幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

一陽来復を前に思ふこと。

f:id:hiiragi1111:20191217153023j:plain

もうすぐ冬至がやってくる。

冬至は、太陽の位置が北半球において一年で一番低くなる日。

このため日照時間も一番短くなる日なのだけれど、このような条件を満たしていなければいけないこともあり、日付が変わる点が少しばかり厄介である。

今年(2019年)の冬至は12月22日の日曜日なので、お休みの方、お仕事をしている方といらっしゃるけれど、1日の終わりに柚子を浮かべた湯船でホッと一息つくのも乙なのではないだろうか。

この時季になると毎年触れているのだけれど、冬至は一年で一番日が短くなる日。

ということは、翌日からは、日が少しずつ長くなっていくということでもある。

冬本番をこれから迎えようとしているタイミングでこのようなことを耳にすると、妙な感覚を覚えなくもないけれど、自然は私たちの感覚などお構いなし、日は着々と長くなっていくのである。

そして、この様子を日本や中国では、冬至の日は太陽の力が一番弱いけれど、この日を境に再び太陽の力が甦るとして、陰が極まり再び陽に転じる日という意味の「一陽来復(いちようらいふく)」と呼んでいる。

もっと簡単に言うならば、この日は太陽のお誕生日のようなものなので、冬至を境に皆が上昇運に転じる日として大切にしてきたのだ。

f:id:hiiragi1111:20191217152920j:plain

そんな冬至という日を数日後に控えているとは感じ難い気温だと感じているのは私だけないようで、今年は紅葉の時期が長いという声を多く耳にした。

私は紅葉狩りと言えるような遠出は出来ずの秋で、紅葉狩りの場は専ら街中メインだったけれど、今年は桜木の紅葉に目を奪われることが多く、朱がかった赤と、黄色を混ぜ込んだような2種類の赤に色付いた桜の葉からは、桜木の新たな一面を堪能させてもらったように思う。

その桜木も裸木となりつつあるこの頃なのだけれど、数日前に目にしたそれの枝先には、既に、小さな蕾がびっしりと付いていた。

そのような姿を目にすると、これから着々と日が長くなっていくことも妙に腑に落ちたりもして。

f:id:hiiragi1111:20191217153104j:plain

ツイているときと、そうでないときがあり、自分が思う形でモノゴトが進んだり受け取ったりできないこともあるけれど、

このようなときには先人たちの風習を借りて、それを楽しんだり一息ついたりしながら、気持ちを落ち着かせたり、更に高めたり、切り替えたりするのも、1年を上手く乗り切るコツであるように思う。

そのようなことを思いつつ、冬至の日に湯船に浮かべる柚子を準備した日。

お時間に余裕がありましたら、柚子湯の準備などいかがでしょうか。

関連記事:

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/