インテリア雑貨を多く扱っているショップをふらりのぞいた。
何か欲しているものがあったわけではないのだけれど、このような空間は目の保養になったり、素敵だと感じるけれど、自宅をそのように変えようとは思わない雰囲気のものを目にすることで受ける刺激が心地よかったりと、購入以外の楽しみもあるように思う。
以前、このような話を見聞きしたことがある。
商品は、皆が欲しいと感じるものだけ置くのではなく、こんなもの誰が買うのかしら?と思われるようなものも時に必要なのだと。
当時は、そういうものなのかと素通りしたのだけれど、人は様々な感情を抱くことを楽しいと感じる節もあるから、そのような作用を狙っているという話だったのだろうと、後で思った。
その日の私は、ショップ側からしてみれば冷やかし以外の何ものでもないのだけれど、ぽんっとできた空き時間をそのショップで過ごすことにした。
様々なカラーをまとったアイテムがあるけれど、この時季はやはりビタミンカラーが映える。
時々、色が持っている力を様々な視点から触れているのだけれど、今回は夏が似合うビタミンカラーのひとつでもあるオレンジ色にフォーカスしてみようかと思う。
オレンジ色は、赤色と黄色の間に位置する色で、赤色が持つ活発さや活力、食欲増進などの力と黄色が持つ集中力や注意力、判断力をアップさせる力などが混ざり合っている。
混ざり合うことで、赤色や黄色が持つ特有の強さなどが程よく和らげられているのも特徴のひとつだ。
このような性質を持ったオレンジ色は、目にした人の緊張を和らげ、明るさや元気、親しみやすさや解放感を抱かせるという。
私たちの身の回りを見回してみると、食品パッケージに使用されることが多い色でもあるため、
色の好みは人それぞれだけれども、知らぬ間に多くの人がオレンジ色の力を借りているようにも思う。
今回、オレンジ色にフォーカスしているので、記事内の画像にはオレンジ色の配分を多くしているのだけれど、これらの色を目にして感じたことから、自分の状態を判断することもできるのだ。
きれいな色だと感じたり、美味しそうだと感じたり、ちょっぴり楽しい気分になったりと、何かしらのポジティブな感情が湧いたならば、心身ともに元気だというサイン。
一方、騒がしい印象を受けたり、キラキラし過ぎているように感じたりと、何か気持ちにブレーキがかかるような感覚があったならば、心身が少々お疲れ気味というサインだと言われている。
もし、今回後者だったならば、今日は何かひとつ、自分が心地よいと感じることを自分にプレゼントしてみてはいかがでしょう。
いつもよりも1時間早くベッドへ潜り込むもよし、湯船に長く浸かるも良し、夕食に自分が一番食べたいメニューを準備するもよし。
きれいだなと感じる色のお花を一輪飾る、というのも効果的かと。
人を喜ばせることも素敵なことだけれど、疲れを放置し過ぎてしまうと楽しいことや嬉しいことなどを楽しい、嬉しいと感じられなくなることも。
だから、自分のことも同じ様に喜ばせられる自分でいたいものです。
何かしらのヒントや閃きにしていただけましたら幸いです。
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