2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
友人から、下戸でもお酒気分を味わえるようなノンアルコール飲料はないか?と尋ねられた。 体がお酒を一切受け付けない体質の人のことを下戸と言い、 そのような遺伝子のことを下戸遺伝子と呼ぶけれど、 この下戸という言葉の歴史は古く、しかも、日本と中国…
雑誌を捲っていたら、血液型占いのページが出てきた。 そして、以前友人が零したことを思い出した。 友人の子ども時代に血液型による性格診断や相性占いが流行り、 子どもたちの中で、血液型には“暗黙の順位”や“相性の正解”のようなものがあったという。 も…
書店の出入り口付近に平積みされていたファッション誌を眺め、思う。 様々な分野の情報を、簡単にインターネットを通して入手できることが当たり前で、ペーパーレス化も同時進行している今、 年間、どれくらいの数の人がファッション誌の現物を購入している…
重陽の節句のために生けていた菊やリンドウも、何度目かの活け替えを経て、そろそろ終わりに近づいてきている。 リンドウの深い青、ここではロイヤルブルーと言った方がイメージしやすいだろうか。 このロイヤルブルーに、小さな向日葵のようにも見えるスプ…
その日は、探し物をしており、古の書道家の作品に目を通していた。 私の記憶が曖昧だったこともあり、思うように探し物に辿り着けず日を改めようかと思ったとき、ふと、先人たちの筆跡鑑定でも……と思ってしまった。 鑑定と呼べるほどの知識は持ち合わせてい…
美味しい魚介類が食べたくなり、観光地化して賑わっている市場へ行った。 建物内に足を踏み入れると、ヒンヤリとした冷たい空気と威勢の良い声に出迎えられた。 新鮮な魚介類や、その土地ならではの山の食材、加工食品などを覗き込み、 買って帰るものを吟味…
白米の消費量が減ってきているという話はよく耳にするのだけれど、 近年、食の好みではなく、糖質制限によるダイエットを実践する方の数も増え、 お米やもち米の消費量が更に減少の傾向にあるのだそう。 そのような話をしてくれたのは、米粉を使ったパンも扱…
今年の夏は、普段あまり口にしないアイスをたくさん口にした。 体のウエイトに大きな影響が出なかったのは、酷暑だったことから、 手が伸びたアイスのほとんどが、低カロリーの氷菓ばかりだったからだと思う。 今年の夏、偶然目にしたニュージーランドのホー…
食後の紅茶をいただいていたときのこと。 友人がバッグの中から小さなパッケージを取り出した。 薬とは異なるように見えたため、何のサプリメント?と尋ねてみた。 すると、友人の体調や体質に合わせて組み合わされた体内デトックスサプリメントだという。 …
赤い口紅に、漆黒にゴールドカラーのローヒールが印象的なご婦人が、目の前を颯爽と横切った。 その、年齢を感じさせない装いと歩き姿に、名前は忘れてしまたけれど、誰かが残した言葉を思い出した。 『人は、歳を重ねただけでは老いない。理想を失うときに…
郵便受けの中に手を押し込んで郵便物を端に寄せ、ざっと掴んで引き出した。 やけに多い不要なチラシの中から、真っ当な郵便物だけを引き抜きながらエレベーターホールに向かっていると、 届け先を間違った郵便物が紛れ込んでいた。 封筒の隅には、カラフルな…
足を止めた一角には、ロングセラー商品から最新の商品まで、歯のホワイトニングに関するアイテムが、並べられていた。 以前、歯科医師である知人と話をしていたときに、予防歯科も随分と世の中に定着してきたけれど、 歯や口元の美しさに注目した、総合的な…
明け方、今よりも少しだけ厚みがある掛け布団に変えても良さそうだと思いながら、 真夜中に冷えてしまった体を温めるようにして布団に包まり直した。 薄目を開けて時計を見ると、アラームが鳴る5分ほど前だった。 その日は、朝から雨がパラついており、耳を…
私は、喉に違和感を覚えてうがいをするとき、エルダーフラワーのハーブティーをこれでもかというくらい濃く作り、冷ましたものでうがいをする。 だから、うがい薬のようなものには慣れておらず得意ではないのだけれど、久しぶりに、うがい薬のイソジンを購入…
遠方から出張で出てきていた友人と食事をした。 新幹線の出発時間ぎりぎりまで話そうということになり、駅構内にある飲食店に入った。 店内にいた人の多くが、これから何処か別の場所へ行くのだろう。皆、大きな旅行鞄を携えていた。 近況を報告し合っている…
海外に居る友人、知人へ送るグリーティングカードをテーブルの上に広げた。 送ろうと思ったときに探していたのでは、思うようなものに出会えないことが多いため、 グリーティングカードは見つけたときに購入するようにしている。 その、カードコレクションを…
予定が、思っていたよりも随分と早く片付いたため、その時間を使って茶器を見に行くことにした。 近年、急須でお茶(緑茶)を淹れて飲む方が減っていると、様々な場所で耳にする。 夏は暑いからちょっと……といった季節に限ったことではなく、「お茶(緑茶)はペ…
偶然手に取った雑誌にジビエ料理の店が紹介されていた。 ジビエは、狩猟によって獲った野生の獣や鳥の肉を意味するフランス語で、 ヨーロッパでは古くから、貴族たちの間で愛されてきた伝統料理だ。 ジビエ料理が、どうして貴族たちの間でのみ楽しまれていた…
ひとりで道を歩いていたら、ある飲食店の貼り紙が目に飛び込んできたのです。 思わず「ふふっ」と噴き出してしまったのですが、そのタイミングですれ違った女性の顔には、「この人、怪しい!?」と書いてありました。 そのことに運悪く気付き、恥ずかしさで…
恐る恐るボディーメンテナンスの予約を入れた。 定期的に通っている訳ではないのだけれど、もう自分ではどうしようもない……という時に駆け込む場所が2か所ある。 その日は、メディカルアロマテラピーによるボディーメンテナンスを選び、行くことにした。 本…
目に留まったタルトに、たっぷりと乗せられていたのは、そろそろ旬を終えるパパイヤだった。 熱帯地域で栽培されているフルーツで、国内では沖縄や鹿児島などで栽培されている。 しっかりと熟した黄色いパパイヤは酸味や苦みがなく、まったりとした甘さが人…
スマートフォンを覗き込むと、知らない番号からの着信履歴が残されていた。 誰だろうと思いながら、残されていたメッセージを確認すると、とても上品で柔らかい声の女性であることが分かった。 聞き覚えが無いその声に耳を傾けていたのだけれど、すぐに間違…
ちょうどいい加減と言われるくらいが一番だと頭では分かっているはずなのに、 人の向上心や探求心が、人を飽和点へと向かわせる。 そして、飽和点に達し、十分すぎるほどに満たされると、様々な理由が挙げられ、並べられて、原点へと舵を大きく切り返す。と…
食材が煮込まれていくときに出るグツグツという音をBGMに、 キッチンに持ち込んだ資料に目を通す時間が好きだ。 きっと、少しずつ在り方を変えていく音や香りに五感が程よく反応するからだろうと思う。 いくらエアコンが効いている場所だとは言え、少し前…
待ち合わせの場所へ向かっていると、オレンジ色のスタッフジャンパーを羽織った女性にチラシを差し出された。 勝手に、受け取らなくて申し訳ないという意味を込めたお辞儀をして通り過ぎたのだけれども、女性の方が一枚上手だった。 再び私の前へと周り込み…
秋めいてきたある夜のこと、キッチンで夕飯の支度をしていると、外から大きな音が聞こえているような気がした。 雷だろうかと思い、窓を開けて外へ出てみると大きな花火が夜空に上がっていた。 今年の打ち上げ花火は、全て終わってしまっているだろうと思っ…
その日の車内は混雑しており、私は、出入口近くのボックス席付近に立っていた。 外は暗く、車窓には1日頑張って過ごした乗客の顔や、スマートフォンをンぞ着込む人が映り込んでいた。 私は、軽く目を閉じた状態で、体を電車の揺れに委ねることにした。 ボッ…
冷凍庫に忍ばせていたはずのパイ生地が見当たらない。 何処へ消えてしまったのだろうかと隅々まで見渡してみたけれど、やはり無い。 当然、私が使い切ってしまったのだけれども、脳内にある記憶は書き換えられておらず、 パイ生地があるという前提で作ってし…
ハロウィンが、年々、秋の一大イベントとして世の中に定着しつつある。 そこには、様々な大人の事情も絡み合っているため、市場規模は順調に拡大中で、既にバレンタインを越える規模だという。 先日立ち寄った、輸入食材店や某スイーツ店では、ハロウィンパ…
先日、秋色に触れたくなり通りがけにコスメカウンターをのぞいた。 肌が弱い私は、直接肌に乗せることができる成分と乗せられない成分が、ある程度決まっているため、「新商品」「一目ぼれ」といった理由で商品に飛びつくことはない。 本当は、そのような感…