幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

詰め寄る師走感は、軽やかに、しなやかに、かわしてまいりましょ。

あ、もう夕方。 射し込む陽射しの色に誘われるようにして時計を見た。 時計の針は午後3時を回ったばかりで、夕方と呼ぶにはまだ早い時間だった。 「どう見たって夕方の陽射しだと思ったのに。」 季節に、してやられたような……、そのような気分を紛らわすか…

日々の様々な感情をケアする日本生まれの「指つかみ/指にぎり」をご存じですか?

ある方と「感情」に関するお話をしていたとき、 日本で生まれた「指つかみ/指にぎり」と呼ばれる ストレスや感情をケアする方法があることを知りました。 正式には「仁神術(じんしんじゅつ)」といい、大正時代に日本で生まれた手技療法の一つで、 東日本大…

人の学習能力はオートマティック。

温かいミルクティーとバインダーを手にベランダへ出た。 全身の毛穴をキュッと引き締める冷たい空気が妙に心地良い。 口の中に流し込んだミルクティーは、熱をじんわりと放ちながら体の芯を降りていった。 夏は、薄着にも限度があるため、塩を振りかけられた…

“つくね”と“つみれ”とグレーゾーン。 

焼き鳥の“つくね”が好きだ。 初めてのお店で頼んだつくねに卵黄が添えてあったなら、 涼しい顔して、心の中に居るミニチュア柊希が両の腕を上げて飛び跳ねていたりする。 卵黄添えの“つくね”の登場が、人生の先輩方のありがたいお話の最中だったなら、 その…

猿酒(さるざけ)の世界へようこそ。

待ち合わせまでの時間潰しに書店へ足を踏み入れた。 予想以上の暖房の効きに、 本格的な冬がすぐそこまで来ていることを、 半ば強引に実感させられたような気がした。 何となく、カラフルな何かを眺めたくてレシピ本の棚へと向かった。 手に取ったのは果実酒…

プルースト現象と香りの不思議。

出かけた先で目に留まった紅茶のパッケージは、異国の地でよく手にとっていたものだった。 今の自分が好んで口にしているものとは少し異なる味だと知りつつも、 懐かしい気持ちに背中を押されるようにして、そのパッケージを手にレジへ並んだ。 そして、帰宅…

シンクや浴室内の金属部分に付着した頑固な汚れやくすみ、水垢をぴっかぴかに。

そろそろ「大・掃・除」の3文字も脳内をチラつき始める頃でしょうか。 今回は、家の至る所にある金属部分のお手入れのお話を少し、と思っております。 「金属部分」は日常生活を送る中で少しずつ蓄積された汚れや経年劣化により、 くすみ、錆付き、水あか、…

大人が持っているお道具箱の中には何が入ってる?

2か月ほど前だっただろうか。 友人から、会話の相手が間違った言葉を使っていると気づいたとき、どんな風に指摘するの? 指摘したら、その場の空気が悪くならない?と尋ねられた。 正しい言葉というものは確かにあるのだけれど、“言葉は生きもの”で、 間違…

今日もカラダにいいことひとつ|今更だけど、血圧って何?

ご自身の血圧を気にかけている方、ご家族の血圧を気にかけている方、多いですね。 私の周りには、年齢に関係なく、 血圧を健やかに保つためのお薬とお付き合いしている方がいらっしゃるので 自然と色々な話を耳にします。 幸せのレシピ集の中でも様々な角度…

大人の特権、使っていますか?

「今だったら学校での授業をもっと真面目に聞くよね。」 「色々な余裕が持てるのなら、今一番興味があることを勉強し直してみたいよね。」 「とは言っても、無いものねだりのように思うこともあるけれど。」 「授業というより、もう一度、あの頃からやり直し…

甘くない「みかん」は古の味!?

お気に入りの温州蜜柑のジュースとストールを手にガーデンチェアでひと息つくことにした。 片手の中にすっぽりと納まるサイズのパックに入ったジュースにストローをさし、 甘いジュースを吸い上げつつ、今日の空の顔色を伺う。 空を薄く覆っている雲の隙間か…

消える世界があるとするならば。|大人になったら読めなくなるピーター・パンの絵本の話も。

最近注目されている、大人になったら読めなくなるピーター・パンの絵本、 既に大人になっている私も、手にしたいと思っている。 まだ、ご存じないという方の為に、大人になったら読めなくなるピーター・パンの絵本がどのようなものなのか、簡単にではあるけ…

たまには、緑黄色野菜と淡色野菜のバランスをチェックしてみませんか。

スーパーやコンビニのドリンクコーナーに並ぶ野菜ジュースを見てふと思った。 緑黄色野菜がたっぷりと使ってあることをアピールしている野菜ジュースは多いけれど、 淡色野菜がたっぷり使ってあることをアピールしているものは、ほとんどないのだな、と。 緑…

人間界のお作法と鳥の世界のお作法。

昨年の今頃、頭の中でグルグル巡る言葉たちを落ち着かせようと散歩に出た先で、 カワセミが、この時期の野鳥であることを、通りすがりのご老人に教えていただいた。 カワセミと聞いてすぐにその姿を思い浮かべることはできなかったけれど、 「翡翠」と書いて…

貝の砂抜きはお湯でサクッと簡単に。

アサリが冷蔵庫の中で待機していたからなのか、 無性に、ボンゴレが食べたい、そう思いキッチンに立った。 随分と前に調理師免許を持っているという知人に、 お湯を使った砂抜きを教えていただいたのだけれども、 これを知ってから私が貝類の砂抜きにかける…

“普段はしないこと”をしてみるとココロにあたたかい風が吹く。

歩いてすぐの距離ではあったけれど、 久しぶりにバスに乗ってみるのもいいかな。そう思って、バス乗り場のベンチに腰を下ろした。 背後にあった時刻表を、体を捩じらせながら確認すると10分少々の待ち時間だった。 10分少々もあれば、目的地のすぐそばま…

プリンセスアリエルのお父さんはマンホールの蓋!?ってどういうこと?

年末の大掃除も兼ねて古い写真を整理していたら、 “真実の口”の名で知られているモニュメントの前で撮った写真が出てきた。 幼い自分を懐かしく思いつつ、 教会の奥に設置されていた真実の口を間近で見るために並んだ当時のことを思い返した。 “真実の口”と…

艶やかな赤を楽しみながら難を転じて福となす。

お店の前に置かれていた寄せ植えの鉢に視線を落とすと、南天の実が真っ赤に色づいていた。 赤く染まっていく南天を目にする度に、すぐそこまで来ている本格的な冬の気配を感じるのも毎年のことだ。 南天は、5月から6月ごろに可愛らしい白い花を咲かせた後…

毛玉取りクリーナーで毛玉ストレスさようなら。

秋冬のオシャレは、春夏のそれとはまた少し楽しみ方が変わり、 気分が上がるという方も多いのではないでしょうか。 オシャレを思いっきり楽しむには、お洋服ケアの知識やインナーの充実など、 お洋服以外の視点もあると、より自由度が高まり、 不要なストレ…

天然ものが美味とは限らないのでございます。

どこもかしこもクリスマス色。 普段通りの風景さえもが、気持ちを、るんっと弾ませてくれる、いい季節だ。 それどころじゃないもの。 忙しいもの。 もう子どもじゃないから。 それよりも年末年始の準備が。 違和感を与えることも感じることもなく、そのよう…

知っていたはずのことが、いつの間にか自分の中から消えてしまうこともある。|定規と物差しのおはなしも。

雨が上がった。 西の空に浮かぶ雲は、ほんのりオレンジ色に染まり始めていた。 ベランダの手すりに、ぶら下がるようして並んでいた雨粒には、 遠くの建物が映り込んでいるようにも見えた。 雨も上がったことだし、今のうちに。 軽めのアウターを羽織り、小さ…

今月の和風月名「霜月(しもつき)」から見る、冬の景色。

日本では、太陰太陽暦を使っていた時代があります。 月と太陽の動きを使い科学的に割り出し、 少しずつ生じるズレは閏年を入れて調整する、高度な暦だったようです。 気候も時代と共にその姿形を少しずつ変えつつありますが、 植物の成長を、じっくりと観察…

野菜の王様の力、借りてみませんか?

スーパーでアルファルファを見つけた。 最近は、このようなスプラウトも近所で簡単に入手することができるのでありがたい。 アルファルファを初めて知ったのは小学生の頃だったように思う。 当時は、このようなスプラウトではなく、 アルファルファがたっぷ…

経験は知恵の種になる。|ハブ酒の話も。

ボトルに貼られたラベル中央に鎮座するは、ゴールドカラーで印字されたハブ酒の文字。 このボトルは、ある方のご厚意によって我が家へとやってきた。 ボトルの中にハブの姿がなかったことが良かったのだと思う。 手を付けないままではあったけれど、目に入る…

可愛さとシックな表情を併せ持つ、ストロベリーツリーに込められた言葉とは。

ひと月ほど前だっただろうか。 近場であるにも関わらず足を踏み入れずにいた公園の存在を再認識させられる機会があった。 極度の方向音痴ではあるけれど、私には珍しく、場所の見当がついたこともあり、 脳内換気も兼ねて、ふらり、行ってみることにした。 …

ロゴTから繋がるSOSの真実。

ロゴTシャツが苦手だ。 どう着ても似合わない、というシンプルな理由もあるのだけれど、 文字の配置、大きさ、使用するフォント、 その他にも細やかな配慮が施された上で出来上がっているオシャレなものを見つけても、 英語であれば、つい、日本語に訳して…

「了解!」正しく使えているか、セルフチェックしてみませんか。

友人とテラス席でお茶をしていると、空いたスペースで小さな子どもたちが戦隊ごっこをしていた。 取るに足りない話をしながら2人とも戦隊ごっこを視界の端に捉えていたのだけれど、 あるタイミングで、お互いに顔を見合わせ噴き出してしまった。 戦隊ごっこ…

誤読されたままのアラフォー男性の熱い想い。

電話をかけた。 調べものをお願いしたこともあり、しばらくの間、保留音を楽しむことになった。 流れてきたのはベートーヴェン作曲の『エリーゼのために』。 保留音とは言え、こんなにゆっくりと『エリーゼのために』を聴くのは久しぶり。 この曲は、学生の…

お坊さんと三日坊主とハッピーの連鎖と。

近所を歩いていると、自転車に乗ったお坊さんとすれ違うことがある。 スクーターなどに乗り、涼し気なお顔で移動するお坊さんを見かけることは意外と多いけれど、 自転車に乗ったお坊さんは、私の目には少々新鮮に映ったのか強く印象に残っている。 そのお坊…

私を残念な気持ちにさせるジャーキングの別名。

デスクに突っ伏したまま、いつの間にか眠ってしまったのだろう。 突然、体がビクッと跳ねた勢いに驚いて体を起こした。 時計を眺めながら手を伸ばしたマグカップに入っていた紅茶は、 すっかり冷え切ってしまっていたけれど、 目覚めたばかりの喉を潤すため…