ドラッグストアの前を通ると、マスクや除菌スプレーなどの入荷未定を知らせる貼り紙があった。
新型コロナウイルスの影響である。
我が家は、普段使っているものを使い切ったときには非常時用に手を付けるつもりでいたため、特別に何かを買い足すことはしていないのだけれど、
この日は似たような貼り紙を幾度か目にしたものだから、思わず、消毒や除菌に関するアイテムのストック量を頭の中で振り返ってしまった。
慌てず、過度に怯えずに、できることをすれば良いと思っていても、普段とは異なる状況が目の前に現れると、それなりに気持ちを揺さぶられるようだ。
マスクだけをしていれば完全に防ぐことができるというようなものではないため、出来る全ての合わせ技で対応する必要があることを思い、この日は自宅内を消毒しておくことにした。
普段であれば、アルコール除菌ができるウェットティッシュや除菌スプレーを使って簡単に済ませているのだけれど、これらは現在、限りあるアイテムなので、今回は使いきれずに残っていた台所用漂白剤のキッチンハイター(塩素系)で消毒することに。
キッチンハイターは衣類に付着すれば色落ちしてしまうし、濃度が濃い漂白剤なので薄める手間が面倒で扱いが難しいイメージがあり、私は収納庫の奥で眠らせてしまうことが多かったのだけれど、
いつだったか、医療従事者の知人から台所用漂白剤のキッチンハイター(塩素系)を使い切るための方法のひとつとして教えてもらったのが、この消毒である。
この漂白剤は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)でできており、この成分は、物の表面を消毒するのに適した成分だと言われている。
使用上の注意は、手袋をしないで使用すると手が乾燥して荒れるので、この消毒液を使う際には必ず手袋をすること。
作った消毒液は必ず、その日のうちに使い切ること。
使いきれなかった分は、排水溝の消毒を兼ねて廃棄すること。
スプレーボトルでシューッと吹き付けることは絶対にしないこと。
次亜塩素酸ナトリウムは金属を錆びさせてしまう性質があるため、消毒後は必ず水拭きをすること。
漂白剤なので色柄ものに付着すると色落ちするので、布素材には使用しないこと、などです。
消毒液の作り方は、ボトルにも記載がありますが、1リットルの水に対して2~3mlほどのキッチンハイターを入れるだけ。
私は、濃すぎるのも何かと気になってしまうので1リットルの水に対して2ml入れています。
あとは、雑巾を消毒液に浸し手袋をした手で絞り、これで玄関ドアや床を拭いたり、ドアノブや電気のスイッチなど人が頻繁に触れる場所を拭き、トイレの中も拭きあげます。
ひと通り拭き終わったら、お掃除のスタート地点から順に水拭きをして消毒完了です。
消毒をした後すぐに水拭きしてしまうと、消毒が十分ではないこともあるそうで、目安としては消毒から10分ほど放置した後に水拭きするのが良いのだそう。
私は時間を図るのも面倒なので、お掃除ルートを予め決めておき、1度目は消毒を、2度目は水拭きをするというスタイルに定着しています。
手軽に消毒できるようなアイテムを、いつでも手軽に入手できる環境であればいいのですが、思うように入手できないようであれば、
消毒用のアルコールを含んだ除菌スプレーや除菌効果があるウェットティッシュは手や皮膚などに使用して、
ご自宅内の消毒には、眠らせたままになっている台所用漂白剤のキッチンハイター(塩素系)などを使うのも手であるように思います。
私もこの話題に触れるにあたり、改めて、台所用漂白剤のキッチンハイター(塩素系)の主成分である次亜塩素酸ナトリウムのことを調べてみました。
大まかな内容はシェアさせていただいたと思うのですが、もっと詳しく知りたいという方は下記の関連リンク先(厚生労働省HP)からも情報を得ることができますので、参考にしていただければと思います。
見えないものや知らないものに対しては、どうしても怖さが先に立つこともありますけれど、「できることを丁寧に」そのように思います。
何かしらのヒントやキッカケにしていただけましたら幸いです。
本日も、ここへ足を運んでくださっている皆様が健やかでありますように☆彡
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