幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

真鍮アクセサリーとのお付き合い。

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少しずつ夏に向かっていくのかと思いきや、今年は既に夏日を思わせる日もちらりほらりと。

素肌に乗せるアクセサリーが、より映える季節である。

残念ながら私は、金属アレルギー持ちということもあって、身につけられる素材が限られているので何でも自由にとはいかないのだけれど、肌トラブルとは無縁の友人たちが夏らしいアクセサリーを遊び心で身につけている様子を眺められることが楽しい季節でもある。

古くはローマ時代から使用されているらしい真鍮は、耐久性があって加工もしやすい特性から、金属をはじめとする様々な素材をコーティングする(メッキ加工)際にも使われている。

真鍮は銅と亜鉛が混ざっているのだけれど、金属アレルギーを持っている方は亜鉛に肌が反応してしまうことが多い。

私もその口なのだけれど、亜鉛は酸化亜鉛というような名で化粧品などにも含まれていることが多く、安心して使うことができるものを探すのも一苦労である。

このような肌トラブルが起きる原因は、真鍮という素材が水に弱いからである。

これからの季節は、アクセサリーに汗が触れることが多く、金属が肌の上で酸化してしまいアレルギー症状や肌トラブルを招くのだ。

肌が弱い方には、このようなトラブルが起きるのだけれど、肌が強い方には、お気に入りのアクセサリーが黒ずむ、錆びるといったトラブルが起きる季節でもある。

今回は、後者のトラブル対処法のお話をと思っております。

真鍮製のアクセサリーを身につける機会がある方は、セルフチェックも兼ねてちらりとのぞいていってくださいませ。

(金属アレルギー視点でみる真鍮アクセサリーの話題は、またいつか、機会がありましたら……。)

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汗をかきやすく水に触れる機会が増えるこれからの時季は、真鍮製のアクセサリーの酸化が起こりやすく、気付いた時には既に黒ずみや錆が現れていたということがよくあります。

また、お手入れをしていても経年劣化によって現れる黒ずみや錆は避けられないので、できるだけ購入時の状態をキープするためには、ちょっとしたコツがあります。

まずは、帰宅して素肌に触れていたアクセサリーを外したら、手を洗うついでにアクセサリーも洗ってしまうと、随分とアクセサリーの持ちがよくなります。

水に濡らすことができない石などが付いている場合は乾拭きが安全ですけれど、丸洗いできる素材のみであれば、泡が付いた手でアクセサリーを軽く撫でるようにして汗などの水分と皮脂汚れを洗い、流水で石鹸をしっかりと洗い流したら、タオルとヘアドライヤーを使って乾かします。

真鍮は、使っていなくても空気に触れることで少しずつ酸化していく素材なので、しっかりと乾かした後は、密封袋に入れて保管すると黒ずみや錆の発生と経年劣化を遅らせることができます。

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しかし、使う度にケアするのは大変で、つい黒ずみや錆を発生させてしまったという場合には、自宅にあるお酢やレモン果汁などを使って、黒ずみや錆を一掃することもできます。

アクセサリーが入る小皿を用意し、そこにアクセサリーがひたひたに浸かるほどのお酢やレモン果汁を注ぎ入れて3分ほど待ちます。

このときに、アクセサリーの隅々にまでお酢やレモン果汁が行き渡るように、爪楊枝などを使ってアクセサリーを動かすと、黒ずみや錆の落ちムラを無くすことができます。

3分ほど浸したあとは、流水でしっかりとお酢を洗い流し、タオルなどで水分を拭き取り、ヘアドライヤーでアクセサリーの溝などに残っている水分も乾かします。

少しでも水分が残っていると、その部分で化学反応が起こって酸化が広がるので、ヘアドライヤーを使うと短時間でしっかりと乾かすことができるので安心です。

ただ、この方法は真鍮を丸ごとキレイにする方法なので、アンティーク加工を施してあるものや、敢えて黒ずみや錆びを残しながらセルフヴィンテージに仕上げているといったアクセサリーのお手入れには向きません。

そのようなアクセサリーの汚れを落としたい場合は、重曹に水を混ぜて作った重曹ペーストを付けたタオルで必要な場所の汚れを拭い取り、アクセサリーを流水洗いした後、タオルとヘアドライヤーを使ってしっかりと水分を乾かすと風合いを損ねずに汚れを落とすことができます。

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アクセサリーやジュエリーは、それぞれに、それぞれの良さや楽しみ方があります。

と同時に、それぞれの良さを保つためのお手入れのコツもそれぞれにありますので、お手持ちの愛用品に適したお手入れを確認してみるのも良いのではないかと思います。

何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。

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