幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

地球

秋の空と通用しなくなるサイン。

エアコンの設定温度を一度上げた。 完全にオフにすることはできないのだけれど、秋が近付いてきているように感じた。 日常を見渡してみると、空が高く感じられる瞬間も増えつつあり、至る所に秋の気配があった。 その日は、お気に入りの大きなマグカップにな…

コオロギが、おせんべいになっちゃった。

コオロギせんべいか、そう思いながら画面を覗き込んだ。 以前、昆虫食の話題に触れたことがある。 古より昆虫を貴重なたんぱく源として食している方々は、国内外を問わず大勢居らっしゃるけれど、昨今は、これから来るであろう食糧危機対策や地球温暖化対策…

畳味と楽しめるエコ。

本当に気に入っているものが傍にあるというのは、いいものである。 最近の私の生活に仲間入りしたのは、新しいエコバッグだ。 これまでは、これならばと思えるようなものに出会えないことにを理由に、間に合わせのようなものを気まぐれで使ってみたり、お店…

そろそろ本気を見せるとき。

散歩に出かけた。 自宅近くを通る大きな道路を往来する車の量に大きな変化はないように見えたけれど、排気ガスよりも芽吹いた草木の、青々とした香りの印象が強いところを見るに、やはり人も車も普段より外出を控えているのだろうと感じられた。 見慣れた景…

「天使のきざはし」とは何ぞや!?

ガーデンテーブルで書き物をしていると、空に「天使のきざはし」が出ていることに気が付いた。 久しぶりに見る立派なそれに気持ちが弾み、作業の手を止めて立ち上がった。 「天使のきざはし」とは、太陽が雲に覆われているようなときに、雲の切れ間から光の…

桜の蜜でデザートタイム?

その日は、年に数回しか使わない小路を選んで目的地を目指すことにした。 まっすぐに伸びた小路に人の姿は無かったけれど、建物の隙間を縫うようにして差し込んでくる日差しと、それによって生まれる日影とのコントラストは、いつ見ても味がある風景で、思わ…

冬の星座を見納めながら思うこと。

昼間の暖かさが残っていたのか、その日の夜風は心地良いものに感じられた。 しっかりと防寒して見上げる冬の夜空も良いけれど、着の身着のままガーデンチェアに座って空を見上げることができるこれからの季節は、冬とは異なる開放感がいい。 ただ、自宅付近…

目覚まし機能を備えた春雷って?

暖かい日、寒い日、パラパラと雨が降る日があったりもする、寒暖差激しいこの頃だけれども、ひと雨ごとに春が濃くなっているような気がして、季節が移り変わっていく過程はいいものだと思う。 その日は、立ち寄った書店で本を捲っていると「春雷(しゅんらい)…

作られる常識と漂白剤。

ドラッグストアに立ち寄り、洗剤を物色していると、食器洗い専用洗剤を片っ端から手に取り、「これも違う」、「こっちも違う」と話している外国人夫婦の会話が聞こえてきた。 私の耳や英語力はネイティブ級ではないため、自動で聞き取ることができる会話の内…

秋の陽射しのような艶を放つ琥珀と太古の森。

先日、ながら見をしていたテレビから、地球温暖化対策の一つとして昆虫食が注目され始めているというニュースが聞こえてきた。 その土地に古くから伝わる昆虫食の紹介とは異なるこの手のニュースは、近年、至るところで見聞きする機会が増えていることもあり…

大地が凍り始める頃でございます。

11月もいつの間にか半分を過ぎるようだ。 「過ぎるようだ」などと、他人ごとのような物言いをしてしまうのは、流れゆく時間に追われなくないと思う私の勝手なのだけれど、七十二候がそのように思っている私に忖度するはずもなく、暦の上では、寒さによって…

秋の散歩とカレーのはなし。

秋晴れのその日、キーボードを叩く手を止めて気分転換に散歩に出かけた。 秋の匂いに混じっているお日様の匂いが心地よく、見上げた空は秋空にしてはシャープさを含んだ青色をしていて、雲の白が際立って見えた。 特段、用事があったわけではなかったため、…

あのカエルマークって何ぞや!?|レインフォレスト・アライアンスのお話。

やっと、いつまでもベッドの中の温もりに包み込まれていたい、そう思う季節になった。 眠い目を擦りながら、いや、私の場合は目を閉じたままなのだけれど、ちょっとした自分との闘いに勝ってベッドから抜け出すと、全身の毛穴が「さっむーい」と言って口をキ…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

レトロな雰囲気の小路で見た萎んだ朝顔。

日陰を探して裏道を選びながら目的地へ向かっていたときのことだ。 レトロな雰囲気の小路に入り込み、古い映画のワンシーンに使われていそうな景色に出会った。 外に並べられた沢山の鉢植えは、水をあげたばかりなのだろう。 水滴がついたままになっており、…

気候は世界を映す鏡だったりして。

ガーデンチェアでひと息ついていると、塀の上部にある何かに光が反射した。 立ち上がると、オレンジ色をした小さなボタンのよう見えたものだから、オレンジ色のボタンを無くした記憶を探しながら近づいて手を伸ばした。 あまりの小ささとオレンジ色の上にビ…

夏特有のムシムシ感から見る頑張り。

えっ、ムシムシッとする。 先日、寝ぼけまなこでベッドルームからリビングへ移動して真っ先に感じたことである。 来たな、来たな、来たな、夏―。 あまりの湿度の高さに声を出す気力を削がれ、全ての言葉はテロップという形で脳内に流れた。 窓を開け放ち、除…

その問いかけは、現実が詰まり過ぎていて反則である。

自宅近くに、新鮮な魚介類を数多く取り扱っている鮮魚店がある。 定番のものから旬を迎えたもの、時折目にする見慣れない魚などがズラリと並んでいるものだから、覘いたら最後、その日の夕食は魚メニューで決まりとなる。 何となく立ち寄ってしまうと、幸せ…

森の香りの正体と、自然との程よい距離感と。

森林浴へ出かけた。 お目当ては別にあったのだけれど、空気が美味しいであろう早い時間帯に、今日の私って健康的!と自画自賛しながら1時間ほどの寄り道である。 散策中にみかけた藤の花は、紫色の蕾が膨らみ始めたばかりの状態で葡萄のような、可愛らしい…

命懸け、一生懸命も多様である。

桜の開花ニュースを見るのが好きだ。 つい、その年に初めて耳にする開花宣言と自分が住んでいる場所の桜情報にのみ、意識が集中してしまいがちなのだけれど、 全国の開花情報を見ていると、春が生き物のように、南の方からジワリジワリと移動していく様子を…

レンゲソウにもスポットライトを。

赤みがかった紫色と爽やかな白で彩られたレンゲソウ(レンゲ/ゲンゲとも)で紙面が満たされているポストカードをいただいた。 こんなにも沢山のレンゲソウが咲いている景色を最後に見たのはいつだろう。 もう随分と長い間、レンゲソウそのものを見ていないよう…

魔法の時間帯、マジックアワーを楽しんでみませんか。

オレンジ色の太陽が西の空に沈んだ後のわずかな時間、 太陽の雫が夜に溶け出したかのようにも見える残照が、辺りの雲を茜色に染め上げる様は、 紅葉のそれに負けず劣らず力強くて情熱的だ。 このような色合いの空を見ることができるのは、日没直後の数十分ほ…

三行半を突きつけられかけているのかも……。

先日、輸入調味料を扱う店内で天然塩の味見をすすめられた。 一度はお断りしたのだけれど、良い意味で押しが強い店員にすすめられるがまま、2種類ほど味見した。 あまり心を揺さぶられるような味ではなかったため、 他のお客が足を止めて、店員の説明を聞き…

季節の梅雨を感じてみませんか。

明け方、今よりも少しだけ厚みがある掛け布団に変えても良さそうだと思いながら、 真夜中に冷えてしまった体を温めるようにして布団に包まり直した。 薄目を開けて時計を見ると、アラームが鳴る5分ほど前だった。 その日は、朝から雨がパラついており、耳を…

海の中がプラスティックに占領される!?

外国で暮らす友人から、「我が家で使っている歯ブラシ」というタイトルのもと、竹製の歯ブラシ画像が送られてきた。 歯ブラシの柄の部分は、アイスクリームを買ったときに付いてくることがある、 木製の平べったいスプーンのような板であり、 その薄い板の先…

秋空のもと、あれやこれやと。

まだまだ残暑厳しく、差し込む日差しにも力強さが残ってはいるのだけれど、 先日、ふと見上げた銀杏の木には、早くも銀杏の実が点在していた。 ハッとして、ここ最近を振り返ると、日の入りが早くなったように感じるし、 先週辺りから、エアコンの設定温度を…

巣蜜から見えるもの。

巣蜜が詰められた箱を空ける瞬間は、少しばかり気分が高揚する。 巣蜜(すみつ)とは、ミツバチが巣に貯えた状態のハチミツのことでコムハニーとも呼ばれている。 通常のハチミツは、人の手によって、この巣から蜜を取り出したものなのだけれど、 本来は、巣の…

夜空に星が瞬くとき。

久しぶりに夜空を見上げた。 満月の夜でもないのだけれど、街灯りに照らされていることが当たり前になった街中では、瞬く星を見つけることが難しい。 ぐっと押し迫られるような、夜空から落ちてくるような、そのような気分で最後に星を観たのはいつだったか…

自由研究からのぞく、人間社会とアリ社会の構造。

バラエティーショップの一角に、小学生向けのものだろうか、様々な自由研究キットが並べられていた。 どのパッケージも想像以上にカラフルで、キットそのもののデザイン性も高かったため、 足を止めて、いくつかのキットを手に取り眺めてみることにした。 中…

雨からの知らせ、ペトリコール。

雨の匂いがした。 見上げた空は青く、絵に描いたようにクッキリとした輪郭の、白い雲が浮かんでいた。 気配はないけれど、すぐに降り出す。 そう思った私は、知人に雨宿りができそうな所まで移動しようと提案した。 知人も、確かに雨の匂いがすると言い、3…