仕事道具のひとつとして毎日使っている色鉛筆がある。
色鉛筆といっても、簡易的なものなので一本のペンの中に8色の替え芯をセットして使うマルチペンタイプの色鉛筆なのだけれど、その替え芯を買いに文房具用品を扱う一角へと向かった。
日本の文房具用品はいつ見てもクオリティが高い。
学生の頃とは異なり必要なものも随分と限られているため、この売場に足を運ぶ機会は、そう多くはないのだけれど、だからこそ行く度に目にする文房具の進化は、ちょっとした楽しみでもある。
可愛いもの、おしゃれなものをということであれば、海外のドラッグストアやスーパーで販売されている文房具用品にも希望するようなものが多々あるのだけれど、
そこに実用性が備わっているものをとなると、日本の文房具用品は世界トップクラスと言っても過言ではないように思う。
そのようなハイクオリティのものを使い慣れてしまっていると何とも感じないのだけれど、
メイドインジャパンには、使い手が感じる「もっとこうだったらいいのに」を実現するまでの情熱も詰まっているように思う。
しかも、そのような技術を使って作られた様々な商品をリーズナブルに購入できる100円ショップというものまである。
先日、100円ショップの前を通ると、入り口付近にはツアーガイドから説明を受けている外国人観光客の姿があった。
その光景を思い出し、100円ショップは様々な意味で、夢の空間なのだろうと思いながら色鉛筆の替え芯をカゴの中へと入れた後は、マスキングテープを探しつつ店内を見回った。
マスキングテープも随分と一般的に使われるアイテムになったように思う。
私も世の中の流れに乗って使い始めた一人なのだけれど、正直、上手く使いこなすことができずにいた。
確かに様々な用途に使えるのだけれど、私の場合はわざわざマスキングテープを使わなくても事足りるという印象があり、
買ってしまったマスキングテープを使い切ることが出来ぬまま過ごしていた。
「買ってしまった」と表現する時点で、私にはそれほど必要性が高いものではなかったようなのだけれど何とか使い切りたい思いがあり、
あれやこれやと試す中、窓のサッシに使うというアイデアに出会ったのだ。
とても簡単なのだけれど、窓のサッシをキレイにお掃除したあと、マスキングテープをサッシの溝に貼り、
マスキングテープが汚れてきたら剥がし、再びテープを貼っておくことでサッシの溝のお掃除をラクにするというアイデアである。
マスキングテープの粘着性はそれほど高くはないため、サッシがベタついたり、剥がし残しが起きることもない。
私の場合は、眠らせていたマスキングテープの色柄が、シルバーカラーの線が入った半透明だったこともあり、違和感なく、このアイデアを試すことができた。
そして、初めて思いついた方が何方なのかは存じ上げないのだけれど、なかなか良いアイデアであった。
マスキングテープの色柄が目につきやすい場所、そうでない場所によって、色柄を選ぶこともあるかとは思うのですが、
冷たい水を使って掃除をすることが億劫になる秋冬はマスキングテープを貼って剥がすだけのお掃除には何かと助けられることもありますので、まずはこの時季にお試し!というのもアリではないかと思います。
使い切れずに眠らせているマスキングテープがあるという方は、このようなお掃除お助けアイテムとして活用してみてはいかがでしょう。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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