初春のお慶びを申し上げます。
こちらへ足を運んで下さる皆様のおかげで、
幸せのレシピ集は無事に新しい始まりの日を迎えることができました。
こうして、新年のご挨拶ができること、とても嬉しく思っております。
ありがとうございます。
昨年の年明けは、“向かい干支(守り干支とも)”のお話をさせていただいたようですね。
干支を意識するのは、この時季ならではのような気も致しますので、
今年も干支のお話で幕開けをと思っております。
今年の干支は?と問われれば、亥年と答えるかと思いますが、
これは12種の動物で数える十二支と呼ばれるもののみで見たものを指しています。
本来、干支と呼ばれるものは、この十二支と「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の数えである十干(じっかん)と呼ばれるものを組み合わせて出したものだと言われております。
なかなか読みにくい十干(じっかん)ではありますが、この文字の並びは、
御神籤や神社の貼り紙、占いなどで、何となく目にしたことがあるのではないでしょうか。
十干(じっかん)も十二支と同じように、ひとつずつ巡っていくのですが、
自分が生まれた年の干支と十干の組み合わせが再び巡ってくるのは、60年に一度という計算です。
このような視点で干支を見てみますと、還暦を迎えるということが今までよりも、もっと特別なことに感じられるのではないでしょうか。
2019年の今年の干支は、一般的には亥年と省略されておりますが、もう少し深く見るならば己亥年です。
今年還暦を迎える方が身近にいらっしゃいましたら、このお話を思い出していただき、温かい気持ちでお祝いして差し上げて下さいませ。
そして、「猪のお肉には様々な病を予防する力がある」「元気がでるお肉だ」などと言われてきたことがもとになり、
古より無病息災のシンボルとして大切にされてきた猪が干支を務める亥年は、病気になりにくい無病息災の年だと言われております。
とは言え、何でもありという訳ではないでしょうから、
心身共に元気に過ごせるよう、自分の体が発する声に耳を傾けつつまいりましょうね。
皆様と皆様の大切な方々の1年が、
心豊かで笑顔いっぱいの、幸多き1年になりますよう
心からお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
かしこ
2019.1.7
柊希
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