私には、間違った血液型を数十年間も自分の血液型だと信じ、疑わずに過ごしていた友人がいる。
友人に落ち度は無いのだけれど、ある手違いでこのようなことが起きていたという。
社会人になり、献血で真実を知らされるその日まで再確認する機会がなかったということは、大病を患うことなく過ごすことができたからこそ。
色々と思うところはあるだろうけれど、ほっと一安心ではないかと、私はこの話に触れる度に思う。
しかし、本当の気持ちは本人にしか分からないとはよく言ったもので、友人の気持ちの矛先は、これまで一喜一憂してきた血液型占いは何だったのか!?という所へ向かうのだ。
その、珍しい経験をした友人が久しぶりに連絡をくれたのだけれど、今度は「左脳派だと思っていたら右脳派だったの」とのこと。
その連絡を受けた私は、平和で何より、そう思った。
私から友人を見れば、どこからどう見ても右脳派の印象だったこともあり、人は自分自身のこととなると見えにくくなるものなのだなと、自分自身のことも含めて感じたのである。
私たちには様々な「利き〇〇」があるけれど、脳の使い方にも癖があるといいます。
今回は、利き脳テストで、ひと息ついてみませんか。
ご興味ありましたら、ワタクシ柊希にお付き合いいただけましたら幸いです。
まずは、手っ取り早く自分が右脳派なのか左脳派なのかセルフチェックしてみましょうか。
チェック項目は2つです。
【まず1つめは、左右の手の平を合わせた状態から指を組みます。】
そして、この時にどちらの手の親指が一番下にあるかを確認します。
これは、ものごとをインプットするときに主に使われる脳を知ることができる簡易テストです。
右親指が下にあった方は、ものごとをインプットする際に右脳をメインに使っています。
左親指が下にあった方は、ものごとをインプットする際に左脳をメインに使っています。
【2つめは、胸の前で腕を組みます。】
そして、この時にどちらの腕が下にあるかを確認します。
これは、ものごとをアウトプットするときに主に使われる脳を知ることができる簡易テストです。
右腕が下にあった方は、ものごとをアウトプットする際に右脳をメインに使っています。
左腕が下にあった方は、ものごとをアウトプットする際に左脳をメインに使っています。
【そして、この2つの簡易テストの結果を組み合わせて、自分の利き脳のタイプを診断します。】
【A】右親指と右腕が下にあった方は、右右という意味で「うう脳タイプ」
【B】右親指と左腕が下にあった方は、右左という意味で「うさ脳タイプ」
【C】左親指と右腕が下にあった場合は、左右という意味で「さう脳タイプ」
【D】左親指と左腕が下にあった場合は、左左という意味で「ささ脳タイプ」
と呼ばれています。
【これら4つ、それぞれのタイプの特徴は、このようなものです。】
【A】うう脳タイプの方は、ものごとを直感的にとらえて、感覚的に処理することが得意で、本人も無意識に自覚しているところがあるため、直感や感覚をとても大切にしています。その様子が周りにはマイペースで楽観的に映るようです。
【B】うさ脳タイプの方は、ものごとを直感的にとらえて、筋道を立てて冷静に処理することが得意なのだそう。自分が考えた合理的な筋道というものがあり、冷静に処理していくので、周りには完璧主義のように映ることもあるようです。
【C】さう脳タイプの方は、ものごとを冷静かつ合理的にとらえて、感覚的に処理することが得意なのだとか。ときに目の前のものごとと理想との開きやギャップに違和感を覚えることもあるようですが、感覚的に処理することが得意なので、細部を必要以上に気にすることはないのだとか。
【D】ささ脳タイプの方は、ものごとを冷静かつ合理的にとらえて、更にそこから筋道を立てて冷静に処理することが得意なのだそう。その様子が周りには几帳面に映ることもあるようです。
ざっくりではありますけれど、自分がどのような脳タイプの傾向があるのかを知っていると、思わぬところで気持ちが楽になることもあるかもしれません。
例えば、お料理のレシピ。
最初から最後まで書いてある通りに作るという方もいれば、ざっくりと把握したらあとは自己流という方もいらっしゃるでしょうし、途中まではレシピ通りに作るけれど、そこから先はその時の閃きでという方もいらっしゃるかと。
他にも家電の取扱説明書は、隅から隅まで目を通すという方もいれば、知りたいところだけ見て後は感覚で、使いながら覚えるという方もいらっしゃいますよね。
このようなところに、脳タイプがチラリと現れてきます。
目の前で自分と異なる動きをされたとき、落ち着かない気持ちになったり、必要以上に心配に思えたり、イライラしてしまうようなこともあるかもしれないのですが、誰もが無意識に自分が得意な方法で取り組んでいて、同じ答えに辿り着く方法も人それぞれだったり致します。
利き脳をきっかけに、どうか大らかに、相手のことも自分のことも見守ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、この簡易テストで出た結果に違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。
ハズレているわけではないけれど、ちょっとこの部分が違うというような違和感です。
これは、自分が身を置いている環境や職業、関わり合っている様々なものごとによって、本来のタイプが変わることもあると言われています。
もしかしたら、そのような影響による結果が出ているのかもしれませんので、違和感は違和感のまま受け取って、結果とは異なる要素も持っているのだなと、柔軟にとらえてみて下さいませ。
そして、大人になりますと閃きやイメージといった右脳を使用する機会が減りますので、
時には、人に迷惑をかけないような類のものごとなどを通して、積極的に右脳を刺激してみると、思わぬ気持ちの変化を経験できるかもしれません。
本回も、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
今日も何かひとつ、ちょっとしたワクワクが発見できますように☆彡
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