毎日何かしらの夢を見ているようなのだけれども、初夢がどのような夢だったのか、もう思い出せない。
初夢は、「大晦日から元日に見た夢」を初夢として扱う以外にも、
「元日の夜に見た夢」、「2日の夜に見た夢」を初夢と扱うなど諸説ある。
これは、いつ見た夢を初夢として扱うのか、時代によって異なっていたことの名残のようなものだという。
江戸時代前半くらいまでは、「大晦日から元旦に見た夢」を初夢として扱っており、
江戸時代半ば以降から現代に至っては、「2日の夜に見た夢」を初夢として扱うことになっているようだ。
夢と言えば、昨年、『夢の解釈と恋心。』という記事を読んでくださった方から、素朴な疑問をいただいた。
その疑問というのは、思春期の男の子は、ファンでもないアイドルなどが夢に出てくると、
どういう訳だか大ファンになってしまうことがあるのだけれど、女性も同じなのだろうか?というもの。
私自身は、そのような夢を見たことはあるのだけれど、
登場した方のファンになるどころか、どうしてアナタがでてくるのだ!?どうしてしまったんだ、私!?と、とても分かり易くガッカリしていることに気が付いた。
そして、男性が持っているピュアな側面と、女性が持つ現実的な側面の表れなのだろうかなどと思考を巡らせていたのだけれど、
とても面白いトピックだったため、その日以降、私の周りの男性陣と女性陣に質問しまくったのである。
時に、初対面の方との雑談の中にもこのトピックを盛り込むなどして過ごすこと半年ほど。
正式な調査結果と言えるようなものではないのだけれど、
確かに、男性と女性では夢に登場した異性に対して抱く感情は異なる傾向にあるようだ。
話を聴いていて興味深かったのは、男性の場合は、夢に登場した異性が自分好みのタイプである、なしに関わらず、
ファンになる、ファンになるとまではいかないけれどテレビで目にすれば少し気になる、といった声がほとんどだったのに対し、
女性の場合は、自分の好みのタイプであるか否かによって、そのリアクションがキッパリと別れるところだ。
『夢の解釈と恋心。』でも触れた小町ちゃん(※)も、想い人が夢に出てきたからこその、あのリアクションだったのだろうと、改めて腑に落ちたように思う。
※幸せのレシピ集内では、正式名称・小野小町のことを、親しみを込めて小町ちゃんと呼んでいる。
もし、想い人ではない異性が、彼女の夢に登場したとしたら、あの冷静で鋭い感性を持った小町ちゃんは、どのような和歌を詠んだのだろうか。
その和歌に触れるのは少し怖いような気もするが、怖いもの見たさでのぞいてみたい気もしたりして。
夢の感じ方ひとつをとってみても、男性と女性は別物であるということなのかもしれないけれど、
どちらのリアクションも、ある意味素直で愛おしい。
そのようなことを思ったトピックである。
トピックを提供してくださったkazebikeさん、ご報告が遅くなりましたが、今回は、このような結果に着地しました。
楽しい時間をありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
関連記事:
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/