幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

“濃い”と一口に申しましても、色々とありまして……。

その日は、この時季にしては珍しく雨がぱらついていた。 空には、前日までの晴天の記憶を掻き消してしまうような、薄グレー色をした雲が広がっていた。 予想以上に早く底をついた牛乳を買いに行くべきか、行かざるべきか。 しばらく外を眺めていたのだけれど…

ブラックコーヒーの漆黒の奥をのぞいた日。

コーヒーショップに入り、カウンター越しの壁に掲げられているメニューボードへ視線を向けた。 挽きたての香ばしい豆の香りを吸い込みながら注文するのは、ボード端に書かれているアイスティーである。 メニューに無いものを注文するわけではないのだから何…

命懸け、一生懸命も多様である。

桜の開花ニュースを見るのが好きだ。 つい、その年に初めて耳にする開花宣言と自分が住んでいる場所の桜情報にのみ、意識が集中してしまいがちなのだけれど、 全国の開花情報を見ていると、春が生き物のように、南の方からジワリジワリと移動していく様子を…

今の自分に合う方法がシフトしたサイン。

お昼時に入ったコンビニ店内は、近場で働く人たちで溢れていた。 時間に余裕があった私は、必要なものをゆっくりとカゴに入れていたのだけれど、陳列棚に並んだお弁当やサンドウィッチ、おにぎりなどがみるみる消えていく様に少しばかり圧倒されていた。 お…

春に香る甘い蜜。

私の前を歩いていた学校帰りの子ども達が、沿道に設置してあるプランターに植えられた花を指差しながら、甘い、甘くない、美味しくないなどと発していた。 何を思うでもなく、その光景を視界の一部として捉えながら歩いていたのだけれど、あるプランターの前…

ドラえもんのポケットの中から出てきそうなアイテムと遭遇した日。

ドラえもんのポケットの中から出てきそうなアイテムと遭遇した。 あれは一週間ほど前のことだ。 キャンディーポットの中身が底をつきかけていたことを思い出し、ハチミツ100%で作られたキャンディーを買いに売場へ向かった。 ズラリと並べられている商品…

不要なものを溜めこまない体にシフトさせる前に、今ある不要なものをお片付け。|リンパって何?

先日、小胸筋(しょうきょうきん)と呼ばれる胸の端にある縁の下の力持ち筋肉の話題に触れましたので、 久しぶりに天使の羽と一緒に小胸筋(しょうきょうきん)をほぐしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この辺りの筋肉がほぐれてくると、普段と…

一掃するチカラ、前を向くチカラ。

出かけた先で予想していなかった量の荷物が増え、両手が塞がってしまった。 何とか一つにまとめられないだろうかと、頭の中でテトリスのような思考を巡らせながらベンチを探した。 運よく、人通りが少ない場所に設置されたベンチを発見し、そのベンチで手荷…

ジャケットをハンガーにかけるとき、ジャケットのボタンは留める派?留めない派?

先日、知人から先が分からないから不安だという話を投げかけられた。 そのような気持ちが私の中にも無いわけではないのだけれど、先が分からないということはある意味とても自由で、様々な可能性を秘めていて、素敵なことだと思っている。 私たちの思考回路…

いい仕事をしてくれる食材のそばに、彼女あり。

ボウルにベビーリーフを取り出した。 ベビーリーフは、発芽後して間もない状態で収穫した野菜やハーブなどの若葉が混ぜ合わされたものである。 成長した野菜に含まれている栄養と若葉の時に含まれている栄養を比べてみると、若葉のときの方が成長時の2倍ほ…

天使の羽ほぐしとセットでレッツトライ。

突然ですが、皆さんの天使の羽はほぐれていますか? 天使の羽というのは肩甲骨のことで、肩甲骨周りをしっかりとほぐしておくと、体にとっても自分にとっても嬉しいことへと繋がります。 肩甲骨周りのお話には度々触れておりますのでこちらでは割愛して、今…

何を、どれを、どう選ぶ? 

アイスクリームショップのショーケースの前に、お孫さんを連れたご夫婦がいた。 こんなにも沢山の種類があると、どれを選んだらいいのか分からないと話すご夫婦のそばでは、自分の順番が来るのを心待ちにしているお孫さんが、ピョンピョンと飛び跳ねていた。…

発想の転換で、ファッションをもっと軽やかに楽しむ。

先日、某肌着メーカーから白シャツからインナーの形や色が透けない男性用のインナーが発売されたというニュースを目にした。 一般的に透けない色と言えばベージュやモカといった印象が強いけれど、発売されたそれらは、落ち着いた発色のグレーやオレンジ、ピ…

大人の目でのぞく七つの子。

歩く私の横を、園児を自転車の後部席に乗せたお母さんたちが数人通り過ぎた。 後部席での過ごし方は、お母さんに圧し掛かるようにして眠っている子、両手に握った玩具か何かを空中で器用に戦わせて遊んでいる子、絵本を読んでいる子など様々で、後部席での過…

苦手な音と先祖の名残。

窓の外から、思わず身を捩らせてしまいそうなキィーという音がした。 何かの音に似ていたのだけれど……と思うや否や、再びその音が室内に流れ込んだ。 あまり得意ではない音だったこともあり窓を閉めようと立ちあがったときに、黒板にチョークが引っ掛かった…

柔らかいコットンでキャッチするものとは?

その日は空き時間を使って、溜めこんでしまっていた資料に目を通すことにした。 興味がある内容であれば時間が経つのも忘れて読みすすめられるのだけれど、そうではないものばかりを着々と溜め込んでしまっていたため、早々に飽きてしまったのだ。 トレーの…

ヨーグルトレシピに“ホットヨーグルト”を加えてみませんか。

冷蔵庫から取り出したデザートヨーグルト片手に映画鑑賞。 至福のひとときのひとつである。 私はライフスタイルが不規則で、遅い時間に夕食を摂ることも多いため、ヨーグルトは夜に口にすることが多い。 以前、『腸内環境を整えるための乳酸菌を摂るベストタ…

黒ひげ危機一発で遊んだ記憶から。

家電量販店内を移動しているとき、ずらりと並べられているパーティーゲームのひとつに目が留まった。 黒ひげ危機一発である。 樽の中央に差し込むように設置された馴染みある海賊の姿に「まだあるんだ」と思った。 シンプルなルールと、海賊がいつ飛び出すか…

眠らせている文房具用品をお掃除アイテムに使ってみる!?|マスキングテープ編

仕事道具のひとつとして毎日使っている色鉛筆がある。 色鉛筆といっても、簡易的なものなので一本のペンの中に8色の替え芯をセットして使うマルチペンタイプの色鉛筆なのだけれど、その替え芯を買いに文房具用品を扱う一角へと向かった。 日本の文房具用品…

“青丹よし”から始まるカラートラベルツアー。  

出先で素敵な色をした蜻蛉玉(とんぼだま)を見つけた。 蜻蛉玉(とんぼだま)とは、中央を突き抜ける穴が開いたガラス玉で、様々なアクセサリーのパーツとして使われたり、インテリア雑貨やお香立てなど幅広い用途で使われるものである。 このガラス玉には様々…

背徳感という名の旨味には、この対処法を。

“いつ何時でもベストコンディションであること”を目標にしてしまうと、心身共にクタクタになることがある。 それならば、その時々の状況に応じてベストな状態を作り、フォローできる知識と知恵があれば、心身ともに健やかに居られるのではないかと思う。 も…

休息することに罪悪感を覚えることがあるアナタ、「妖怪いそがし」にご注意あれ。

数か月に一度ほど近況報告をし合う友人がいる。 この友人、いつ連絡をとっても忙しくしている。 互いに引っ越しを繰り返し、近くに住んでいないこともあり、直接顔を合わせることは殆どないのだけれど、 会おうと思えばあえる距離に住んでいたときも、今と左…

オレンジワインの正体は如何に!?

ワインショップ内をぐるりと一周した。 お目当てのものを見つけることができず出口へ向かっていると、オレンジワインと書かれた小さなポップに目が留まった。 オレンジから作られたワインだろうかと近づくと、そこには赤、白、ロゼワインに続く第4のワイン…

イライラの感情とも程よい距離感でお付き合い。

インテリア雑貨を扱う店内を見て回っていたときのこと。 不思議の国のアリスをモチーフにした素敵なオルゴールボックスを見つけた。 蓋を開けると、何という曲なのかは分からなかったけれど、優しいメロディーが繊細な音色で奏でられた。 子どもの頃、いくつ…

味覚の変化から分かること。|経口補水液とスポーツドリンク編

今年も駆け込むようにして桜を堪能した。 一つの植物をこれほどまでに堪能する風習は、世界中を見渡してみても、そう多くはないのではなかろうかと、日本贔屓な思考が泳ぐ。 柔らかい青空に映える桜に、風に揺れる桜、既に散ってしまった花びらさえも美しい…

名前が出世魚のように変わるシステムが苦手です。

中学生だろうか。 まだ幼さが残るお顔立ちの少年たちが、歴史上の人物について独自の見解を言い合い盛り上がっていた。 柔軟な想像力から飛び出す自由なストーリーに引き込まれそうになったところで、彼らは電車を降りていった。 歴史上の人物たちと言えば、…

春風とだし汁の香り。

その日は予定の変更が重なり、ぽっかりと時間が空いたため、キッチンでゆっくりとだし汁でも作ろうという気分になった。 毎日のこととなれば好きなことも時間に追われ、ルーティンワークと化してしまうため、気持ちと時間の双方に余裕がある中で行う作業から…

冬から春までを繋ぐ椿と三春と。 

敷地の一部分を椿で目隠ししている場所がある。 信号待ちをする際に目に留まる場所にあるため、冬から春にかけては、そこに咲く椿の花を無意識に眺めているように思う。 素人の私には、品種等までは分からないのだけれど、この場所に咲く椿は、早いものは年…

誤字にも優しさを。

学生時代の恩師たちが弾け飛んでいる写真が出てきた。 多分、卒業式の後に行われたパーティー会場で撮った1枚だと思うのだけれど、仮装して歌う姿に思わず笑ってしまった。 恩師たちはこの時、いくつだったのだろうか。 指を数本折り曲げたところで、野暮な…

透き通ったアイスティーを淹れるには。 

ベランダから少し離れたところに植えられている桜木へと視線を移すと、随分と桜の花が開き、薄桃色をした綿菓子のような姿に変わっていた。 暖かい日が続いたこともあり、開くタイミングを計っていた蕾が一斉に開いたのだろう。 しばらくの間、その借景を眺…