幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハッピーバースデーと冒険心と。

数週間ほど前のことである。 久しぶりに立ち寄った書店内を見回っていると、「11月30日は小説家、マークトゥエインの誕生日です」と書かれたポップが視界に入った。 マークトゥエイン……知っているけれど何を書いた方だったかしら?と、記憶ボックスの中…

道具はストレスフリーで使いましょ。

キッチンバサミの切れ味が鈍くなったように感じたのだけれど、過去に切れ味が良すぎるキッチンバサミで大失態をおかしてしまった記憶がチラつき、切れ味が良すぎるよりは、可もなく不可もなくという状態を選び使っていた。 すると今度は、作業用バサミの切れ…

マンウォッチングとトレンチコート。

カフェの窓際を陣取ってミルクティーを口に運びつつ始めたのはマンウォッチング。 世の中には様々な人がいるのだと手っ取り早く実感できるマンウォッチンは、幾度繰り返しても飽きることはない。 その日は、男性女性を問わずトレンチコートを身に纏っている…

メネフネが集めた虹の材料。

空にとても大きくて太い虹が架かっていた。 今年は虹を目にする機会が多くて密かに喜んでいたのだけれど、今年目にしたどの虹よりも立派なそれに、私のテンションはぐぐっと上がった。 急いで鞄の中からスマートフォンを取り出して人目もはばからずシャッタ…

ぷるぷにっとしたタピオカの正体は!?

気に入って使用している調味料の幾つかが切れたままになっていた。 無いならば無いなりに何とでもなることは確認済みなのだけれど、お客様をお招きする予定もちらりほらりと入り始めたことをきっかけに重い腰を上げて調達に向かった。 店内には様々な調味料…

ファントムの生みの親は元ジャーナリスト。

カテゴリーを問わず、専門店と呼ばれる独特な雰囲気を持つ空間は、好奇心と緊張感を程よく刺激してくれる面白い場所である。 今の私にとって縁遠い存在になってしまった楽器店の前を通り過ぎながら、かつて足を運んでいた時の記憶と楽器店の匂いを手繰り寄せ…

あの厄介な「蚊」からヒントをもらっているなんて。

腕まくりをするとペン先でつけた点よりも小さな赤い点が目に留まった。 先日、久しぶりに受けた血液検査の針の痕である。 血液検査は苦手なものの中のひとつではあるのだけれど、ボディメンテナンスの一環として年に一、二度受けている。 恐怖に飲み込まれて…

灯りゆく明かりを眺めながら思うこと。

あっという間に冬が来てしまった。 そう気が付いたのは、シナモンティーに手が伸びる機会が増えたからである。 この日も、お気に入りのマグカップにアイルランド土産でいただいたティーパックを入れてお湯を注いで待つこと4分。 そこに、シナモンパウダーを…

コルクの木は縁の下の力持ち。

最寄り駅そばにあるリカーショップは、様々なジャンルのお酒を取り扱っている。 その中には、リーズナブルなのに、もう一度飲みたいと思わせる様なお酒も多々あるため、つい、宝探しをするような気分で立ち寄ってしまうのだけれど、その出会いは一期一会がほ…

10秒で体中に酸素と栄養を行き渡らせてみませんか。

古い映画のワンシーンに、主人公が床に両手をついて逆立ちをする場面があった。 それをぼんやりと眺めながら、学生時代、頭や体がすっきりしないときや考えがまとまらないときなどに逆立ちをする友人がいたことを思い出した。 逆立ちをすると、体の下部に溜…

茶の花香よりも大切なもの。

約束の時間よりも少しだけ早く到着した私に、お店の方が日本茶を淹れてくださった。 その日は、暖房のスイッチを押すか否かで迷うような朝から始まり、日中もひんやりとしていたため、冷えた体にじんわりと広がっていくお茶の温かさはとても有難かった。 ほ…

秋の陽射しのような艶を放つ琥珀と太古の森。

先日、ながら見をしていたテレビから、地球温暖化対策の一つとして昆虫食が注目され始めているというニュースが聞こえてきた。 その土地に古くから伝わる昆虫食の紹介とは異なるこの手のニュースは、近年、至るところで見聞きする機会が増えていることもあり…

ゴボウに灰汁はない!?

出先でいただく小鉢料理に使われているゴボウの色が少し黒ずんでいると、嬉しい。 そう思うようになったのは、必要に迫られて灰汁というものを深く知る機会があったことがキッカケだったように思う。 灰汁と一口に言っても、発がん性があるものから栄養や旨…

ひとかたまりのパンと陽だまりの猫。

今日も陽射しが丸い。 姿形は分からないけれど、角がとれて丸みを帯びたような陽射しは柔らかく、夏のそれのように肌をジリジリと焦がすような強さがなくてホッとする。 しかし、油断するなかれ。 窓際でその陽射しを浴びながら空でも眺めていようものなら、…

彼らの冬支度は、腹巻スタイルではなく「こも巻きスタイル」。

街中の木々の葉も色に深みが増し、早いものは少しずつ散り始めている模様。 今年は秋の始まりが遅かったような体感が未だに残っており、景色が移り変わる速度に気持ちが思うように追い付かない。 秋を感じ足りていない私は、本当にもう晩秋?と疑いにも似た…

「なし崩し」、正しく使えているのかセルフチェックしてみませんか?

今の表現は、どちらの意味だったのだろうかと、直前の会話や文章を思い返しながら、会話を続けたり文章を読みすすめたりすることがある。 確か、キンキンに冷えたアイスティーを美味しいと感じていた今年の夏の頃だったと思うのだけれど、「なし崩し」という…

キウイフルーツで血糖値をナビゲート。

夏の置き土産のように見えたゴールデンキウイが、「今年最後です」のポップと共に積み上げられていたのは数週間ほど前のことである。 キウイは通年で入手できるフルーツだけれども、偶然にも「今年最後」となる品種だったのか、揺れるポップにつられて2個、…

不意に訪れたサワディーカーデビュー。

朝起きて換気のためにリビングの窓を開け放ったら、秋の匂いが外から勢いよく流れ込んできた。 その匂いにつられて外へ出ると、肌を刺すほどではないけれど、全身の細胞がキュッと縮こまるような外気の冷たさが心地よくて、すぐに忘れてしまいそうな程ささや…

不思議な葉を持つハガキの木。

この時季、真っ赤な実をつけた植物を度々目にするように思う。 想像するに、野鳥たちにいち早く見つけてもらうための、植物側の作戦なのだろうけれど、柔らかい秋の陽射しに照らされている姿は、スポットライトを浴びたメインキャストのようだ。 その日、目…

干支飾りと「かきいれどき」と。

和小物専門店の前を通ると、店先に干支飾りの見本が多数、陳列してあった。 もちろん来年の干支である。 もう?と思ったけれど確かにそのような時季である。 私は毎年、小さな干支飾りを我が家に招き入れることを年末の楽しみのひとつに挙げている。 きっか…

美しさの奥に秘められたるものの尊さを。

歩道の吹き溜まりで、真っ赤な落ち葉が乾いた音を響かせながらクルクルと回っていた。 美しい艶を帯びた赤色の正体を知りたくて辺りを見回すと、赤く染まった葉をつけた桜の木があった。 桜のイメージと言えば、開花時の桜色、初夏の緑色、いつの間にか葉が…

遊び心の印、遊印。

隙間時間を利用して小物整理を始めた。 この日のターゲットスペースは書道道具を収納している辺りだ。 筆の取捨選択を行い、墨や墨汁の状態をひと通り確認し、硯(すずり)や落款印(らっかんいん)も確認した。 落款印(らっかんいん)を確認していると、彫られる…

お天気を道標に進める秋冬支度。

ダイニングテーブルにPCと相棒である道具の諸々を豪快に広げ、作業を始めた。 時がどれくらい経ったのか見当すらつかなかったけれど、空腹感から、ふっと集中力が切れたところで顔を上げて窓の外へ視線を向けた。 清しい秋晴れのその日、空は優しいブルー…

春菊片手に思い出す、得体の知れない存在と化してしまった自分。

昼下がりの日差しをリビングの陽だまりで浴びながら、年末へ向けてのカウントダウンのシュミレーションを脳内で始めてみたのだけれど、場所が悪かったのか、私の意識はすぐに陽だまりの何とも言えぬ心地良さに絡めとられてしまった。 そして、手にしていた手…

内臓をあるべき位置にキープできていますか?

ご無沙汰している鍼灸医がいるサロンの前を通った。 以前の場所から移転する予定があるとは聞いていたのだけれど、とても見つけやすい場所に移転しており、青信号を待つ間、道路を挟んで向かいに建っているビルを見上げながら、ここだったのかと思った。 以…

大地が凍り始める頃でございます。

11月もいつの間にか半分を過ぎるようだ。 「過ぎるようだ」などと、他人ごとのような物言いをしてしまうのは、流れゆく時間に追われなくないと思う私の勝手なのだけれど、七十二候がそのように思っている私に忖度するはずもなく、暦の上では、寒さによって…

ミルククラウンができたような気がした日。 

冷蔵庫から取り出した牛乳をボウルに注いだ。 最後の一滴がぽたっとボウルに落ちた時、ミルククラウンが見えたような気がした。 あれは小学生だっただろうか、それとも中学生だったのだろうか。 もう、記憶が遠すぎて思い出すことができないけれど、理科の実…

カラダを効率的に温めるカイロの貼り処。|ちょっぴりマニアック編

帰宅途中にドラッグストアーに立ち寄ると、女性が箱入りカイロを買い物かごに入れていた。 珍しい光景ではないのだけれど、その動作を3、4回繰り返したものだから、つい、友人のことを思い出した。 私の身近にも、カイロを欠かすことができない友人がおり…

ボーロを押し込む小さな手。

母親に抱っこされた赤ちゃんが、母親の肩に片手をつくような態勢で、後ろを歩いている私の方をじっと見ていた。 あまりにも真顔で視線を向けるものだから、ニッコリと笑ってみたのだけれど、心ここに在らずのように見えた。 すると一旦、母親の胸の方へと下…

雨と、お酒のカラクリ。

駅近くのビルに入っているとある飲食店。 通された席は、外の景色を見下ろすことが出来る場所だった。 少しずつ日が落ちていく景色を淋しい景色だと感じる人もいるけれど、私は何だか、とてもほっとする。 現実は、夕飯を食べてからもうひと頑張りということ…