先日、目の前に黄金色をした夕焼けが広がっていた。
私が一番好きだと感じている夕焼け空とは異なっていたけれど、人の心を動かすものは、そのような人が持つ好み云々を軽々と超えて、存在を印象付けてくる。
「もうさ、好きとか嫌いとか、そんな小さなことは関係ないんじゃない?」
そんな声がどこからか聞こえてきそうなくらい、ただただ幻想的な空が少し離れた場所に広がっていて、またひとつ、素敵な瞬間に立ち会えた、そう思った。
しかし、日々は生活でもある。
感動真っ只中に居たはずの私は直ぐに現実に引き戻されて、黙々と、不要になった諸々を大きなゴミ袋の中に入れる作業を再開した。
ひと通りの作業を終えて、郵便受けに入れられていたチラシをゴミ袋に入れていたのだけれど、近所にあるビルに新しく入った店舗のチラシがあった。
この時季のおすすめは「腹巻」とのことで、その響きに反して素敵なデザインのそれがズラリと画像で並べられていた。
腹巻は近年、様々な視点で見直されてアイテムである。
内臓の冷えは老若男女を問わず、健康と美容を問わず、気にして損をすることはない視点だ。
内臓をしっかりと温めることができれば、基礎代謝があがり内臓が本来の力をしっかりと発揮してくれるため、消化不良やメタボリックシンドローム、肌荒れ、頭痛、便秘、浮腫み、不眠、めまい、疲れ、体脂肪の増加など防いだり、緩和したりと、健やかさの土台ケアにはもってこいなのである。
幸せのレシピ集内でも、様々な視点から内臓の冷え対策をシェアさせていただいているけれど、共通して言えるのは、体の中心を温めて、この体の中心にできた“あったか玉”をできるだけキープすると良いということ。
お風呂や食べ物、ペットボトル温灸などで小まめに温かさをキープするのも手なのだけれど、腹巻は手間暇を大きく省くことができるため侮れない。
私の身近にいる知人の幾人かは、睡眠中のみ腹巻をするようになって顔の血色が良くなり、目の下にあった万年クマが消えている。
そのような様子を見てきたこともあり、腹巻について調べたことがあるのだけれど、この腹巻を選ぶ際にはポイントがあるという。
できるだけ、化学繊維ではなく綿やシルクなどの天然ものを選び、インナーとナイトウエアの間に腹巻を挟むような着用方法が良いのだそう。
化学的な根拠は無いと記憶しているのだけれど、化学繊維の温かさは皮膚表面や体内を乾燥させて脱水症状を引き起こすこともあるそうで、
ご高齢の方が入居しているケアホームなどでは天然素材を使用したインナーを推奨しているところも多いと聞く。
化学繊維にも化学繊維ならではの良さがあるため、絶対にダメだという話ではないけれど、何をしても温まり難いと感じる方は、天然素材を使用して違いを確認してみるのも手、であるように思う。
幻想的な黄金色の夕焼けの話題から腹巻の話題に着地してしまった本日ですが、楽しむにも、乗り越えるにも、耐えるにも、ジャンプするのにも、大笑いするのにも健やかな心と体が必要です。
今日も心身ぽっかぽかでまいりましょうね。
何かしらのヒントやキッカケにしていただけましたら幸いです。
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