2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
あっという間にハロウィンだ。 今年は残暑が長引いたからだろう。 私の気持ちはハロウィンに追い付かず、数日前に慌ててホワイトパンプキンのオブジェをひっぱり出し、ゴールドとダークブラウン色をしたオーナメントボールを観葉植物に少量飾り付けた。 ハロ…
商用施設内に設置してあるベンチ。 ここでは、様々な方々の、ちょっとした日常を垣間見る機会が多い。 メインから少し距離をとった場所に設置してあるからなのか、休憩場所という雰囲気がそうさせるのかは分からないけれど、素の姿ややり取りが出やすい場所…
雨がしとしとと静かに降っていたその日。 少しだけ窓を開け放しにして換気をした。 換気中であることを忘れたまま過ごしていると、家の中が妙にひんやりしていることに気付き、慌てて窓を閉めた。 そして、布団乾燥機の力によってふんわりと膨らんだ温かいお…
町の和菓子屋さんといった雰囲気の小さなお店を見つけた。 大人が2、3人も入れば身動きが取れなくなりそうな、小さなお店である。 店頭に数種類のお饅頭が並べられていたけれど、お店の方の姿は外からは確認できなかったところをみるに、御用の際はお呼び…
ダサいという印象を払拭し、機能性とおしゃれさを兼ね備えたものが増えた証拠だろうか。 すれ違った女性たちの会話から「冬用のステテコ」という声が聞こえた。 人に見せるものではないし、色香や艶を求められるアイテムでもないのだから、機能性とおしゃれ…
先日、友人から爽やかな水色をした紫陽花の画像が送られてきた。 この友人は、いつだったか私が何気なく漏らした紫陽花が好きだという言葉を記憶に留めておいてくれており、毎年、梅雨の頃になると日常の中で見つけた様々な紫陽花画像を届けてくれるのだ。 …
晩夏と初秋を行きつ戻りつしていたお天気も、その日は風がひんやりとしており、おっ、いよいよ秋?秋なの?と辺りの空気を吸い込んだ。 体の内側がすーっと冷たくなったことを感じながら、念のためにと鞄の中に忍ばせてきたストールに視線を落とし、ようやく…
幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ こんにちは。 こちらで執筆させていただいております柊希(ひいらぎ)と申します。 しばらくの間、席を外しておりましたが、明日10/27より通常運転致します。 これからも、いつでも、お気軽に、ふらり、お立…
幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ こんにちは。 こちらで執筆させていただいております柊希(ひいらぎ)と申します。 いつも、皆さんの貴重なお時間を使ってお越しくださいまして、ありがとうございます。 本日10/18~10/26まで更新を休…
使い切ってしまいたいゼラチンパウダーと生クリームがあり、久しぶりにコーヒーゼリーを作ることにした。 作ることにしたなどと言えるほど手間暇をかけたものではなく、材料を混ぜて器に注いで粗熱を取って冷やすだけのシンプルなタイプ。 この日、ゼリーの…
ここ数年間、気になっているものがある。 それの名はテンポドロップ。 透き通ったガラスによる美しい曲線を眺めているだけでも癒されそうなのだけれど、ガラス内に現れる様々な景色は、きっと見飽きることがない景色なのではないだろうかと想像している。 初…
1時間ほどの時間ができた。 大の字で寝転がるか気になっていたことを一つ片づけるか迷い、その日口にした少々カロリー多めのランチメニューを消費すべく後者を取ることにした。 気になっていたことの中から選んだのは、マットレスのお掃除である。 普段から…
大きな声で貯金の話をしている声が聞こえた。 声の主は、小学校低学年くらいの子どもたちである。 その内容は、「もしも1億円もらったらどうする?」というものだった。 そこからどのように話が広がるのだろうかと興味津々だったのだけれど、1億円ってどれ…
所用を片付けるため、私にとって休日の醍醐味である二度寝を手放し、朝から外出した。 その日の日差しには、肌の奥までじりっと焼いてしまいそうな強さがあったけれど、流れる風は程よく冷たくて、このまま遠出したいと思った。 全てが予想以上にスムースに…
え!?子どもって体温が高いものなのではないの? 思わず聞き返してしまった。 近年、子どもの低体温状態が社会問題の一つとして取り挙げられることも少なくないのだとか。 大人が免疫力を維持するために、新陳代謝をスムースにして体内に余分なものや害を及…
その日、サラダ用に千切ったレタスを千切ったそばからボウルに入れていたのだけれど、思いのほか新鮮で驚いた。 レタスは切り口がピンク色に変色することがあるけれど、あれはアボカドが黒ずんだり、リンゴが茶色くなるのと同じ、レタスの酸化現象だという。…
窓から流れ込んでくるさらりとした秋風が心地良くて、思わず和室に大の字で転がった。 できるだけ「大」の文字に忠実に大の字で転がる。 たったこれだけのことなのだけれど、やってみてはじめて、大人になるにつれ縁遠いものになっているのだと気付かされる…
台風が近づいていたときのことだ。 ぐっすりと眠っていた真夜中、顔を何かに照らされたような気がして目を開けた。 すると、完全に下ろしきれていなかったブラインドの隙間からピカピカッと光が差し込んだ。 雷だ。 ブラインドを、うっかり下ろし損ねてしま…
出先で素敵な竜胆色(りんどういろ)をした蕎麦猪口を見つけた。 竜胆色(りんどういろ)は、ほんのりと紫色を帯びた柔らかい印象の青色のことで、お盆から秋にかけて目にすることができるリンドウの花の色である。 この色名は日本の伝統色にも使われており、古…
以前、『湯船デ歯磨き。』のタイトルのもと、何となく、お行儀が悪いような気がしていた入浴中の歯磨きが、巷で推奨されていたことに対する驚きとその他諸々をシェアさせていただいたことがあります。 今回は「湯船デ」シリーズ第二弾ということで、入浴中の…
私は肌が弱いこともあり、スキンケアもコスメも使うことができるものが限られている。 これならば使えるぞと感じるものに出会うことができたとしても、それらは需要が少ないのだろう、早々に廃盤となるケースが多い。 また、成分内容に問題がないからと言っ…
どこからかメロディアスな口笛が聞こえてきた。 しかも、外で暴れている強めの風の音と相まって、摩訶不思議な楽曲のように思えた。 しばらくの間、作業を行いながら聞いていたのだけれど、その口笛が割とすぐ傍から聞こえているように思い、席を立って音が…
栗を使ったスイーツを目にする機会が増え、店頭で目移りをしてしまう季節がやってきた。 近寄り難い棘をまとった中に、こんなにも美味しい木の実が入っているなんて、誰が想像できただろうか。 初めて中身を見た人や初めてそれを口にした人のことは存じ上げ…
玄関を出た直ぐの場所に立派なカマキリが立っていた。 室内へ入ってこないよう細心の注意を払いながら素早く玄関ドアを閉めた。 人間と昆虫。 体の大きさや力の差は歴然としているけれど、大きなカマを両の手で振り上げているようなポーズでギョロリと見据え…
少しずつ始めていた衣替えが粗方完了した。 入れ替えるというよりは、最終ケアで夏物を劣化させてしまわぬよう、出来る限り現状維持で持ち越すためのケアを行うことが、私にとっての最優先案件である。 ここで普段のズボラ心のまま通常ケアを行ってしまうと…
私には、間違った血液型を数十年間も自分の血液型だと信じ、疑わずに過ごしていた友人がいる。 友人に落ち度は無いのだけれど、ある手違いでこのようなことが起きていたという。 社会人になり、献血で真実を知らされるその日まで再確認する機会がなかったと…
ドイツ土産にいただいた雑誌を捲っていると、星占いのようなページがあった。 ドイツにも星占いがあるのかと思い覗き込んでみたけれど、そこはドイツ語。 内容をスペルから想像できるはずもなく、ページを囲んでいる素敵なデザインで目の保養をさせていただ…
10月に入ったからでしょうか。 あちらこちらで、今年もあと僅かというお決まりのフレーズを見聞きするようになりました。 そのようなことを感じるのは大概の場合は大人であって、エネルギッシュな子どもたちは、今日の一瞬一瞬に全力投球です。 強い秋色の…
今年は美味しい酢橘(すだち)とのご縁が多く、例年以上に酢橘(すだち)を多く食しているように思う。 そして、先日触れた「酢橘ごはん」は密かにマイブームと化している。 酢橘(すだち)のように、強い酸味と香りが特徴的で、フルーツとして食すよりは風味付け…
電車の向かいの席に座っている方が、目を閉じた状態で腕組をしていた。 どこにでもある光景のひとつなのだけれど、どういう訳だか目を閉じていて気付かれないことをいいことに、しばらくの間、その姿を眺めてしまった。 停車駅が近づいたことを知らせる車内…