本日8月31日は、日本ではアイラブユー(I LOVE YOU)の日なのだそう。
これを制定したのは日本の企業なのだけれど、もとは、英語圏で使われているナンバースラング(俗語、隠語のようなもの)である。
英国在住の頃、友人たちに様々なナンバースラングを教えてもらったことがあったのだけれど、「831」にはどのような意味があるか推測してみてと言われ、
英語と日本語が頭の中でごちゃまぜになってしまった私は、「831=やさい(野菜)=ベジタブルデー(野菜の日)」と答えた。
もちろん、不正解であり、そのような答えが通じるはずもなく、その場に居た全員が一斉に妙なことを言う人だという視線を向けた後、正解はアイラブユー(I love you)の日だと教えてくれた。
これは、アイラブユー(I LOVE YOU)という文章が、8つのアルファベットで構成されていて、単語であれば3つ、そして意味は1つということで、
メールなどで愛を簡単に短時間で伝える際に「831」と記したり、愛を伝えられないシャイな人が「831」を隠語として使ったり、
愛を伝えて欲しい人が「8つのアルファベットで構成されていて、単語であれば3つ、そして1つの意味を持っている文章(言葉)は何?」というような使い方をすることがあると言っていた。
初めて知った時には、数字だけでは、伝わるものも伝わらないのでは?などと思ったりもしたけれど、日本にも和歌の中の言葉に愛をギュッと凝縮して込めていたことがあり、似たようなものなのかもしれないと思い直したことがあった。
愛の言葉は「831」の他にも「143」が使われるという。
こちらは、アイラブユー(I LOVE YOU)に使われている単語の文字が、1文字、4文字、3文字という構成だからなのだそう。
そして、この数字によって愛を伝えられた側が「私も」と返す際には、「私も」を意味する「too」を2で表し、「8312」「1432」と表すことができるのだ。
このアイラブユー(I LOVE YOU)は、男女間の愛情表現だけに限らず、様々な間柄に在る様々な愛情を表現する際に使われるナンバースラングだ。
他にも、インターネット上でアクセスしたページが無いときに、「ページが見つかりませんでした」という文章と共に「404」と記されているのを目にしたことがある方も多いのではないだろうか。
この状況から「404」という数字を「無い、無くした、知識がない」という意味で使ったり、更にここから派生した「馬鹿な人」といった意味で使われることもある。
このようなナンバースラングは多数あり、洋画の中に登場することもある。
例えば、ダイニングテーブルの上に置いてある子どもからの手紙に「Mom,831」「Mom,143」と記されていたり、喧嘩中の恋人へ素直になり切れないもどかしさの中、仲直りの意味を含んだメッセージとして「831」や「143」を送るというものなどだ。
普段、大切な誰かに対して素直になれない方や、どうしても照れてしまう方は、ナンバースラングをきっかけにして素直になるのも良いのではないでしょうか。
大切な気持ちは伝えられるときに。そのように思います。
そうそう、注意しなくてはいけないのは、この数字によるメッセージはスラングだということ。
フォーマルなシーンでは使わないようご注意下さいませ。
今日も、ここへ足を運んでくださった皆さんと、皆さんの大切な方々がHappyでありますように☆彡
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