2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
月見草と蝶々をあしらった、とても素敵な浴衣を見つけた。 横に並べられていた浴衣と比べると、一見、地味にも見えるのだけれども、 身に纏えば、その潔さと言いうべきか、引き算によって演出される粋な華やかさが目を惹く1枚のように思えた。 「素敵でしょ…
バラエティーショップの一角に、小学生向けのものだろうか、様々な自由研究キットが並べられていた。 どのパッケージも想像以上にカラフルで、キットそのもののデザイン性も高かったため、 足を止めて、いくつかのキットを手に取り眺めてみることにした。 中…
今年の夏、エアコンの室外機が勝手に止まるようになった。 ぶぉーんという鈍い音と共にエアコンも止まり、室内温度がジワリジワリと上昇し始める。 その状態で4、5分ほど経過した頃、忍び寄る熱に急かされるようにしてリモコンを覗き込もうとすると、双方…
水筒を斜め掛けにした少年たちが、「かかと落とし」と連呼しながら私の横を走り過ぎていった。 空手にある、片足を頭上に上げ、瞬時に相手の頭上、もしくは肩にかかとを打ちつけるようにして振り下ろす蹴り技だろう。 走り飛び上がり、そのような型を真似し…
けたたましく鳴く蝉の声で目が覚めた。 耳から脳へと突き抜けていくような、目覚ましアラーム以上の破壊力に、若干の目覚めの悪さを感じたのだけれど、 目覚ましアラームが鳴る5分ほど前だったこともあり、 許容範囲かなと、寝起き直後の頭と体を納得させて…
先日、「ソクパスどうしますか?」と初めての問いを投げかけられた。 そう問われて、正しく答えられる方がどのくらいいるのだろうか。 私の答えを待ちながら、目の前に立つ店員である彼女の作業の手も止まったことから、 私が購入した品物についてのことだと…
救急箱を開けたついでに、常備薬の使用期限を確認した。 箱の底に沈むようにして横たわっていた体温計を引っ張り出し、もう少しだけ目立つ場所に置き替えた。 今年は、自分の命を守るための水分補給を、行動を。と言ったフレーズを頻繁に耳にする。 初めて耳…
雨の匂いがした。 見上げた空は青く、絵に描いたようにクッキリとした輪郭の、白い雲が浮かんでいた。 気配はないけれど、すぐに降り出す。 そう思った私は、知人に雨宿りができそうな所まで移動しようと提案した。 知人も、確かに雨の匂いがすると言い、3…
先日、家族構成や仕事といった様々な状況によって、生活のリズムも人それぞれで大きく異なるという話になった。 わりとすぐに会うことができる距離にいる友人とは、全く時間が合わなくなり、最後に会ってからそろそろ1年が過ぎようとしている。 お互いに、…
テレビを観ていたら、どこかの小学校の職員室だったと思うのだけれども、 ハエ捕り紙(という名称が合っているのかどうかは分からない)が、 天井からぶら下がっている映像が流れた。 まだ、このアイテムが使われていることを知り、様々な記憶が蘇った。 ハエ…
ビルのロビーに置かれているソファーに座り、鞄の中身を確認をしていたときのこと。 大勢の子どもたちが、引率の先生に連れられてビルの中へと入ってきた。 先生は、ロビーでお行儀よく整列する子どもたちに向かって注意事項を告げた後、 これから、彼らが取…
さて、『水分補給のタイミングを知って、太りにくいカラダにチェンジ』の後編でございます。 お水の飲み方ひとつで、体内を整えることができるなんて、ヒトの体は、本当によくできております。 小まめに水分補給をすれば良いのですけれど、 中には、お水の重…
暑すぎる……と口にして「違う、これじゃない」と思った。 私の体内センサーが「暑いだって?そんな生易しいものじゃないでしょ、これ」と言った気がした。 最近の暑さは「暑い」という言葉の斜め上を行く勢いである。 自分の命を守るための水分補給を。という…
飲食店で突然、店員に向かって「何もかもが遅い」と大声をあげた方がいた。 その日はとても暑かった上に、待ち時間も少々長めだったこともあり、 大声をあげた方も、自分で把握している以上に、疲れてしまっていたのかもしれない。 ただ、その大声によって一…
シナモン好きである友人の元に、大量のシナモンが集まってきたらしく、 さすがに使い切る自信がないから貰ってくれないかと連絡がきた。 わざわざ遠方から送ってもらう手間暇を思うと心苦しく、 友人が料理好きで、特にスイーツやパン作りがプロ級の腕前であ…
随分と夜明け時刻が早くなったと感じるこの頃。 暦の上では夏至を過ぎ、本来ならば夜明け時刻が遅くなっているはずなのだけれども、 私の体感センサーは、あっという間に過ぎ去る夜にフォーカスしてしまうようだ。 毎度、平安の時代に意識が飛んでしまうけれ…
先日、ご祝儀袋の予備を購入したこともあり、 今回は、水引に使われている紙縒りの本数に込められている意味を覘いてみませんか。 少しばかりマニアックな視点ではありますが、 お作法をルールとして確認したり、知識ボックスに詰め込んだりするのではなく、…
国内の人口が減少してきるらしい。 国家運営という視点や、その他諸々の立場によっては、少子化に歯止めかけなくてはという見方もあるし、 安心して働くことができる環境や、子を産み育てる過程での社会的サポートが広く整えばといった見方もある。 と同時に…
寝起きの喉を潤すべく、ウォーターサーバーのボタンを押した。 しかし、スズメの涙ほどの量しか出てこず、朝からウォーターパックの詰め替え作業を行った。 ひと息つかぬまま、レモン果汁を入れたグラスに水を注ぎ、それを矢継ぎ早にゴクゴクと喉の奥へと流…
夏の日差しは、色々なものを分け隔てなくよく照らす。 おかげさまで、窓ガラスに付着した汚れが目を半分閉じていても見えてしまう。 お掃除したそばから汚れていくのは仕方がないことなのだけれども、 1日でも長く、そのクリアな状態を保ちたいと願わずには…
初めて入ったそこは、全席が半個室のような作りになっており、店内が迷路のように入り組んでいた。 席へと案内されながら、これは、お化粧室から出たら自分の席がどこなのか分からなくなるパターンだ、と思った。 プライバシーが守られはするのだけれど天井…
ジリジリと照り付ける太陽が、夏の厚手な雲に覆われた。 それでも、ジリジリと肌を射す感じは弱まる気配がなく、お手柔らかに頼みますよという思いを込めた眼差しを空に放った。 いつの間にか耳に馴染んでいる蝉の鳴き声も、太陽に加勢しているように思えて…
収納庫の中に、置き場所が決まっていないものを入れておく仮保存ボックスがある。 先日の、夏越の大祓ついでに久しぶりに、その箱の中を覘いてみた。 プチプチに包まれた小さなそれを手にとり、中身を確認した。 それは繊細な木彫りで作られた一対の麒麟の置…
先日、知人とのやり取りの中で、ダイエットサプリメントに関する話題があがった。 どこどこのあれが効く、効くらしい、といった類の話ではなく、 ダイエットサプリメントと一口に言っても、国内外でその傾向は異なるという話だ。 これだけ、流通システムが発…
カフェでお茶をしていたときのことだった。 背後から、「どっちでもいいよね、通じれば。バイトの人、うるさいね」と聞こえてきた。 お嬢さんたちの会話は、聞き耳を立てずとも聞こえてくるくらいまでヒートアップしていた。 彼女たちがバイトの人と呼ぶその…
我が家の冷蔵庫には高い確率でブロッコリーが入っている。 あの形、無駄に場所をとってしまうところが玉に瑕だけれど、幅広いメニューに使うことができて、あの栄養価。 ついつい頼ってしまうのだ。 外国セレブもはまっている〇〇食材という触れ込みで、 様…
いつだっただろうか、日本でも少しブームになった抹茶レモンティー。 私も一度はブームに乗ってはみたものの、いつの間にか自分の定番ドリンクに戻り、その存在自体を失念したままになっていたスーパードリンクだ。 2か月ほど前だったと思う。 外国人の友人…
寄り道をしすぎてしまい、焦る気持ちが顔を覗かせ始めた頃に駅に到着した。 改札へ向かうため、急ぎ足でエスカレーターへと向かった。 すると、母親に手を繋がれた男の子がエスカレーターの横に立ち、ひとりひとりに「どうぞ」、「どうぞ」と声をかけていた…
幸せのレシピ集内では時々、災害対策などのお話もさせていただいております。 私自身も様々な方々からお話を伺ったり、情報を入手するなどして、対策を行っている最中です。 たくさんの貴重な情報が溢れておりますが、 現在の自分や家族の状況に当てはめて考…
少し前の出来事だ。 電車に乗り、出入り口近くの席に腰を下ろすと、次々に乗車してくる人であっという間に車内が満員になった。 私の前には、まだまだランドセルの存在感の方が大きいように見えるチビッ子集団が陣取った。 電車の揺れにふらつくこと無く、揺…