幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

“米粒たわわ”にスポットライトを。

実際のところは分からないけれど雨があがった後の空気は、空気の汚れが雨で洗い流されたかのようで清々しい。 車が車道をビュンビュンと走り抜けていく様子は、普段と何ら変わりないというのに、歩道を歩きながら深呼吸をしてしまうほどだから、 やはり、気…

いつの間にか今年も夏越の大祓。

今年もいつの間にか、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の日であり、ハーフタイムデーでもある6月30日がやってきた。 1年をふたつに分ける古からの考え方でこの日を見ると、12月の末日(大晦日)と同じ、前半の末日(大晦日)である。 年末の大晦日が新年…

王の品格をまとう花。

夏の空気感や日差し、空の青にも負けないマゼンタピンク色の艶やかさは、色の方からヒトの視界に飛び込んでくるような感覚を覚えることがある。 その日は、牡丹なのか芍薬なのか区別がつかなかったけれど、通りかかった建物のエントランス脇に作られている花…

宝の持ち腐れにならない程度に新旧の様々を混ぜ合わせ。

開け放った窓から電車が走る音が聞こえた。 普段は聞こえないはずの音が近くにあるように聞こえるときというのは、雨が降るサインだと言われている。 これは雨を降らせる低気圧が運んできた空気によって普段とは異なる層が上空にでき、この空気の板のような…

料金に含まれている、あれやこれやをもう一度。

個性的な筆字で「料金表」と書いてあるボードを見上げ、料金を確認しながら、いつぞやかに聞いた話を思い出した。 それは、料金というものは、お金をいただく側が決める金額だという話である。 分かりきっていることなのだけれど、そのとき、なるほどと腑に…

今シーズンはじめての水浴びと共に行うボディメンテナンス。

今シーズン初めての水浴びを。 水浴びをしたのは私ではなく、我が家の観葉植物たちだ。 水やりをサボったわけではないのだけれど、元気がない……。 そう感じてから1週間ほど経過した。 普段よりも多めに水をあげてみたものの、時期でもないのに葉が落ち、枝…

真実の中にフェイクが、フェイクの中に真実が溶けている。

デラウエアが店頭に並び始めると、いよいよ葡萄のシーズンがやってくる、そのような気分になる。 デラウエアは、小粒だけれど甘味が強く、種が無いので食べやすいという理由から、葡萄の定番品種のひとつとして親しまれている。 しかし、国内外の大粒葡萄の…

旅人の喜びを願いながら変身する花。

至る所で咲いている紫陽花を目で追いながら歩いていると、テッセンを見つけた。 テッセンという呼び名よりもクレマチスと呼んだ方が耳慣れている方が多いだろうか。 クレマチスは数百種以上もの品種があり開花時期も品種によって異なるため、一年中、どれか…

無いからこそ得られる自由と、手にすることで得られる自由。

昨夜食べたアボカドが最高に美味しくて、あのひと口を思い返しながら幸せを噛み締め直す穏やかな朝、目に飛び込んできたのは、私たちの耳は1日5時間ヒマしているという話題である。 そう聞いて人はどう思うのだろうか。 1日5時間もヒマしているの?なの…

虹が知らせてくれるお天気メッセージを思う夕暮れどき。

開け放っていた窓から流れ込む風が心地良かったものだから、夕涼みでもと飲み物を手に外へ出た。 しかし、現実は昼間の暑さが辺りに漂い残っており、ガーデンチェアに座っていると、じんわりと汗が騒ぎ出しそうで、思わず手にしていたレモン水をゴクゴクと体…

扇子の所作に忍ばせてある扇子のお役目。

大好きな紫陽花と蝶があしらわれた、お気に入りの扇子を取り出した。 縁あって譲り受けた大切な一本である。 和装では季節を少し先取りしたものを身に着けることが「粋」とされているため、紫陽花があしらわれたこの扇子を粋に身に付けようと思うと使い時は…

セロリラブの魔法、再び。

こんなに美味しいセロリラブのピュレは久しぶり! そう言いながらフォークを持つ手をお皿に伸ばしたところで目が覚めた。 この春、4年ほどの海外生活を終えて帰国した友人とセロリラブの話をしたからだろう。 セロリラブは、根セロリ、セロリアークと呼ばれ…

彼らが見せてくれた光景と共に私の中に定着したもの。

外出する度に視界に映り込む紫陽花に癒される季節がやってきた。 アジサイと言えば「紫陽花」という漢字が使われているけれど、本来「紫陽花」は、ライラックを意味するのだとか。 この名が中国から日本に入ってきた当時、その道の専門家がライラックではな…

朝型遺伝子、夜型遺伝子、あなたはどちら?

今思えば、子どもの頃から朝が苦手で夜型生活だったように思う。 遅刻ばかりしていたというような話ではなく、所属している場のルールに従って早起きもしてきたのだけれど、 朝が苦手だという感覚は、その後も大きく変わることはなく、現在も夜型生活が私の…

キャンドルナイトでホッとひと息。 

今年も半分過ぎるのか。 カレンダーの端に小さく記されている「夏至」の文字を見て思う。 きっと今年も、日本各地で様々なキャンドルナイトイベントが行われているのだろう。 キャンドルナイトとは、年に二回、夏至と冬至の夜に照明を消し、キャンドルを灯し…

“慣れ”は時に人を惑わすようだ。

電車のボックス席に座っていると、向かいの席にスケッチブックを抱えた少女と母親が腰掛けた。 少女はスケッチブックを広げ、斜め掛けしたお洒落なバッグの中からマルチペンを取り出した。 思わず、それ!私も愛用しています!!と心の中で発した。 マルチペ…

持ち主に寄り添いながら変化するパールとその時と。

小雨がパラついていたその日。 リビングで外を眺めながら紅茶を飲みつつひと息ついていたのだけれど、ふと、6月だからパールのお手入れでもと思い立ち、アクセサリーとお手入れ道具一式をリビングへ持ち出した。 ズボラな私は、こうした小さなきっかけを利…

お作法|参列、列席、出席の使い分けをおさらいしておきませんか。 

駅の改札付近に華やかな装いをした女性たちが集まっていた。 装いの雰囲気と時季から察するに、これから結婚式に出席するのだろう。 直接関わりがあるわけではないのだけれど、ハレの雰囲気はいいものだと思った。 結婚式に出席する際に使う言葉には、参列、…

タンポポに訊ねる、お国はどちら?

犬種が分からないのだけれど、時々、散歩中の白い大型犬とすれ違う。 可愛さの中に凛とした大和魂を宿しているようなお顔立ちは、ザ・和犬という雰囲気に溢れている。 その大型犬とすれ違う際にチラリ、犬と目が合うのだけれど「お前など眼中に無い」とでも…

ごちゃ混ぜだって構わない。

電話番号を伝える場面があった。 ゼロ、キュウ、ゼロと数字を発しながら「0(ゼロ)」だけ英語発音じゃないか、と思った。 遠い日の話なのだけれど、外国人の方に数字の数え方を尋ねられた私は「ゼロ、イチ、ニ、サン、ヨン、ゴ……」と教えたのだけれど、 「ゼ…

ブルーベリーの背景に都市伝説。

ビジュアル力が強いフルーツにメインスペースを奪われがちだけれど、旬を迎えたブルーベリーパックが陳列棚に並んでいた。 ブルーベリーは品種が多いらしく、春先から夏の間までの長期間、品種を変えながら旬を味わうことができるフルーツだ。 冷凍タイプで…

サプリメント選びの、もうひとつの視点。

日焼け止めの使用量が増える季節到来だ。 私の日焼け止め対策はオールシーズン変わらないのだけれど、これからの数か月間は、正直面倒なのだけれどシチュエーションによってはこまめに塗り直すことでシーズンを乗り切っている。 肌に使うものは出来るだけ優…

“ほうれんそう”には“おひたし”で返すのが新常識!?

“ほうれんそう”には“おひたし”で返すって知ってました?とは知人の言葉である。 ほうれん草はお浸しで食べるに限る!ということだろうかと思ったけれど、多分違う。 そう思い、「それは何の呪文ですか?」と返すとビジネスマナーだというではないか。 今回は…

雨音をBGMに、ひと昔前の日本へタイムスリップ。 

今月はラフカディオ・ハーンの誕生月だと、近所にあるカフェで知った。 他人様の名に対してこのようなモノ言いは失礼なのだけれど、初めて彼の名を耳にしたとき、どこで区切ればよいのだろうかと迷った記憶がある。 今ではラフカディオ・ハーンと区切って言…

古から女性に寄り添ってきた花、芍薬。

今年は芍薬(しゃくやく)を飾りそびれてしまった。 一年を通して何かしらの花を飾って楽しんでいるのだけれど、春から夏の時季は次から次に艶やかな花が開花の時を迎えるため、のんびりしていると飾りそびれてしまう花が出てくるという贅沢な悩みが生まれる。…

あの時代にもあったハジメテをサポートするガイドブック。

CDの類を整理していると、浴衣の着方と記されたCD-Rが出てきた。 非売品と印字してあったので、和装品を購入した際にいただいたものなのだろう。 ケースを覆っているセロファンを開封し、真っ新なそれを再生しながら整理作業を続けることにした。 手を…

初夏を感じるヘビイチゴの赤。

気分転換に普段使わない道を通ることにした。 前回通ったときは、ストールを首にグルグルと巻き厚手のアウターを着ていたから、随分と久しぶりだ。 知っている場所ではあるのだけれど何かが違うと感じ、辺りを見回しながら歩いていると、いくつかの建物が取…

御朱印ブームの裏側で。

御朱印帳がブームになってから時折見聞きにする、御朱印帳の現状。 先日も久しぶりにそのような記事を目にし、リアルな今を感じる機会となった。 御朱印とは、「多くの方が神社仏閣に親しんでいただけるように」という願いを込めて、神社仏閣それぞれが趣向…

アナタにとって果物の王様となるか、悪魔の果実となるか。

先日、オーストラリアの某大学図書館にて異臭騒ぎが発生したというニュースを目にした。 とても強力なガスの臭いがしていたため、学生や学校の職員たちは緊急避難し、消防士や救助隊、専門員など多くの方が状況の確認や処理のために出動したとあった。 この…

つげ櫛から滲み出る飴色の「味」を心待ちにする夜。

夜にできた空き時間。 眠ってしまうには惜しい気がして、好きな音楽と飲み物を用意し、持っている「つげ櫛」のお手入れをすることに。 丁寧なお手入れをする方は、ひと月に一度ほどのお手入れをしていると聞くけれど、ズボラな私は半年ほどに1度くらいの頻…