幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

身近なもののルーツを覘く旅

揚げパンの記憶が行方不明。

年に1、2回ほど足を運んでいたコッペパンの専門店が、いつの間にか閉店していた。 最後に購入したのは昨年末だったように思う。 食べきれないと思わせるほど大きなコッペパンだったけれど、そのふかふかの柔らかさと軽やかな食感が後を引き、あっという間…

残すべきもの、進化させるべきもの、風習も様々である。

今年はお招きいただいていた結婚披露宴が、幾度かの予定変更の末、無期限延期となった。 直接お祝いしたい気持ちいっぱいで、とても楽しみにしていた場だったのだけれど、この状況では致し方ない。 一堂に会する場を設けることができれば良いのだけれど、そ…

和製バスローブは夏の風物詩。

某日、呉服屋の前を通るとショウウィンドウに新作の浴衣と浴衣用の反物が飾られていた。 あの反物で浴衣を仕立てたら素敵だろうなと楽しい想像がムクムクと立ち上がってきたけれど、自宅に戻れば私のとっておきたちが待っていることを思い出し、この日は素通…

お弁当はどこまで進化するのだろうか。

偶然目にした外国の記事で、日本のあれやこれやが称賛されていた。 話題の入り口は、日本人のマスク着用の習慣だった。 確かに、日本ではマスクの着用に関して抵抗を感じる人は外国の方々と比べると少なく、問題となることがあるとすれば、蒸れて息苦しい、…

刺繍の奥にある景色。

長年愛用している革製のコースターがある。 母の友人に革細工を趣味にしている方がいるのだけれど、その方が、ようやく人様に贈れるくらいの腕になったからと言ってプレゼントしてくれたものだ。 そのコースターを母と半分ずつにしてから随分と年月が経った…

扇子とカンニング。

縁あって譲り受けた扇子を引き出しから取り出した。 扇面には紫陽花が、中骨には透かし彫と蝶があしらわれているお気に入りの1本である。 絵柄が紫陽花ということもあり、使用できるのは梅雨が明ける頃までの短い期間ではあるのだけれど、近頃の私の愛用品は…

釘抜紋と時代を越えた冷奴。

クローゼットの中を片付けていたら、レトロなボタンが落ちていた。 素敵なボタンではあるのだけれど、そのボタンが付いていたであろうお洋服を思い出すことができず、とりあえずキャビネットの上に置いておくことにした。 結局、1か月ほど経ってもボタンが…

梅雨の訪れを感じながら、好きも嫌いも同じように楽しんで。

6月の楽しみは、大好きな紫陽花の切り花を買うことだ。 ブルーや淡いグリーンのものを手に取ることが多いけれど、ピンクやパープルの紫陽花に目移りすることも。 どの色も素敵すぎて決めることができないときには、純白の紫陽花にグリーンの葉を合わせるこ…

松の木の奥にある世界への扉を開けて。

自宅近くにある公園の一角に立派な松の木が植えてある。 その松の木の幹は、地面から2メートルほどの高さから横へ折れ曲がった状態を保ちながら伸びており、その横へと延びた幹を支えるための添え木が数本設置してある。 日当たりが悪いような場所ではない…

似て非なる「けんぴ」と旅の予行練習と。

その日のティータイムのおともは、芋けんぴ。 短冊状にカットしたさつま芋を油で揚げて甘い蜜が絡めてあることに変わりはないのだけれど、この日の芋けんぴは、芋けんぴと大学芋の良いとこ取りをしたようなタイプのものである。 カリッとしているのは外側だ…

夏の香りとクレープシュゼット。

気分が落ち込みそうになったときに飲もうと思っていた、スペシャルなオレンジジュースを冷やすべく、冷蔵庫内にボトル一本分のスペースを設けた。 気分が落ち込むような出来事があったわけではないのだけれど、外から室内に吹き込んできた風が夏の匂いをして…

ヨーロッパ生まれのアレと日本生まれのアレがコラボレーション。

まあるい石っころのような焼き物の中にグランドピアノを閉じ込めたようなデザインの帯留めを、保管箱の中から取り出した。 シックな和装のアクセントとして重宝する、遊び心ある一品だったけれど、私の不注意でヒビが入ってしまい、本来の用途では使うことが…

割れたボタンを付け替えながら眺めた「がまぐち財布」。

表面を着物の帯に使われるような布地に覆われた「がまぐち財布」を持っている。 その名のとおり、本来はお財布として使うものなのだろうけれど、私はお気に入りの洋服に使われているボタンのスペアを入れて愛用している。 その日はシャツのボタンが割れてし…

ホットケーキミックス粉と水あめのはなし。

ティータイムにレシピ本をパラパラと捲った。 それは、レシピ本としての利用価値はもちろんのこと、お料理やテーブルセッティングを含めた画像を眺めているだけでも十分に楽しむことができる、目の保養にもなる1冊である。 更には、ズボラな私がキッチンに…

何ものにも染まっていない花。

外出を控えていることもあり、ここのところ生花を飾っていない。 生花を飾っていないからといって困ることは何一つないのだけれど、リビングに一輪あるだけで随分と癒されていたのだと改めて思った。 と同時に、自分の何気ない日々も、いくつものありがたい…

何でもは巻かないと思っていたけれど。

断捨離をしていたら、幾何学模様柄の化粧箱に入った何かが出てきた。 私の記憶には、それが何であるのか潔いほどに何も残っておらず、本当に私の所持品だろうかと一抹の不安を感じた。 預かりものかもしれないという考えが脳裏を過ったこともあり、その化粧…

1本の串に刺すのは4個?それとも5個?

ベランダに出ると、どこからともなく桜の花びらが舞い込んできた。 しゃがんで拾い上げようとしたら、吹き込んだ風に先を越され、淡いピンク色をしたそれは軽やかにベランダの向こう側へと舞い上がり、風に乗って遠くへと行ってしまった。 清々しい空の青色…

通勤ラッシュ時の満員電車のように見えたあれ。

昨年末、マネキンを乗せた業務用のカゴ台車が次々にトラック内へと運びこまれていく光景を目にした。 マネキンは、店頭で商品を説明、宣伝しながら販売する販売員や、そのような職種を指すことがあるけれど、ここで言うところのマネキンは、お洋服のディスプ…

遅れ馳せながら深く納得したタイトル。

何年振りだろう、久しぶりに映画雑誌のキネマ旬報(きねまじゅんぽう)を手に取った。 ある程度の映画情報はネット上で簡単に入手できることもあり、いつの間にか手に取らなくなってしまった雑誌だけれど、ネットとは異なる、紙面ならではの丁寧さは相変わらず…

盛り塩は合わせ技。

店先に出してあった盛り塩に目が留まった。 珍しい光景ではないけれど、その日目にした盛り塩は十数センチほどの高さがあり、ひと際目立っていたものだから、お店を通りすぎるギリギリまで盛り塩を視界の端に捉え続けていた。 盛り塩から受けた衝撃が思う以…

シャチホコ夫婦のオシゴト。

車窓から見える景色を眺めていると、戸建ての屋根の端に立派なシャチホコを飾っているお宅があった。 車窓内を一瞬と言ってもいいような早さで流れた景色だったこともあり、私が目にしたものが本当にシャチホコだったのかを確かめる術がないまま月日が過ぎた…

玉ねぎと勢力図。

新玉ねぎが美味しい季節がやってきた。 玉ねぎは一年を通して、いつでも手に入る野菜だけれど、旬は春と秋。 しかし、2回も旬があるというのに、春に目にする新玉ねぎの方が数割増しで美味しそうに見えてしまうのは、スプリングマジックだろうか。 そのよう…

アンティークで繋がった日。

この時計も、こちらの時計も止まっている。 ジュエリーボックスを覗き込み、時計の健康診断とも言えるオーバーホールに出さなくてはと思いながら、数カ月が経過しているそれらを取り出しショップへ向かった。 どの時計も、年を重ねる中での節目、節目に私の…

はじまりの日とおむすびと。

時間や曜日の感覚が定まらないライフスタイルで過ごしていると、祝祭日に疎くなってしまうのだけれど、今月は建国記念日や天皇誕生日の振替休日があることに、数日前に気が付いた。 私は、カレンダーを見て、今日は建国記念日かと思うだけのことがほとんどだ…

道すがらの月桂樹からの数珠繋ぎ。

時折、通り抜けに使わせていただいている自宅近くの公園は、様々な種類の木と季節の花で彩られている。 先日は、公園管理をしている20名ほどの方々が、既に開花しているパンジーを花壇に植えているところを目にし、こうして作業してくださっているのか、と…

ウィンターチューリップからのぞく景色。

今年は年明け早々から駅周辺のプランターや飲食店などでチューリップを多く目にしたように思う。 春を先取りしすぎなのでは?と思うよりも前に顔がほころび、指先をそれに伸ばしてしまうのは、本能が春を待ち侘びているからなのか、それともチューリップの可…

大人のたしなみ、升(ます)のあれこれ。

お正月飾りを片付けながら節分飾りを少し出したこの日、昨年の干支飾りである亥(いのしし)への労いも一区切り。 12年も先のことは分からないけれど、この亥(いのしし)を再び取り出すときも、心穏やかに笑顔でいられたらと今年も思いながら、彼らを収納スペ…

地獄の番人は10人でワンチーム。

先日、『帳消しの日と、あの世界の休日と。』のタイトルのもと、閻魔様の縁日の話題に触れたのだけれど、本日が、その「初閻魔(はつえんま)」の日である。 生憎、私のご近所に閻魔様はいらっしゃらないようなので、以前、立ち寄らせていただいたことがある閻…

汁なしのお雑煮が、雅な姿に大変身。

時折、口にする和菓子の美味しいこと。 その中でも桜餅やお月見団子など、季節の行事と結びついているものとなると、美味しさが数割ほど増すように感じられるものだから、気が付けば、ひと口を普段よりもじっくりと味わっているように思う。 冬の寒さが深ま…

けんちん汁と豚汁は似て非なるもの。

イベント会場と化した学校内から威勢の良い掛け声が聞こえてきた。 学校の前を通りながら中の様子を窺うと餅つきが行われていた。 すっかり目にする機会が減った餅つきの様子に久しぶりに年の瀬らしい年の瀬を感じたような気がした。 大人の事情による、年内…