1時間ほどの時間ができた。
大の字で寝転がるか気になっていたことを一つ片づけるか迷い、その日口にした少々カロリー多めのランチメニューを消費すべく後者を取ることにした。
気になっていたことの中から選んだのは、マットレスのお掃除である。
普段から汚れのお手入れや除湿乾燥をしていたとしても、夏を乗り切ったマットレスには皮脂を含んだ汗が染みていることが多いため、少し念入りに行っておくと良いと聞く。
もう何年もお掃除をしていないという場合や自力のお掃除が大変だという場合は、マットレス洗浄の専門業者に依頼するのも手なのだけれど、
中には寝室には人を入れたくないという方や、汚れを見られてしまうのは恥ずかしいという方もいらっしゃると思いますので、
今回は、随分と前にお掃除のプロの方に教えていただいたマットレスのお掃除方法の中から汗ジミケアのお話をシェアさせていただければと思います。
ご興味ありましたら、ちらりとのぞいていって下さいませ。
マットレスは私たちが想像する以上に、大量の汗を吸収しています。
オールシーズン、布団乾燥機などを使用して、こまめに乾燥させていたとしても夏の終わりには薄っすらとしたシミが出来ることもあります。
このようなシミを発見してしまった時には、焦らず、慌てず、おしゃれ着専用の洗剤と重曹、擦り傷や切り傷の消毒に使うオキシドールを使ってササッとケアします。
シミが出来ていない場合もマットレスの表面をこれでケアしておくと、汚れ落としとできかけているシミのケアができます。
【1】まずは、お布団などを干している間に窓を開けて掃除機で表面のホコリを取り除きます。
【2】洗面器に、おしゃれ着専用洗剤を入れてぬるま湯で薄めます。私は目分量なのですが、ご使用洗剤に書かれている、おしゃれ着を手洗いするときの分量の洗濯液を作るイメージで良いかと思います。洗濯液を濃く作りすぎてしまうと、すすぎ作業が少々面倒なものになりますので、欲張らずに気持ち薄めでも十分です。
【3】タオルを洗濯液に浸して絞ったら、シミができている部分を中心に押し当てて汗ジミをタオルに写し取る様なイメージで叩くようにして拭きます。シミの部分のケアが終わったら、マットレス全体を軽く拭きます。
【4】次に、スプレーボトルにオキシドール50mlと重曹を小さじ1/2杯弱ほど入れ、シャカシャカと混ぜ合わせたものを、シミの部分に吹きかけます。その後、マットレスの全体にも吹きかけます。これがシミ取りのポイントなのでシミ部分には、しっかりと吹きかけておおきます。
使用量は、マットレスの大きさやシミの部分だけケアするのか、全体をケアするのかでも変わってきますので、必要に応じて作り足しをしてください。
【5】この状態で、1時間ほど放置します。
【6】この段階である程度のシミは消えているのですが、【2】で使用した洗剤がマットレスに浸み込んでいるので、ぬるま湯に浸けて絞ったタオルで拭き上げます。シミ部分は、今度は洗剤を写し取るようなイメージで叩き拭きします。
【7】直射日光が当たらない状態で、しっかりと乾かしたら完成です。布団乾燥機をお持ちの方は、1、2時間ほど自然乾燥させた後に、布団乾燥機でしっかりと乾かすと安心です。お持ちでない場合は、しっかりと自然乾燥させた後、湿り気を感じる部分はドライヤーを使用しても良いと思います。
汚れとシミケアの方法なのですが、お部屋の空気がとてもスッキリします。
寝室に消臭スプレーが欠かせないという方は、マットレスに浸み込んだ汗のニオイが原因という疑いがありますので、一度、マットレスケアを検討してみると良いかもしれません。
衣類用の漂白剤を使ってケアする方法も見聞きするのですが、漂白剤の拭き取り作業も加わってしまうので、手軽にケアしたい場合は拭き取り作業が不要になるオキシドールがおすすめです。
救急箱にオキシドールを入れているけれど消費しきれていないという方は、いざという時の消毒アイテムとマットレスのお掃除アイテムを兼ねて救急箱に忍ばせておきますと、程良いタイミングでローリングストックできるのではないでしょうか。
汚れ具合によっても合う、合わないがあるかもしれないのですが、自宅で扱いやすいものを使ってできる方法ですので、何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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