランスを整えてみるのも手です。
毎回重複してしまうのですが、食材が本来持っている栄養価がより高まるのは、旬です。
旬の味覚を楽しみながら、ボディーメンテナンスをしてみてくださいませ。
お嫌いでなければ今週あたり、里芋を味わってみませんか。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/