2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ストック用にと注文していた衣類用のワイドハイターが届いた。 様々なものを試してはみるのだけれど、長い間、常備し続ける商品はそう多くはない。 どうしてもこれを使いたいと思えるものに出会ったとしても、流通面において手軽に購入することができないこ…
昔ながらの塩分が効いている梅干しも美味しいけれど、我が家の冷蔵庫内に鎮座するのは、専らはちみつ漬けの梅干しだ。 塩分を控えたいという理由と、酸味と塩気だけではなく適度な甘味も捨てがたい、という私の我がままを叶えてくれる梅干しがそれである。 …
私の、この時季のお楽しみのひとつに“春告げわかめ”を食すこと。というものがある。 今や、食材の多くが通年で手にすることができ、口にすることができるけれど、この環境が当たり前になってしまうと、 身勝手ではあるのだけれど、旬のものを旬に口にすると…
二十四節気が立春から雨水(うすい)へと変わった。 今年は、2月19日から3月5日までがこの期間にあたるのだけれど、雨水期間に入る初日(今年は19日)を雨水の日と呼ぶことが多い。 雨水期間を簡単に言うならば、冬の厳しい寒さが一段落し、気温が少しず…
調味料がずらりと並ぶ陳列棚の前で必要なものをカゴに入れていると、ポンポンと肩を叩かれた。 吟味中だった調味料の袋を手にしたまま振り返ると、ブロンドヘアの女性が立っていた。 女性は、スマートフォンを私へ見せながら画面をタップした。 すると画面か…
次の予定まで時間が空いたため、その場から一番近くにある神社へ散策に向かった。 その日は、一段と冷え込みが厳しい日だったけれど、長く続く参道を歩いていると、体の内側からぽかぽかとした熱が広がるのを感じられた。 首にぐるぐると巻いていたストール…
無性にカレーを欲するときがある。 あのスパイシーな香りに誘われてという場合もあるのだけれど、今回は突如として体がカレーを欲するときの話である。 今から7、8年ほど前だっただろうか。 医療従事者である知人との何気ない会話の中で、最近何だか無償に…
先日、スマートフォンの機種変更をした。 大きな不具合が生じた訳ではないのだけれど、前回の機種変更時は、スマートフォンが突然だんまりを決め込んで動かなくなったことから変更するに至ったため、 今回は、そうなる前に自主的に早期変更したわけである。 …
雑穀を切らしていることを思い出し、外出ついでに購入して帰ることにした。 毎日口にしているわけではないのだけれど、体内環境を整えたいときに白米に混ぜたり、 サラダやスープの具、パンケーキを焼く際に生地に混ぜ込む具などとして使うなど、何かと重宝…
今年は少し出遅れてしまったのだけれど、2月も半ばを過ぎた頃、うさぎ雛を出した。 今年もこうして、取り出して飾ることができる状況に感謝しつつ、リビングの一角に並べた。 桜木や菜の花は手配済なので、到着を待って飾ることにした。 一時期は、全ての準…
役所の前を通るとブロックで作られたプランターが、敷地をぐるりと取り囲むように配置してあった。 そこには、プランター内の土を耕したばかりだということが分かる柔らかそうな土が入っており、色鮮やかなパンジーが植えられていた。 街の中に少しずつ増え…
季節の移り変わりを感じながら苦味を盛るのは、この時季のちょっとした楽しみである。 すっかり冬仕様が定着しきっている体を、スムースに春仕様の体へと変えていくコツのひとつに「山菜を食べる」という方法がある。 山菜を食べるだけで?と思ってしまうけ…
その日、どうしても自分の手では洗うことができない衣類を袋に入れて家を出た。 開店と同時にお願いしてしまおうと思っていたこともあり、私には珍しく早い時間帯に家を出た。 クリーニング店に到着し自動ドアの前に立ってみたのだけれどドアが開かず、一歩…
信号待ちの間、ぼーっと信号機を眺めていて思い出したことがある。 もう随分と月日が経ってしまったけれど、英国暮らしをしていた頃の知人が、日本へ遊びに行くので会わないかと連絡をくれた。 日本には、どれくらいの期間滞在するのかと問えば、今の予定で…
お土産で頂いていたハーブティーをテーブルに広げた。 そして、何でもまずは広げてみる自分の癖に気が付いた。 別に箱の中をチラッチラッと覗くようにしてフレーバーを確認することもできるのだけれど、多分、このちょっとした解放感を楽しんでいるのだろう…
コミュニティーセンターの前を通り過ぎたあと、調べものがあったことに気が付き引き返した。 ロビーの受付で幾つかの資料をいただき、ロビーのソファでそれらを鞄に仕舞い込むことにした。 テーブルを挟んだ向かい側には、4、5歳くらいの子どもたちが楽し…
作業のお供にとリビングで流していた音楽を止めてテレビを点けた。 画面に映し出されたのはご当地の美味しいものを紹介するグルメ番組だった。 その番組内で紹介される品々を聞き広いながら手を動かしていたのだけれど、「濃厚」、「もちもち」といったフレ…
駅へ向かう道すがら、雰囲気の良い店構えの印鑑屋があった。 窓ガラス越しに真っ先に目についたのは、店内の一角を占領していた大きな大きな観音像だ。 その奥に見えたカウンターには、職人と呼ぶに相応しい空気をまとった男性が、印鑑を制作中だったのか俯…
先日、窓の外を見ると雪がはらはらと舞っておりました。 確かに外は冷えていたのですが、雪が降り積もるほどの冷たさではなく、お日様もご機嫌だったので、 空から舞ってくる雪には太陽の光が反射して、辺りは後光に包み込まれたかのような景色に。 相反する…
クッションフロアはとても便利なのだけれど、お掃除を怠ったわけでもないのに、薄い汚れの層が月日と共に幾重にも重なり、 全体的に黒ずんだような、ぼやけてきたような歯痒い状態になることがある。 消耗する床材だと思って割り切ることも多いのかもしれな…
もっと上手に発酵食品を楽しむことができるとよいのだけれど。 そのようなことを頭の片隅にチラつかせつつ、あれやこれやと試行錯誤を楽しみながら、その時々に体が欲する発酵食品や必要であろう発酵食品を口にしている。 発酵食品と一口に言ってもその種類…
確か、年が明けて間もない頃の外出時のことだったと思う。 電車に乗っていたのだけれど、生憎車内はとても混んでおり、出入口付近から通路中ほど辺りまでグイグイと押し込まれることとなった。 出入口のドアが閉じ電車が走り出したため、窓の外を流れる景色…
季節の変わり目ということもあり、メイクポーチの中身をテーブルの上に広げてみることにした。 できるだけシンプルなラインナップに留めていたはずなのに、広げてみて思うのは、少し気を抜くと細々としたものがポーチ内のスペースを侵食し始めるということ。…
窓際の暖かさに身を委ねながら、少々苦手なジャンルの資料に目を通していたのですが、集中力が途切れ、瞼が閉じかけては開きを繰り返しておりました。 しばらく目を休ませよう……もう言い分け以外の何ものでもないそれを理由に目を閉じたのですが、 じわじわ…
テレビを点けると、とある女優さんがラーメンをすすっている映像が映し出された。 麺がリズミカルに口の中に吸い込まれていく様を見ていたら、ラーメンを食べたいという衝動が湧いてきた。 それくらい、美味しそうに見えた。 私は麺類をリズミカルに吸い上げ…
耳と足裏にはツボがたくさん。 だから、何も考えずに耳をグルグル回したり、足裏を丁寧に刺激するだけで体が内側からポカポカ温まりはじめます。 お薬を使うわけではないので劇的な変化ではないけれど、だからこそ安心して、心身に負担をかけることなく気分…
飲食店でくじを引いた。 当たったのはプラスティック製の魚の玩具とキャラメルコーン(※東ハトの商品)だ。 小さなお子さんでもいれば戦利品を託そうかと思ったのだけれど、生憎、周りを見渡してみるも小さな子どもの姿はなく、 ギリギリ入るか否かというサイ…
そろそろ春らしい花でもとフラワーショップに立ち寄った。 店内の中央に設置してあるテーブルの上には売り物ではない、鑑賞用の季節の花が生けてあるのだけれど、その日は色とりどりのヒヤシンスが飾られていた。 ガラス製の花瓶を使って水栽培されているヒ…
子供向けイベントにでも行った帰りなのか、小学生くらいの子どもが、大きな袋を抱えて歩いていた。 その日は、似たような子どもを何度も目にしたのだけれど、大きな袋の中身は皆、綿菓子である。 パンパンに膨れた袋の中いっぱいに広がる雲のような綿菓子。 …
自宅近くにあるお寺の前を通りかかると、ご住職が庭先の木々を剪定している姿が目に留まり、昨年の出来事を思い出した。 昨年の初秋頃、とあるお寺へ出向く機会があった。 初秋とは言え、まだまだ記憶にも新しいあの暑さの後である。 街中に在ったそのお寺は…