幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

美味しい方がイイ、命がけのミッションなんだもの。

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ぶーん、ぶーん、と嫌な羽音が聞こえた。

蚊、である。

今年も酷暑のおかげでと言っていいのか分からないけれど、近年の暑さの中では蚊も思うように動くことができないのだろう。

蚊とは縁が無いまま夏の終わりを迎えた。

虫除け用に精油を使ったアロマミストを作ることがあるのだけれど、ここのところ、以前ほど大量に作らずに済んでおり、この点に関しては快適な夏が数年続いている。

とはいうものの、暑さが引き始めたこの時季は、人だけでなく蚊にとっても活動しやすい気温のようで、蚊が現れる時季は夏ではなく夏と秋の狭間に変わりつつあるように思う。

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いつだったか、どうしてあんなにも小さな羽音が聞こえるのか不思議に思ったことがあった。

聞くところによると、蚊が出している羽音の周波数は人の話し声と非常に近い、似た周波数をしているため、キャッチしやすいのだとか。

更に、あの羽音。

例えば、蝶が1秒間に羽ばたく回数を5回程度だとすると、蚊はその100倍の500回ほどバタバタと羽を動かしているというのだ。

1秒間に500回、それを連続で行っているなんて私には想像もできない運動量と回数だけれども、蚊は小さい体でなかなかタフである。

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そんなタフな蚊の栄養源と言えば、私たち「人」や「動物」たちの血だと思っている方もいらっしゃるのではないだろうか。

私もそう思っていたのだけれど、彼らの好物は糖分で、生き延びることだけを考えるならば、花の蜜や果実、草などに含まれている甘い水分を吸うだけで十分生きていけるのだそう。

しかし、子孫を残すとなるとメスの蚊は産卵する必要があり、産卵するためには人の血や動物の血に含まれているたんぱく質を摂取しなければいけない。

という理由から、メスの蚊は危険を冒して人の血を吸いにきているという。

一方の産卵をしないオスの蚊はというと、危険を冒してまで人や動物の血を吸う必要がないため、血を吸うために使う針すら持っておらず、花の蜜などを吸って一生を終えるそうだ。

この視点だけを切り取るとメスの一生はとてもリスキーで、オスの一生は優雅にも見えるけれど、オスの蚊だって、私が未だ知り得ない重要ミッションを担っている違いない、と思いたいところである。

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以前、薬剤師の方とこのような話をしていたことがあるのだけれど、その際、血液型の話が話題になった。

O型の血は花の蜜に似た分子構造をしているため、他の血液型の方と比較すると血を蚊に吸われやすい傾向にあるという話があるというのだ。

更に、甘いものを頻繁に食べる方も、甘い香りが体からほのかに出ているのか血を蚊に吸われやすいのではないかと推測する方もいるという話も。

もし、危険を冒してまで血を吸いにいかなくてはいけないメスの蚊の心の声を聞くことができたなら、「できるだけ美味しくてたんぱく質も豊富な血を吸いたいわ、だって命がけのミッションなんだもの」という声が聞こえてきてもおかしくはないのかもしれない。

そのようなことを思いつつ、部屋中に虫除けスプレーをひと吹きした午後である。

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