昨年の今頃もポインセチアを購入しているのだけれど、昨年のものは上手に育てることができず、2度目の冬を共に迎えることができないため、
新しいポインセチアを購入しようと近所にある花屋へと向かった。
ポインセチアはクリスマスフラワーと言う名で呼ばれることもある、この時季多くの方の目に留まる植物だ。
「葉を愛でて楽しむ観葉植物」といった印象が強く、「花」だと言われてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれないけれど、
葉を掻き分けるようにして中央を覗き込むと、小さくて黄色い花を見つけることができるのだ。
小さくて黄色い花に目を向ける方の数はそう多くはないのかもしれないけれど、
花が少なくなるこの季節を華やかに彩ってくれる頼もしい存在がポインセチアである。
本来ポインセチアは扱いやすいため、上手く育てることができたなら、
翌年も小さくて可愛らしい花と、色鮮やかな葉を楽しむことができる植物だ。
我が家は、自宅の雰囲気に合わせて、定番カラーのレッドとグリーン×ホワイトとの2タイプを準備し、
セルフネイルで使われるような、粒子が細かいラメやパールパウダーを刷毛で葉に乗せるなどのアレンジを加えて楽しんでいる。
クリスマスが過ぎたら、お正月を意識した色合いや質感のラッピングシートで鉢ごと包み、
お正月飾りを鉢に刺すなどして、クリスマスの雰囲気からお正月の雰囲気にリメイクするのが、我が家の定番である。
ただ、近年はマゼンタピンクが鮮やかなプリンセチアなる品種も登場しているため、
この時季は、どの配色のポインセチアをお迎えするか、嬉しい悩みを抱えることとなる。
この嬉しい悩みの種となるポインセチアは、クリスマスシーズンの花ということで知られているけれど、12月の誕生月花のひとつでもある。
誕生石と同じように、誕生月花は国によって選ばれている花が異なり、また数種類の花が選ばれている。
日本では、ポインセチアの他に、パーティーなどの華やかなシーンに贈ったり、飾られたり、コサージュなどの花材として使われることもある、ラン科のカトレアも誕生花として扱われている。
確か、あと数種類挙げられていたと記憶しているのだけれど、
花言葉などを考慮する際、ポインセチアとカトレアであれば、どのような色を贈ったとしても、
素敵な花言葉だけなので特別な日に贈る花という視点で考えたときに間違いがないため、
私の記憶には、この2つが残っている。
時々お話させていただく花言葉だけれど、ポジティブな言葉とネガティブな言葉を持ち合わせている花もあれば、色によってどちらか片方のみという花もあるため、
人間の勝手な振り分けではあるのだけれど、12月花を贈る際には、ポインセチアやカトレアを候補に入れるのも良いのではないだろうか。
ちなみに、一般的に挙げられるポインセチアの花言葉は、幸運を祈ります、祝福します、聖夜、清純などで、
カトレアは、優美な貴婦人、魅惑的、魅力的、成熟した大人の魅力、など。
贈る方の雰囲気やお祝いの内容などで選び分けるのもありである。
楽しいことが増える時季ですが、忙しさが増す時季でもあります。
季節を感じながらホッと一息つく時間を、普段よりも意識しつつ、お過ごしくださいませ。
その時に、ポインセチアやカトレアが目に入る機会がありましたら、
今回のお話をちらりと思い出していただけましたら幸いです。
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