幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

お花

竹のBプランが発動するとき。

最近、目にする機会が増えているCMがある。 CM内には「桃太郎は、あまりの暑さに川を泳いで行ってしまいました。かぐや姫は森林伐採で竹を見つけられず……人魚姫はゴミが邪魔で地上に上がれませんでした。物語が変わる前に、守りましょう、地球環境」とい…

毒草だらけのポイズン・ガーデン。

後にジャガイモの芽が出てくるであろう場所を、一つずつくり抜いていく。 虫食いに遭ったみたいに見えるその姿に「毒対策完了!」と心の中で発しながら、皮剥きに取り掛かった。 ジャガイモの毒は、炒めても、揚げても、オーブンで焼いても無くなることはな…

永遠と儚さを併せ持つもの。

その日は、数年前に友人が贈ってくれた海外のインテリアブックを久しぶりに引っ張り出した。 素敵な写真が多数収められており、眺めているだけで気分が高揚する一冊だ。 眺める度に目が行くポイントが異なるからか、毎回、小さな発見を届けてくれる点も気に…

何ものにも染まっていない花。

外出を控えていることもあり、ここのところ生花を飾っていない。 生花を飾っていないからといって困ることは何一つないのだけれど、リビングに一輪あるだけで随分と癒されていたのだと改めて思った。 と同時に、自分の何気ない日々も、いくつものありがたい…

器の中に見て感じる春も、なかなか風流です。

イキイキと咲いている向日葵の前を通り過ぎた先で揺れていたのは、淡いピンク色をしたコスモスだった。 この時季にコスモスなど咲くはずがないという先入観が、そのピンク色を私に二度見させたように思う。 暖冬の影響によって冬を越してしまったのか、咲く…

スミレとアリの言葉なき契約と、遠い記憶と。

自宅近くに、まだ一度も入店したことがない天然酵母パンを専門に扱うパン屋がある。 お店の前を通ると香ばしいパンの香りに誘われて、ふらりと中をのぞいてみたくなるのだけれど、タイミングが合わず、そのうちにと思いながら数カ月が経っている。 シンプル…

気持ちは上を向いたまま、視線は足元近くへ。

街路樹の根元に、小指の爪の先ほどの小さな白い花が咲いていた。 管理会社によって植えられたものではなく、何処からか飛んできた雑草の種が、根を張り、芽を出し、咲かせた花である。 一つの存在に気が付くと、ここにも、あそこにもと、次々に白いそれが自…

2月の誕生月花でもあるフリージア。

駅の改札を出た辺りで花束を持った女性とすれ違った。 花束に使われている花も色も分からなかったけれど、フリージアの甘やかな香りがした。 すれ違いざまにほのかに香る香水も素敵だけれど、花束の香りもいいものである。 フリージアは、2月から3月の誕生…

道すがらの月桂樹からの数珠繋ぎ。

時折、通り抜けに使わせていただいている自宅近くの公園は、様々な種類の木と季節の花で彩られている。 先日は、公園管理をしている20名ほどの方々が、既に開花しているパンジーを花壇に植えているところを目にし、こうして作業してくださっているのか、と…

ウィンターチューリップからのぞく景色。

今年は年明け早々から駅周辺のプランターや飲食店などでチューリップを多く目にしたように思う。 春を先取りしすぎなのでは?と思うよりも前に顔がほころび、指先をそれに伸ばしてしまうのは、本能が春を待ち侘びているからなのか、それともチューリップの可…

花よりもコーヒーとタバコが好きだという店主から教わった葉牡丹のはなし。

道すがらにあった花壇に葉牡丹がぎゅうぎゅうに敷き詰められていた。 葉牡丹が想像できる以上に成長してしまったのか、このぎゅうぎゅう感を狙って植えられたのか、真意は分からないけれど、信号待ちをしている間、その葉牡丹の密集風景に見入ってしまった。…

不思議な葉を持つハガキの木。

この時季、真っ赤な実をつけた植物を度々目にするように思う。 想像するに、野鳥たちにいち早く見つけてもらうための、植物側の作戦なのだろうけれど、柔らかい秋の陽射しに照らされている姿は、スポットライトを浴びたメインキャストのようだ。 その日、目…

ダイヤモンドリリーと箱入り娘。

この日私は、様々な意味合いの「箱入り娘」という言葉を多く見聞きした。 その対象も人や動物など様々で、見聞きする度に、日本語は使い手次第で如何様にも変化する面白いものだと思った。 そのようなことを思っているときというのは、無意識に私のアンテナ…

エンドレスサマーから言葉の海へダイヴした日。

先日、友人から爽やかな水色をした紫陽花の画像が送られてきた。 この友人は、いつだったか私が何気なく漏らした紫陽花が好きだという言葉を記憶に留めておいてくれており、毎年、梅雨の頃になると日常の中で見つけた様々な紫陽花画像を届けてくれるのだ。 …

ミチクサと冬桜。

所用を片付けるため、私にとって休日の醍醐味である二度寝を手放し、朝から外出した。 その日の日差しには、肌の奥までじりっと焼いてしまいそうな強さがあったけれど、流れる風は程よく冷たくて、このまま遠出したいと思った。 全てが予想以上にスムースに…

夏の終わりを告げる透かし鬼灯。

小料理屋の前に置いてある鉢植えには、立派な鬼灯(ほおずき)が多数ぶら下がっていた。 通るたびに、そのパッと目を惹くオレンジ色に視線を奪われていたのだけれど、先日、小料理屋の前を通るとオレンジ色の鬼灯(ほおずき)は「透かし鬼灯(ほおずき)」に変わっ…

残暑の熱を和らげてくれるバジルに許された自由。

オーガニック食材などを専門に扱っているショップの前を通り過ぎようとしたとき、おしゃれな黒板風の看板に、「バジルの季節ももうすぐ終わります」とあった。 気まぐれでバジル栽培をしていた時期もあったけれど、思っているよりも手軽に手に入るバジルとい…

素敵な秋の始まりにチョコレートコスモスなどいかがでしょうか。

そのビルの外には、エントランスに向かう上り階段に沿うようにして、両サイドに小さな花壇が設けてある。 植えられている植物はシーズン毎に植え替えられているのだけれど、咲き姿が、段々畑に咲く花のように見えるものだから、暑い日も寒い日も雨の日も、こ…

大人視点で菊を嗜む。

今年も重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)がやってくる。 1月1日の元日や、3月3日のひな祭り、5月5日の子どもの日、7月7日の七夕ほどの知名度や分かり易い華やかさのようなものはないのかもしれないけれど、 五節句の中で一番、大人ならではの楽しみ…

キッチンでとっておきのピオニー選び。

キッチンでふと、明治座のカフェにある和風サンドウィッチを食べたくなった。 舞台の幕間に設けられた休憩時間のティータイムに、何か少しだけ摘まみたいと感じたときに選ぶメニューである。 パンに挟まれているのは、キュウリや蒲鉾、海苔、胡麻などの食材…

古にブームを巻き起こした万年青とは何ぞや?

道すがら、素敵な観葉植物が多数並べられているフラワーショップが目に留まった。 こんなところにフラワーショップなんてあっただろうかと思いながら、植物に吸い寄せられるかのようにしてお店のエントランスを潜った。 高い天井からは、おしゃれな照明器具…

秋の七草でスタンプラリーできるかな。

考えごとをしながら歩いていたからか、駅構内でうっかり受け取ってしまった団扇の収め場所に困ってしまった。 手にしていたバッグにそれが入る余地などなく、どうしたものだろうかと持ち手部分を無駄にクルリクルリと回しながら歩いた。 団扇の片面にはどこ…

レトロな雰囲気の小路で見た萎んだ朝顔。

日陰を探して裏道を選びながら目的地へ向かっていたときのことだ。 レトロな雰囲気の小路に入り込み、古い映画のワンシーンに使われていそうな景色に出会った。 外に並べられた沢山の鉢植えは、水をあげたばかりなのだろう。 水滴がついたままになっており、…

本物の一途さには、程よい軽やかさが含まれているのかもしれない。

ポツリとできた休日を利用して、少し離れた場所まで足を延ばしてみることにした。 目的を持たずに散策するのも楽しいのだけれど、この日は、以前から気になっていたお寿司屋さんを目指すという目的を設定し出かけた。 もちろん、食べてばかりでは色々と気に…

“いつもどおり”ではない時間に出会ったもの。

自宅近くで夏祭りの準備が始まっていた。 辺りには、遠足や学園祭前のような非日常的高揚感が漂っており、胸の内側が、その空気につられて弾むような気がした。 お祭りの本番には行くことができないだろうと思い、辺りを少しだけ散策し、準備風景から夏祭り…

梅雨の残り香を、色褪せていく紫陽花と共に味わい納め。

この時季になると、学生の頃に友人が言い放った言葉を思い出すことがある。 それは、「夏ってさ、どさくさに紛れてやってくるから嫌なんだよねぇ」というもの。 本当にその通りだと思って大きく賛同し、上手いこと言うなと感心したのだ。 確か、鎌倉にある紫…

“米粒たわわ”にスポットライトを。

実際のところは分からないけれど雨があがった後の空気は、空気の汚れが雨で洗い流されたかのようで清々しい。 車が車道をビュンビュンと走り抜けていく様子は、普段と何ら変わりないというのに、歩道を歩きながら深呼吸をしてしまうほどだから、 やはり、気…

王の品格をまとう花。

夏の空気感や日差し、空の青にも負けないマゼンタピンク色の艶やかさは、色の方からヒトの視界に飛び込んでくるような感覚を覚えることがある。 その日は、牡丹なのか芍薬なのか区別がつかなかったけれど、通りかかった建物のエントランス脇に作られている花…

旅人の喜びを願いながら変身する花。

至る所で咲いている紫陽花を目で追いながら歩いていると、テッセンを見つけた。 テッセンという呼び名よりもクレマチスと呼んだ方が耳慣れている方が多いだろうか。 クレマチスは数百種以上もの品種があり開花時期も品種によって異なるため、一年中、どれか…

タンポポに訊ねる、お国はどちら?

犬種が分からないのだけれど、時々、散歩中の白い大型犬とすれ違う。 可愛さの中に凛とした大和魂を宿しているようなお顔立ちは、ザ・和犬という雰囲気に溢れている。 その大型犬とすれ違う際にチラリ、犬と目が合うのだけれど「お前など眼中に無い」とでも…