幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

ハッピーバースデーと冒険心と。

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数週間ほど前のことである。

久しぶりに立ち寄った書店内を見回っていると、「11月30日は小説家、マークトゥエインの誕生日です」と書かれたポップが視界に入った。

マークトゥエイン……知っているけれど何を書いた方だったかしら?と、記憶ボックスの中からいつの間にか抜け落ちたものを拾い上げるべく、ポップに近づいた。

すると、ポップ付近には『トム・ソーヤの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』が置いてあり、「そうそうそう、トム・ソーヤの人だ」と私の記憶が反応した。

マーク・トゥエインは、アメリカ出身の小説家で多くの小説を世に送り出している。

そして、それらの作品の多くが世界中で翻訳、映像化されるなどしている。

トム・ソーヤの冒険は、日本国内だけみても多くの翻訳家たちによって翻訳されたトム・ソーヤの冒険があり、大人も子どもも魅了される作品であることが窺える。

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私は、子どもの頃はこの手の本に全く興味がなく手に取ることすらしなかったのだけれど、大人に半分くらい足を突っ込んだ頃に漸く、読んでみてもいいかなという妙な上から目線で、書店に並ぶそれに手を伸ばしたのである。

世の中のことをそれなりに理解できる年齢に達していたこともあり、ストーリーに忍ばせてある教訓のようなものを感じ取って、ストーリーの本筋とは異なる視点で思うこともあったのだけれど、それを差し引いても面白い作品だと感じることができた記憶が残っている。

そしてそのとき、幼き頃に読んでいたのなら、もっともっと純粋にトム・ソーヤの世界を冒険できたのではないだろうかと思ったりもしている。

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この物語の主人公は、幼くして両親を亡くし叔母のもとで暮らしている少年トム(トム・ソーヤ)である。

トムは、勉強やお手伝いよりも悪戯に全エネルギーを注ぎ、周りの大人たちに叱られつつも友人たちと日々を伸び伸びと送っているのだけれど、

ある日の夜、街のはずれでホームレス生活を送る親友のハックと探検に出かけた墓地で殺人事件を目撃するのだ。

その犯人は、偶然通りかかった酔っ払いに殺人の罪を被せて逃げようとするのだけれど、トムの証言によって犯罪がバレたため、逃げ出して以降、行方不明となる。

それから月日が過ぎたある日、トムは友人と洞窟へ遊びに行くのだけれど、洞窟内で道に迷って外へ出られなくなっているところで、あの殺人犯に遭遇し、様々なものと闘いながら脱出するというストーリーである。

トムソーヤという響きを耳にするとディズニーランド内にあるトムソーヤ島を連想する方もいらっしゃるのではないだろうか。

それもそのはず、あのウォルト・ディズニーも『トム・ソーヤの冒険』を愛読していた一人だという。

だからなのだろう。

あのトムソーヤ島には、『トム・ソーヤの冒険』内に登場するあれやこれやが作られているので、足を運ぶ予定がある方は『トム・ソーヤの冒険』を読んでおくと冒険気分をたっぷりと味わえるのではないだろうか。

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ウォルト・ディズニーも心踊らされた小説家・マーク・トウェインの誕生日が本日11月30日とのこと。

彼の誕生日を知ったのは数週間前なのだけれど、心躍る作品を生み出してくれたことに感謝するとともに、いくつになっても心躍る感覚を忘れずに日々を重ねていこうと思った11月末日である。

Let me wish you a happy birthday.

Dear Mark Twain.

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/