幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

ワインを飲むと二日酔いで頭痛になるという方、本当に二日酔いですか?

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時々、ワインを飲んだ時に限って二日酔いになるからワインは苦手、という方がいらっしゃいます。

ワインに対して「苦手」という言葉を選んでいる辺り、

ワインそのものが嫌いではないことが薄っすらと透けて見えているような気が致します。

もちろん、ワインのアルコールによる二日酔いという場合もあるのだけれど、

ワインに含まれている、ある成分が頭痛を引き起こしてことがあるのです。

もしも、ワインを飲んだり、チーズやチョコレートを食べた時に頭痛を感じる方は、

本当に二日酔いなのセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。

今回は、食べ物と頭痛の関係を覗いてみたいと思います。

お時間がありましたら、ご自分の体のリアクションを思い出しつつ、覗いていってくださいませ。

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実は、ワインやチーズ、チョコレートなどには、

頭痛や吐き気を引き起こす原因になるチラミン、テオブロミンという成分が含まれています。

私自身、これらが豊富に含まれているものを多く口にしますと、

その時の体調や口にした量により差は生じるものの頭痛を感じることがあります。

他にもチラミンやテオブロミンを含んでいる食べ物に、

味噌やお醤油、レバーやビールなどが挙げられますが、

特に多く含まれていると言われているものがワインとチーズなのです。

二日酔いになってしまうくらいの量のお酒を召し上がっていないのに、

寝る前や翌日に頭痛がする場合はチラミンに体が反応している可能性があります。

また、ワインのお供にチーズやチョコレートを選んでいる場合も頭痛を引き起こしやすくなります。

 

どうして、このようなことが起こるのかと申しますと、

チラミンやテオブロミンが体内に入ると血管の収縮が起こるのだそう。

そして、チラミンの効果が切れると収縮していた血管がもとに戻ろうとして拡張します。

この振り幅が大きいと頭痛が発生するようです。

子どもなどがチョコレートを食べ過ぎた時に鼻血を出すことがありますが、

これも、チラミンやテオブロミンなどによって血管の収縮や拡張が原因だと言われています。

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時々、頭痛時にチョコレートを口にすると緩和するとおっしゃる方がいます。

このシチュエーションは、脳内エネルギーが低下して血糖値が下がっているため、

血糖値を上げようと脳内に大量のアドレナリンが分泌されており、

このアドレナリンが頭痛を引きこしていると言われています。

この時にチョコレートを口にしますと、

脳内にチョコレートの糖分が栄養として送り込まれ、

下がっていた血糖値が上がりアドレナリンを分泌する必要が無くなります。

頭痛を引き起こしていたアドレナリンがストップしますので

同時に頭痛も治まるという仕組みです。

 

同じ頭痛という症状ですが、頭痛を引き起こしている原因が異なるため、

チョコレートを食べて頭痛が治まる方と、頭痛が悪化してしまう方がいます。

食べ物によって引き起こされる頭痛は、

体質や、その時々の個々の体調にも影響されるため、

食べ物を摂取する際の適量も人それぞれですので、

自分以外の方にアドバイスしたり、アドバイスを受けたときなどには少し注意が必要です。

目安などをお伝えすることは出来ませんが、

ご自分の頭痛の原因が分かっていれば慌てる必要も、症状を悪化させることもありません。

ワインやチーズ、チョコレートを召し上がられた際には、

ご自分の体のリアクションを観察しておいてみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は、ワインやチーズ、チョコレートを口にした日は、

お水をたっぷりと飲むようにしています。

こうしておくと、体内に取り込まれたチラミンやテオブロミンが薄まるのか、

体の外へ出ていきやすくなるのかダメージを受けずに過ごすことが出来ています。

すぐに使うことができる知識ではないかもしれませんが、

「あれ?もしかして」そう思われた際に頭の片隅から引っ張り出していただけましたら幸いです。

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カラッとしているこの時季に畳のお手入れをしてみませんか。

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近頃は、和室の在り方や畳の在り方も年々変化しており、

和室を設けていないお宅も増えてきておりますが、

皆さんのご自宅には和室、畳のお部屋はありますでしょうか。

今回は、この季節だからこそできる畳のお手入れのお話を少し、と思っております。

お手入れと言っても、今回はお掃除ではなく、

カビを寄せ付けない、繁殖させないためのお手入れです。

 

カビのお手入れと言えばジメジメとした梅雨の時期を思い浮かべますが、

これだけ暑い日が続きますと家も汗をかくことがあります。

外出先から帰宅すると家の中がじっとりとしているように感じることはないでしょうか。

このようなことが続きますと、空気がこもっているお部屋の隅などにカビが生えることがあります。

気密性が高いマンションの浴室などは、

うっかり換気を忘れると生乾きのようなにおいが発生し、

カビの繁殖を感じることなどありませんか。

浴室は洗剤やカビ取り剤を使ってカビを洗い流してしまえばサッパリしますが、

畳のように繊維の奥でカビ菌が発生してしまっている場合、

カビの胞子が育っていることや、舞っていることに気付かないまま過ごしてしまうこともあります。

カビはアレルギー症状やアトピーを引き起こす原因のひとつでもありますので、

早め、早めに手を打っておきたいところです。

 

カビのお手入れに重宝するのはエタノールですね。

エタノールと雑巾を用意したら、

まずは、お手入れの前に畳の素材を確認しておきましょう。

通常、畳は天然素材の「い草」で作られておりますが、

最近は天然素材と人工素材を使った畳もあります。

人工素材が使われている場合は、

購入時などに確認されているお手入れ方法でお手入れを行ってくださいませ。

通常の「い草」の畳の場合はエタノールの原液を使ってお手入れをします。

 

まずは、掃除機を使って畳の目に沿って普段よりも気持ち丁寧にホコリやカビを吸い取ります。

特に空気の逃げ場がなく溜まってしまうような場所は念入りに吸い取ります。

この時に、カビを発見した場合は、

ブラシなどを使って畳の目にそってカビを掻きだすようにして取り除き、掃除機で吸い取ります。

掃除機をかけ終えたら、エタノールの原液を染み込ませた雑巾で、

エタノールを畳の目の奥に染み込ませるようにして畳を拭いていきます。

私はズボラなため、エタノールを気持ち多めに畳に直接スプレーし、

雑巾で素早く塗り広げながら染み込ませるようにして畳を拭いています。

肌が弱い方は手荒れをしないようにハンドクリームを塗っておいたり、

お掃除用の手袋をするなどしてお肌を守ることもお忘れなく。

畳を拭きあげたら、窓を開け放って換気をしながらエタノールを蒸発させます。

梅雨の時期や雨の日にお手入れをしますと、完全に乾くまでに時間がかかり、

しばらく気に掛けなくてはいけませんので、

窓を開けておくだけで畳の奥まで素早くカラリと乾く、この時季のカビケアがおすすめです。

エタノールが蒸発し、畳が完全に乾きますと、畳の表面がサラッと軽やかになり、

畳の気持ち良さ、心地よさを再確認できるかと思います。

今はライフスタイルなどの変化によって、

畳の陰干しなどを行う方も少なくなっていると思いますので、

このような畳ケアをしておきますと、きれいな畳を長く楽しむことができます。

私も畳の陰干しまではケアが行き届いておりませんので、

年に1度ではありますが、この時季にカビケアをしております。

最近、畳のお手入れをしていないかも。と思われた方は、

夏の終わりのカビケアなどいかがでしょうか。

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パイナップルが咲かせる花をご存知かしら?

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体の芯に響く陽気なメロディーと和太鼓のリズムと

人々の熱気に混ざった屋台から漂う美味しそうな匂いは、夏祭りそのものだ。

色々な夏祭りの思い出を少しばかり回想しつつ

人混みをかきわけるようにして、目的地を目指した。

日もすっかり暮れているというのに昼間のような暑さに包まれている通りでは、

きゅうりの串刺しやパイナップルの串刺しを手に夜店を覗く人たちの姿が幾度目に入った。

パイナップルと言えば、コロンブスがアメリカ大陸を発見した際、

ヨーロッパに持ち込んだと言われている植物だけれども、

他のフルーツと異なり、植物としての顔とフルーツとしての顔を持っている。

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今回は、この時季に美味しいパイナップルのそのようなお話を少し、と思っております。

お時間がありましたら、ちらり、覗いて行ってくださいませ。

 

ワタクシ、パイナップル(pineapple)という名前のスペルを見て、

パインなの?アップルなの?と密かにヤキモキしていたことがあり、

調査に乗り出したことがあるのです。

すると、パイナップル(pineapple)の語源は、松の木を表すパイン(pine)と、

果実を表すアップル(apple)という言葉が繋げられて出来たものでした。

今ではアップルと言えばリンゴのことですが、

遠い時代は、アップルと言えば様々なフルーツの総称だったのだそう。

しかも、パイナップル(pineapple)は当初、松ぼっくりを指していたというのです。

しかし、松ぼっくりの姿とパイナップルの姿は、どことなく似ているのでは?

と感じる方が増えたようで、

松ぼっくりではなく果実の方をパイナップル(pineapple)と呼ぶようになったのだとか。

少々ややこしくも感じる名前ですが、

このような流れを経て現在の呼び名に定着したようです。

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そして、パイナップルには私たちが知るフルーツとしての顔の他に、

観葉植物としての顔があることをご存知でしょうか。

アナナスという名で親しまれており、素敵なすみれ色の花を咲かせます。

もし、ご興味ありましたら葉っぱ付きのパイナップルを購入し、

葉が出ている頭の部分をカットして、しばらくの間、カット部分を水に浸して根を育て、

根が生えてきたところで、しっかりと鉢植えして育てますと、

アナナスの、いや、パイナップルの花を観賞することができます。

花が咲くまでの間もグリーンの葉が目にも鮮やかですので、

パイナップルだということをいうことを忘れて観葉植物として楽しむことができるかと思います。

ポイントは、根が伸びてくるまでの水替えを丁寧に行い、しっかりと根を伸ばすことです。

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花が咲くということは、パイナップルは花言葉も持っています。

それは、「あなたは完璧です」、「完全無欠」、「歓迎します」、「満足」といったもの。

パイナップルは小さな実がいくつも集まって出来るフルーツで、

小さな実が集まってひとつの完成形を作り上げているのですが、

この様子が「完全」「完璧」といったような花言葉として残されているようです。

最近では、葉っぱ付きのパイナップルを目にする機会も減っていますが、

パイナップルを目にした際には、様々な角度から眺めてみてはいかがでしょうか。

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バッテリーのご利用も計画的に。

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自宅を出る前にはフル充電されていたはずのスマートフォン。

外出して3時間も経たぬ間に2割ほどになっていた。

帰宅時までもたないという緊急事態を回避するために、

常に鞄に忍ばせてあるバッテリーと

息が絶えかけている我が相棒のスマートフォンを一本のコードで繋いだ。

私にとって、スマートフォン、PC、タブレットは、仕事柄、相棒のようなもの。

どれかひとつでもコンディションが危うくなると、

不安にも似たストレスを感じてしまうことがある。

だからだろう、どの端末からもある程度同じパフォーマンスが行えるよう、

相棒たちには少々過酷を強いている。

私の期待に応えてフル稼働してくれているのだろう。

彼らは、非常に食欲旺盛だ。

バッテリーという名の非常食を与えたにも関わらず、

またすぐにエネルギー切れを起こすことも多く、

いつの間にか自宅には外出時に購入したバッテリーが無駄に増えていた。

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もちろん、無駄にならないようにと使い捨てタイプではなく、

再利用できるものを選んでいたのだけれど本末転倒感は否めない。

そのようなことを頭の片隅にチラつかせていたある日、

某番組が、4、5回分の充電ができるバッテリーを紹介していたのだ。

なんてタイムリーな話題なのだろう、とテレビを見ながらスマートフォン片手に購入を決めた。

これまでは、緊急事態を回避するために

コンビニやバラエティーショップなどで手軽なものを購入していたのだけれど、

今回は緊急事態を起こさないための購入。

求める品は同じだけれども購入時の気持ちが大きく違えば、

これまでの購入品がいかに、間に合わせのためのものだったのか

偶然にも詳しく知る機会となった。

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それから2日ほどして届いたバッテリーと言う名の、相棒たちの非常食を、

緊急事態を想定してスマートフォンに絞って使ってみることにした。

これが、驚きの安定感を発揮し私の中途半端に抱き続けていたストレスは一気に開放された。

災害時の対策は施しているけれど、

このバッテリーも心強いアイテムのひとつになるに違いない。

武士の七道具と言えば、刀、太刀、弓、弓矢などが挙げられるけれど、

現代人にとっての七つ道具に、

スマートフォンやPC、タブレットといった通信機器を挙げても間違いではないだろう。

刀をスマートフォンに握り替えて情報社会という時代をゆく現代人。

そのような脳内劇場が始まりかけたときに、ふと目に飛び込んできた、

ほぼ、無駄になってしまったバッテリーの数々。

きっと、私のストレスと不安の表れだ。

バッテリーのご利用も貯蓄も計画的に。

そのような声が何処からともなく聞こえてきたような気がした。

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夏の珍客、蝉の心の叫び。

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朝起きて、エアコンで冷えている体を伸ばしながら窓を開けた。

爽やかな風を浴びながら……というような朝はもう少し先のようで、

直ぐにジリジリっとした熱気が部屋の中へ流れ込んでくる。

リビングも、たった数時間エアコンを切っていただけだというのに、

ホットヨガに良いんじゃないかしら。と思ってしまうくらい蓄熱されている。

窓を開けたところで、とも思うのだけれども、

全ての窓を開け放って再びエアコンのスイッチを押した。

その時だ、まだ目覚めきっていない私の耳にジジジジジジッと、

けたたましい蝉の羽音なのか、鳴き声なのか、ジジジジジジッが飛び込んできた。

その音に脳と体が一瞬にしてシャキッとするのは、

やはり、身の危険を感じた時に出される音に本能が反応しているのかもしれない。

恐る恐るベランダを覗くと、案の定、蝉がひっくり返って細い足と薄い羽をバタつかせていた。

「何をどうしたら、そんな豪快にひっくり返るのよ。」

私は、ひっくり返ったまま身動きがとれなくなっている蝉に

少しばかり冷ややかな眼差しを向けていた。

しばらく、蝉の様子を伺っていたのだけれど、

諦めたのか、体力温存中なのか、動くことも泣くこともしなくなった。

私は、我が家にある出来るだけ長い棒状のものを手に、

急に私の方へ飛んできやしないか怯えながら珍客の救出に向かった。

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そう言えば、昆虫好きだという方に薦められて蝉について書かれている本を読んだことがある。

正直なところ、蝉に関しての興味は全くなかったのだけれども、

その方があまりにも蝉について熱く語るものだから、蝉の何が、そこまで人を熱くさせるのか。

ちょっと覗いてみようかしら、という興味がその本を手に取るきっかけとなった。

本来全く興味を持てなかった蝉に関する本、

内容もあまり頭に入ってこなかったし、後半の方は斜め読みの飛ばし読み、という始末。

ただ、少しだけ印象に残っている記述があった。

それは、夏の風物詩のひとつでもあるというのに、蝉は暑さに弱い虫なのだそう。

蝉は短命だと言われているけれど、

短命である主な理由は、夏の暑さや天敵だといい、

仮に暑くなく、寒くもない適温の環境で天敵に見つかることもなければ、

3週間から最長2か月程は生きられるのだとか。

時々、9月も半ばを過ぎた季節外れに鳴き出す蝉がいるけれど、

あの蝉は、遅く生まれたこと、涼しくなってきていること、

天敵も真夏ほどいないことなどの条件が重なり、

寒くなるギリギリまで生きていられるのだそう。

蝉の命は一週間、そう思って過ごしてきた私には興味深い真実だったことを覚えている。

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そのようなことを思い出しながら、

1メートルほど先に仰向けに転がる蝉を何度か棒でつつき、ヒョイっとひっくり返した。

すると、薄い羽をバタつかせながら、

てっぷりとした体を持ち上げるようにして飛んでいった。

夏が苦手だというのなら、近年の暑さは蝉にも応えるだろうと思う。

あの日から、蝉の鳴き声が「暑いんだよ、暑いよ」という心の叫びに聞こえる柊希です。

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ところてんをお箸一本で!?

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甘味処の前を通り過ぎ、今年の夏は「ところてん」を口にしていないことに気が付いた。

華美な装いのSNS映えするスイーツに注目が集まりやすい昨今だけれども、

ツルツルッと口の中に入り込み、

体の中をほんの少しだけ涼やかにしてくれる「ところてん」。

カロリーオーバーという名の罪悪感と対峙しなくて済むところも

甘い気分?さっぱり気分?と、こちらに最終判断を委ねてくれるところも含めて、

その控えめさがいじらしいではないか。

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ところてんは、テングサやオゴノリと呼ばれる海藻を煮溶かして出た成分を冷やし固めたもの。

確かに姿はあるし掴むことも食感を楽しむことも出来るけれど、その9割以上が水分。

当然、良くも悪くも、栄養なんてありゃしないじゃない、と言われたりもするのだけれど、

栄養は持ち合わせておりませんが腸内お掃除はお任せくださいませ、

という、ところてんの控えめながら凛とした声が聞こえてきてもおかしくないくらい、

食物繊維は豊富だ。

この「ところてん」、時々、お箸一本で召し上がっている、ご年配の方を目にすることがある。

とても珍しい光景で、初めて目にした時には

「どうして?」「何ごとかしら?」「店員さん、だれかお箸を出して差し上げて」

などと思ったような気がしている。

 

ただでさえ、掴み難いところてんを、どうして、お箸一本で食べるのか。

諸説あるようなのだけれど、私の遠い記憶に残っているのは、こちらのお話。

当時の江戸では、お箸が貴重だったのだそう。

飲食店ではお箸を十分に準備していたとはいえ、

時々、お客さんの数にお箸が追い付かないこともあったよう。

そこで、ところてんにお箸を一本だけ添えて何とかこれで召し上がってくださいませ、

とお出ししたこの食べ方が、いつの間にか粋な食べ方だと広まったのだとか。

いつの時代も、何がブームになるのか分からないものだ。

ファッションも先陣を切って時代の最先端を行く人たちが、

堂々と自信をもって着こなすからこそ、

初めは違和感を覚えていた人々も「これが今のオシャレなのね」と安心し、

それならばと、新しいスタイルにトライ出来たりもする。

「ファッション」と「ところてん」を並べるのはどうかとも思うけれど、

当たらずと雖も遠からずのような気がしている。

 

このような、お箸不足説の他にも、

ところてんは当時、とても高級なお菓子だったため黒文字を使って食べられていたのだとか。

黒文字というのは、和菓子に添えてある竹や木を削って作られた平らな楊枝のこと。

ただ、この黒文字を常備している家庭は少なくお箸を黒文字に見立てて食べていたことから、

ところてんは、お箸一本で食べていたという説や、

お箸で摘まむことで繊細なところてんを崩さずにたべられるように、

という何とも日本人らしい配慮から

一本で食べるようになったという説なども残されているようだ。

このようなことを考えていたら、やはり、ところてんが頭から離れなくなってしまった。

近々、私のデザートには黒蜜をたっぷりと回しかけた「ところてん」が登場するに違いない。

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電車内にいた小さな冒険者

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電車内の座席は乗客で程よく埋まっていた。

私は揺れるつり革と外を流れる景色を交互に眺めながら、目的地を目指していた。

暑い……、こんな真っ昼間に外出するんじゃなかったかな。

夏が苦手な私は、今年もまた、そのようなことを思っていた。

ここまで暑いとスマートフォンを覗き込む気力も失われてしまうのか、

私は、時折、体を撫でるように吹く冷風を心待ちにしながら立っていた。

すると、少し先の視界で小さな何かが動いているような気配がした。

ボックスシートの背もたれ上部で動く何かに視線と意識を集中させた。

「(あ、アリか。)」

人間にくっついていたら、知らぬ間に電車内にまで運ばれてきてしまったのだろう。

「(あー、この小さなアリは故郷に帰ることが極めて難しい冒険の旅へ出てしまったのだな。)」

よくあるファンタジー作品のようなストーリーを脳内展開させながら、

しばらくアリの動向を見守った。

つい、アリにばかり気を取られていたけれど、

背もたれに背中を預けて座っている女性の髪の毛はアップスタイルで

トップスはノースリーブといった夏の装い。

アリに噛まれでもしたら大変、そう思った私は、

そのアリを払い退けようと手を伸ばそうとするも、伸ばしかけた手を引っ込めてしまった。

出かける前にテレビから聞こえてきた「ヒアリの話」を思い出してしまったからだ。

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どこぞの専門家が真剣な眼差しで言っていたのだ。

珍しいアリを見かけたら気軽に触れたりしないようにと。

アリが女性の方へ向かわないか気にしながら私はスマートフォンで「ヒアリ」の画像を検索した。

私が感じたヒアリの第一印象は、茶褐色のスケルトンボディーだということ。

そして、頭のような形をした赤黒いお尻を持ったアリだということ。

画像と目の前を右往左往しているアリを見比べてみた。

外からの日差しが大冒険真っ只中のアリを照らしているせいだろう、

目の前のアリのボディーも画像のそれと同じくらい茶褐色だった。

ただ、お尻は黒いとも大きいとも感じなかったため、ヒアリではないだろう、という結論に達した。

払い除ける勇気は無くなってしまったけれど、なんとなくホッとした瞬間だ。

外来生物が生態系を崩し、様々な問題を引き起こすこともあるけれど、

新たな風を吹き込んで人々の生活に活気や幸せをもたらすこともある。

人もまた外来生物として普段意識していない世界に対して然り、だ。

自分(人)主体で見れば被害者のような気持ちになってしまうこともあるけれど、

真実というものは、いつだって見えにくいし、ひとつだとは限らない。

そのようなことを思ったある夏の日のできごとだ。

 

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日光浴のメリット、必要性をご存知ですか?

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以前、外国の方は、日本人女性が日傘を差して歩いている光景に驚くことが多い

というお話をさせていただきました。

日本人は日焼けをすることに、あまり良い印象を持っていないことが多いため

年中、日焼けを意識したスキンケアを行っている方も多いのではないでしょうか。

私も、皮膚が弱いこともあり、日焼けには気を付けておりまして、

年中日焼け止め効果のある何かしらを使っております。

このような、日常の積み重ねは、ビタミンDの不足という形で日本人の傾向として現れるのだそう。

私たちの体はビタミンDが不足しがちだと言われておりますが、

その原因のひとつに、日光浴不足も挙げられているといいます。

今回は、日光浴のメリットや必要性を覗てみたいと思います。

お時間がありましたら、覗いていってくださいませ。

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日光浴が悪ではないことは、過去にも様々な視点から触れているのですが、

少しだけ、おさらいしてみますね。

私たちの体は、

紫外線を浴びると、体内で自動的にビタミンDが作られるシステムを持っています。

作られたビタミンDは、体内でいくつかの工程を経た後に肝臓に蓄えられ、

必要な場所体内で使われます。

主に、丈夫な歯や骨を作るカルシウムの吸収を高めたり、

免疫力をアップさせたり、感染症を予防したり、血管や心臓の働きを良くしたり、

血圧を下げてくれる役割も果たしているようで、

高血圧によって引き起こされる心臓疾患や脳卒中などの予防にも働いてくれているのだそう。

他にも、幸せホルモンと言われているセロトニンを作ってくれたり、

新しい肌細胞の成長を後押しして肌トラブルの改善にも働き、

高血圧による脳卒中や心臓病などの予防やガン予防にも力をかしてくています。

ビタミンDのことを簡単に言うと、

健康と美容の土台に関わっているため、

不足すると、私たちの体内が不安定になってしまうのです。

日本人に多い、知らない間に骨折してしまうハプニングや骨粗鬆症の背景には、

少なからず日光浴の量も影響しているのかもしれませんね。

 

このお話も以前、様々な視点から触れたことがありますので

記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれないのですが、

ビタミンDは、食事やサプリメントからも摂取することができます。

ですが、日光浴をするだけでもビタミンDを作ることができるのです。

しかも、週に数回、15分ほどの日光浴を

日焼け止めクリームなどを塗らない状態で行うだけで、

1日に必要なビタミンDの半分の量が体内で作られるといいます。

お洗濯ものをスッピンで干す、朝のゴミ出しをスッピンで、

といったながら作業でも十分だと言いますから

時間を気にしたり、皮膚ダメージに過度に怯える心配もありません。

もちろん、ビタミンDが作られるのはお顔だけではないので、

どうしてお顔は焼きたくないという方は、腕や足で日光浴というのもありでしょう。

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私は、骨粗鬆症と聞くと女性に多いイメージがあるのですが、

男性は日焼け止めを塗らずに過ごす方が多いため、

女性よりもビタミンDを無意識に作っており、

骨粗鬆症になりにくいのかしら、などと思っていたりします。

今回は日光浴のメリットにスポットを当てておりますが、

日光浴で浴びる紫外線がシミやシワの原因になるのも事実。

シミやシワの原因の対策には、

紫外線のダメージをカバーしてくれるビタミンAを摂ることもお忘れなく。

ビタミンCだけではなくビタミンAも大切です。

何ごともバランスです。

そして、全てを防ぐことだけが方法ではないし、正解でもないと思うのです。

「日焼けしないように」という視点だけでは身動きが取れなくなってしまうので、

「日焼けしたのなら、プランB、発動!普段よりもビタミンCとビタミンAを補給。」

というような柔軟な視点があると、

日々を心軽やかに過ごすことができるような気が致します。

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今月の和風月名「葉月」から見る様々な時代と、その景色。

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ある和菓子屋に入ったときのこと。

「もう葉月だなんて、早いですね」と、先に店内にいらした老夫婦の会話が聞こえてきた。

時々、このような場面に遭遇することがあるけれど、

その日常会話の中で使われていた和風月名は、

古のものを大切にしているとか、お作法だとか、そういった類の物言いではなく、

どれも、使い慣れているものとして口から出ているのだと分かる言葉をしていた。

普段から使っている言葉がその人に馴染んでいくのか、

言葉が使い手を変えていくのか。

きっと、両方あるのだろうけれど、

言葉にも、その人らしさは十分に表れるものだと感じた光景だった。

 

今月は「葉月(はづき)」と呼ばれる月である。

「葉月(はづき)」の語源、由来は何ぞや?と思ったことがあったのだけれども、

未だに正確な語源、由来は分かっていないようで、

巷で見聞きするものは全て、先人たちの想いを推測した、ひとつの説だ。

その中でも多く語られているものは、

青々としていた葉が黄色く色づく頃だから「はづき」、

その色付いた葉が落ち始める頃だから「葉落ち月」と言われるうちに、

短縮されるようになり、「葉月(はづき)」に落ち着いたというもの。

他にも雁(がん/かり)が飛んで来る初雁の頃ということで「初来」、

稲穂が実る頃だから「穂張り月(ほはりづき)」といった言葉が

後に「はづき」になったのでは、と推測されている。

 

夏真っ只中であるにも関わらず語源や由来に秋の空気が感じられるのは、

葉月(はづき)は、旧暦の8月のことを指しており、

今で言うところの8月下旬辺りから10月頃のことを表しているからだ。

旧暦の季節感をまとった言葉であるため、

葉月(はづき)は秋を表す季語としても使われている。

正確なことは何一つとして分かっていないと言われているけれど、

日本人が生み出した和風月名の葉月(はづき)なのだから、

これらの推測は、当たらずと雖も遠からずなのではないかと、私は思っている。

 

一方、英語名のAugustは、ローマ皇帝Augustus(アウグストゥス)の名に由来している。

彼は、ユリウス暦の運用を修正するとともに8月の名称を自分の名に、

そして、それまで30日間だった8月の日数を31日に変更している。

一説によると、8月はアウグストゥス本人の誕生月だったそうで、

自分の誕生月を少しでも長く祝いたかったから31日にしたのではないか。

と言われたりもしているという。

もしそれが本当であるならば、職権乱用、公私混同という言葉がチラつくのだけれど、

私たちの祖先たちが長閑な風景を眺めながら、

どの景色を切り取ろうかとしていた時、

権力を誇示しなくてはいけない時代だった場所もある、ということなのだろう。

 

どちらが良い悪いではないのだけれど、

長閑な風景や素敵な景色を様々な角度から切り取り、

言葉の中に落とし込んでくれた先人たちに

私はいつも、ひと言「お見事!!」と伝えたいような気分になるのだ。

残暑厳しい日が続いておりますが、

和風月名を目にする機会がありましたら、

今回のお話しをほんの少しだけ、思い出していただけましたら幸いです。

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スイカは白いところも召し上がってみてくださいませ。

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昼間に蓄えすぎてしまった熱が思うように放出できないのは、

都会のアスファルトだけではないようですね。

お風呂上りにクーラーの正面に立ち、

「さ、私を冷やして」と言わんばかりの眼差しをクーラーに向けておりました。

そのような私を見て力が入ったのか、放出できていない熱を察知したのか、

明らかに「ギアを入れ直しました」というような素振りを見せた我が家のクーラー。

迷うことなくワタクシ目がけて冷気をぐんぐんと送ってくれておりました。

いや、いくら熱を放出しきれず辛いからと言って調子に乗ってはいけませんね。

1時間後には、何だか風邪のような症状が表れ始めました。

あぁ……やってしまった。

風邪の初期症状に効くお薬もあるけれどお薬は飲みたくない。

かと言って、この日は生姜湯という気分でもない。

さぁ、どうしよう。

体をブルッと震わせながら冷蔵庫を覗いたのです。

運よく我が家の冷蔵庫には天然の白虎湯と言われるスイカがあり、

スイカを食べることにしました。

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白虎湯というのは風邪に効く漢方薬のことなのですが、

スイカは生薬としての顔も持っており、天然の白虎湯と言われているのです。

そのような効能がある食材ということではなく、

生薬としても扱われており、その時には「西瓜」と書いて「せいか」と呼ばれる果実なのです。

「西瓜(せいか)」は、皆さんもご存知の通り、水分が豊富で体を冷やす性質を持っています。

他にも暑気あたりを緩和し、熱を冷まし、喉や体を潤わせ、

余分なものを体の外へ排出する利尿作用があり、浮腫みとりや二日酔いにも効きます。

体を冷やす食べ物ですので、食べ過ぎは良くないのですが、

暑さで体がだるい、重い、辛いと感じるときや、風邪の症状が出ているときなどは、

スイカのチカラを美味しく借りると良いのです。

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そして、口にする方が少ないスイカの白い部分。

この部分には血の巡りを良くするシトルリンという成分が含まれておりますので、

赤い部分だけでなく、この白い部分も食べることで

「過剰に溜め込んでいる熱は放出するけれど、体を温めることも忘れない」

という状況にすることが出来ます。

この時季は、西瓜のお漬物なども登場しますが、

正に、この暑さを上手に美味しく乗り切る知恵のひとつです。

シトルリンは美容サプリメントなどでも見かけますが、

食材ではウリ科に含まれていることが多く、特にスイカには豊富に含まれているようです。

調子に乗ってクーラーの冷気を浴びすぎた私は、

冷蔵庫の中にあったスイカを摘まんで、無事に体調の帳尻を合わせることができました。

スイカを召し上がる機会がありましたら、

今回のお話をちらりと思い出しつつ白いところも、楽しんでみていただけましたら幸いです。

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