2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
曜日感覚が乏しい私は、人の往来多さで祝祭日に気付くことが多い。 その日も家族連れを多く見かけるような気がして、 バッグの中からスマートフォンを取り出すと、カレンダーが日曜日を示していた。 すれ違う人たちが向かう先を目で追う途中でフリーマーケッ…
Happy Halloween! 既にハロウィンパーティーを終えた方々も多いかと思うのですが、 今年もやってきましたね、ハロウィン。 今年の我が家は少々慌ただしくしていることもあり、 小さなハロウィンインテリアをお手入れも兼ねて引っ張り出して、 カボチャを味…
今年の秋は、雨が多いように思うのは気のせいだろうか。 気候や気温の変化やその時期も年々変化しているからだと思うのだけれども、 テレビから漏れ聞こえてきた「例年であれば」という天気予報士の前置きが、 何となく予報の逃げ道のように感じられることが…
レジで受け取ったおつりにピカピカの10円硬貨が紛れていた。 あまりにも神々しかったため、つい、そのピカピカを避けるようにして 手のひらの上の硬貨を数枚、レジ横の募金箱へ入れた。 自宅に戻り、新しい10円硬貨をお財布から取り出してみると昭和の文…
書棚を整理していて思うことがある。 どうして私は同じ本を何冊も所持しているのだろうか、と。 厳密に言うと全く同じ本というわけではなく、 例えば万葉集や古事記といった本が4、5冊ずつあったりするのだ。 翻訳している方が違っていたり、挿絵の雰囲気…
ある食事会で、少し離れた席にいらした方が、首を右へ、左へと傾けていた。 肩こりのストレッチか何かかしらと思い、視界の端で捉えていたのですけれど、 あまりにも長い時間首を片方に傾けていらっしゃったので、 何をしているのか気になって尋ねたことがあ…
「石焼き芋、おいも~。食べたらシアワセやってくる~♪」 焼き芋やさんのアナウンスには売り手の個性が出るけれど、 笑いではなく優しさを解き放ったようなメッセージは珍しく、 思わずベランダに出て、この時季の風物詩のひとつでもある焼き芋やさんを見下…
子どもの頃、忽然と姿を消した物たちは、いったいどこに集結しているのだろうか、と真剣に考えていたことがある。 というのも、大切にしているはずのものに限って姿を消すことがあったからだ。 必死に探している時には出てこないくせに、 探すことを止めた途…
日本語は、ひとつの言葉の中に複数の意味が含まれているだけでなく、 曖昧なニュアンスも多いため、習得することが難しい言語だと言われることがあります。 だけれども、その曖昧さがあるからこそ、 多種多様な気持ちを含ませることができたり、 様々なシチ…
夜風が冷たさを増してきている。 大判のストールに包まって腕を擦りながら見上げた夜空の風景が 少しずつ秋の空へと変わりつつあり、 しばらく夜空を見上げていなかったことに気が付いた。 「頑張るのもいいけれど、 一杯のコーヒーを丁寧に味わう時間と心の…
オフィスで働いていたら、顔から火が吹き出しそうなレベルだと思えるほどの大きな音で、お腹の虫が鳴いた。 この空間には私ひとりしかいないというのに、 恥ずかしさを紛らわすかのように「あ、お腹が鳴ってしまった」と呟きながら、 お腹を擦ってしまうのは…
雨は嫌いではないのだけれど、外出するとなると少々話が変わってくる。 その日は、雨を押してでも外出しなければいけない時用にと準備してある、 お気に入りのレインブーツに足を入れ、玄関ドアを押し開けた。 雨の日にだけ使うことができるアイテムに気分が…
先日、友人と話をしていたのですけれど、 年末年始のカロリーオーバーの土台は秋に作られているのでは、という話になったのです。 秋の味覚を味わっているうちに、 普段よりも気持ち多めの量を食べられる体が着々と作られていき、 美味しいものを受け入れら…
ワタクシ、気付けば随分と長く大人をやっておりますが、 何となく知った気になっているモノゴトが、たくさんあるのです。 「何となく知っている」という状態でも、そう困ることもないのですけれど、 改めて知ってみると、小さな扉がそっと開いて、 ちょっぴ…
半年に一度くらいだろうか、私は、家中を見回りゴッキー対策をする。 だって、自宅で彼らに遭遇してしまったら、 即、戦闘モードに切り替えなければならないけれど、私には彼らに勝利できる自信がない。 ゴッキーとは、正式名称は控えさせていただくけれど、…
郵便ポストからポスティングされたチラシを取り出し、パラパラと目を通しながら玄関へ向かった。 その中には複数のホームクリーニング業者のチラシがあったのだけれども、 全てのそれに『年末の大掃除』の文字が躍っていた。 何かと忙しい年末に休みを返上し…
幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ こんにちは。 こちらで執筆させていただいております柊希と申します。 いつも、大切なお時間を使ってお越しくださいまして、ありがとうございます。 皆さんの足跡全てが私のタカラモノです。 本日10/16~…
造形作家の方とやり取りをしていたときのこと。 本題は少しずつ脱線していき、気が付いたときには人形劇の話をしておりました。 子どもの頃の私は、お人形遊びや、おままごと遊びの類に興味がなく、 お人形は飾って愛でるものだと思っていたのです。 多分、…
ある日、友人の子どもとお喋りをしていたときのこと。 「『てんてこ舞い』と『きりきり舞い』はどっちが好き?」 と不思議な質問を投げかけられた。 答えに困った私は、みかちゃんはどっちが好き?と少しずるい手を使った。 すると彼女は、 「わたしは、てん…
しとしとと優しい雨が降ったり、止んだりを繰り返している。 ベランダに出ると、雨の匂いを含んだしっとりと冷たい空気が在った。 2、3度深呼吸をすると、寝不足気味の脳内がしゃっきりと目覚めたような、そんな気がした。 ようやくやってきた秋の長雨に、…
旬のものを中心にした食事を摂っていると、 体内バランスが自然と整ってくると言いますが、 自然のリズムと体のリズムが一番自然な状態で同調するからなのかもしれませんね。 店頭に並ぶ立派な大根たちを手に取り、そのようなことを思っておりました。 年中…
差し入れにいただいたクッキーをお皿に盛り付け、柚子の香りが爽やかな和紅茶を淹れた。 お皿とマグカップを手にPCの前に座ろうとしたのだけれど、それらを握る手に力を入れ直し、気分転換にリビングへ移動した。 厚みがあり、口の中でほろほろと崩れるク…
クローゼットの隅の様子をガサゴソとうかがいながら奥の方へと手を伸ばし、 忍ばせてあった湿気取りを引っ張り出した。 それを手のひらに乗せ、目線の高さまで持ち上げた私は、思わずニヤニヤしてしまった。 私は、数種類の湿気取り剤を併用しているのだけれ…
秋の装いが街中に増えてきた頃だっただろうか、 友人が真っ赤なコーヒーカップをそっとテーブルに置きながら、 コーディネートとスタイリングって何が違うの?と言った。 そして、口をつけたばかりのティーカップから紅茶をコクッと喉の奥へと流し込む私に、…
夏の終わりごろ、大切に使っている羽毛布団のお手入れを 馴染みの布団やさんにお願いした。 本格的なお手入れは久しぶりだったこともあり、 外カバーの新調も含めた、お手入れの依頼となった。 お布団の中に詰め込まれた羽毛は、職人によってカバーから取り…
皆さんは贈り物をする際、どのように「熨斗(のし)」を選び分けしていますか。 ここで言う「熨斗(のし)」選びとうのは、「内熨斗」にするか「外熨斗」にするかです。 少し前のことなのですが、店頭で「内のし」にするか「外のし」にするか選ぶ機会がありまし…
先日、少しマニアックな場へ足を運んだのです。 その日は、私のマニアックな趣味や話にもお付き合いくださる キュートで素敵なお姉さんとご一緒できたため、 普段とは異なる楽しい時間を過ごすことができて幸せでした。 その、マニアックな場には、コアな分…
私の体の癖をよく知っている鍼の先生と メディカルアロマテラピーのセラピストの方が同じことを言ったことがあったのです。 それは、「肩がこっているときや作業を終えたときに、 自分でストレッチやマッサージをすることがあると思うけれど、 あなたの場合…
ラリラリラリラ、しらべはアマリリス♪ すれ違った女の子たちが楽しそうに歌っていたそれは、アマリリスの歌だった。 久しぶりに聞いたけれど、ラリラリラリラって何ぞや。 オルゴールの音色を表しているのだろうけれど、 ラリラリラリラってと子どもの頃と変…
持ち物の中にある、開かずの箱。 私の家移りの回数が多すぎて、開けるタイミングを逃している箱だ。 この箱の中身に助けを求めなくても過ごすことができている現実から想像するに、 梱包時には私にとって大切な色々を詰め込んだのだろうけれど、 きっともう…