幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

読書気分で要点だけをつまみ食い

あの川の渡り方にも変化が。

郵便物を受け取るため、マンションロビーへ向かった。 運動不足解消のために階段で降りるか否か軽く迷ったけれど選んだのはエレベーターである。 1階に到着してドアが開くと郵便物を小脇に抱えた住人の方が立っていた。 挨拶意外の会話を交わしたことはない…

松の木の奥にある世界への扉を開けて。

自宅近くにある公園の一角に立派な松の木が植えてある。 その松の木の幹は、地面から2メートルほどの高さから横へ折れ曲がった状態を保ちながら伸びており、その横へと延びた幹を支えるための添え木が数本設置してある。 日当たりが悪いような場所ではない…

メトロノームの音を聴きながら。

ストップウォッチを使うことがあるのだけれど、デスク回りの断捨離を機にスマートフォンにアプリで取り込んでおくことにした。 それほど多種多様な機能を必要としているわけではなかったので、機能もデザインもできるだけシンプルなものを選ぶことにした。 …

ヴィーナスのポージング。

しばらく使っていなかった画材道具を取り出そうと、滅多に開けない収納スペースを覗き込んだ。 そこで、行き場を無くした細々としたものを詰め込んでいる箱に目が留まったため、画材道具そっちのけで箱を取り出した。 中には、どこかの国で購入した小さなピ…

祭りの欠片から数珠繋ぎ。

ゴミを捨てに行ったらお面の束が捨ててあった。 お祭りの夜店で売られているような、キャラクターのお面である。 どのようなキャラクターたちのお面なのかまでは分からないけれど、一番上に乗せられていたのは白いお顔に赤のアイラインが印象的な狐のお面だ…

雨の日の来客とネッシーと。

薄灰色をした空から雨が降って気温がグンと下がったその日は、エアコンのスイッチを押した。 室内には、アスファルト上の雨を車のタイヤが弾きながら往来する音と、エアコンから出てくる温風の音が混ざり合ったBGMが流れていた。 換気を終えた窓を閉める…

1本の串に刺すのは4個?それとも5個?

ベランダに出ると、どこからともなく桜の花びらが舞い込んできた。 しゃがんで拾い上げようとしたら、吹き込んだ風に先を越され、淡いピンク色をしたそれは軽やかにベランダの向こう側へと舞い上がり、風に乗って遠くへと行ってしまった。 清々しい空の青色…

遅れ馳せながら深く納得したタイトル。

何年振りだろう、久しぶりに映画雑誌のキネマ旬報(きねまじゅんぽう)を手に取った。 ある程度の映画情報はネット上で簡単に入手できることもあり、いつの間にか手に取らなくなってしまった雑誌だけれど、ネットとは異なる、紙面ならではの丁寧さは相変わらず…

盛り塩は合わせ技。

店先に出してあった盛り塩に目が留まった。 珍しい光景ではないけれど、その日目にした盛り塩は十数センチほどの高さがあり、ひと際目立っていたものだから、お店を通りすぎるギリギリまで盛り塩を視界の端に捉え続けていた。 盛り塩から受けた衝撃が思う以…

知名度が密かに上昇しているアマビエとは何ぞや?

最近、国内外のアーティストの方々が描いたり、作製したアマビエを目にする機会が増えた。 「国内外を問わず」というところに、世界規模での一体感が感じられる。 アーティストの個性や思いが感じられて目や心の保養にもなるのだけれど、ご利益もあってほし…

ペーパーナプキンとアダムの林檎。

ペーパーナプキンの残量が減ってきていたため、グッと心惹かれるようなデザインのものはないか探すことにした。 無いと困るようなものではないのだけれど、あればあったで重宝することも多いため、惹かれるものとの出会いがあったときにのみ購入するアイテム…

あの方の幼少期に触れた日。

とある天満宮のそばにある信号機に足止めされていると、天満宮の敷地内から数名の学生服姿の少年が出てくるのが見えた。 この時季にお詣りをしているということは、受験を控えた学生だと思うのだけれど、一緒にお詣りにきた友人同士というような雰囲気はなく…

隠元さん、役者さんのようではありませんか!!

『今日は○○の日』というものがある。 意味深い日や感慨深い日もあるけれど、語呂合わせや遊び心で決められた日、大人の思惑が見え隠れする日など様々だ。 しかも、この『〇〇の日』は年々増えているような気がしており、つい、また語呂合わせか何かで定めら…

古い道具から繋がる三種の神器。

考え事をしながら歩いていると、カチカチッ、カチッカチッと聞きなれない音がした。 その音の正体を突き止めようと、ひと目に怪しい人物だと映らない程度に辺りを見回すと、内装工事中の店舗の外で作業員の方々が石で石を叩き崩しているところだった。 素材…

はじまりの日とおむすびと。

時間や曜日の感覚が定まらないライフスタイルで過ごしていると、祝祭日に疎くなってしまうのだけれど、今月は建国記念日や天皇誕生日の振替休日があることに、数日前に気が付いた。 私は、カレンダーを見て、今日は建国記念日かと思うだけのことがほとんどだ…

ウィンターチューリップからのぞく景色。

今年は年明け早々から駅周辺のプランターや飲食店などでチューリップを多く目にしたように思う。 春を先取りしすぎなのでは?と思うよりも前に顔がほころび、指先をそれに伸ばしてしまうのは、本能が春を待ち侘びているからなのか、それともチューリップの可…

地獄の番人は10人でワンチーム。

先日、『帳消しの日と、あの世界の休日と。』のタイトルのもと、閻魔様の縁日の話題に触れたのだけれど、本日が、その「初閻魔(はつえんま)」の日である。 生憎、私のご近所に閻魔様はいらっしゃらないようなので、以前、立ち寄らせていただいたことがある閻…

ヘベレケを追う!

塀の上に、お行儀よく並んでいる雀御一行様の姿があった。 私は、この時季に目にする「ふくら雀(福来雀)」が好きだ。 「ふくら雀(福来雀)」とは、体を覆っている羽根の隅々にまで空気をたっぷりと含ませて、まるでダウンジャケットでも羽織っているのではな…

人を魅了し続ける人というのは、いつもほんの少しだけミステリアスである。 

手帳を捲りつつ今年を振り返っていたら、今年は、かつて伝説の大泥棒だったという設定の人物が登場する作品を数本、観たり読んだりする機会があったことを思い出した。 それぞれテイストが異なる作品だったけれど、全ての作品に「白い粉」の描写や演出があっ…

熱々のハタハタで感じる冬のはじまり。

ハタハタの一夜干しが焼きあがった。 柔らかい白身魚だけれど、丁寧に焼き上げると、ぷりっとした食感に変わる魚だ。 美味しく味わう方法は多々あるけれど、私は旨味が増したように感じられる一夜干しが好きだ。 肉厚のそれが、あまりにも美味しそうな姿に焼…

何故、虎柄のパンツを穿いている!? 

商店街の入り口に立つと、アーケード内が大勢の人たちで賑わっていた。 冷静に見れば、普段と大差ないようにも見える光景なのだけれど、時節柄だろう。 年の瀬が着々と近づいていることを否応なしに突き付けられたような気がした。 この日は、少しばかり現実…

ハッピーバースデーと冒険心と。

数週間ほど前のことである。 久しぶりに立ち寄った書店内を見回っていると、「11月30日は小説家、マークトゥエインの誕生日です」と書かれたポップが視界に入った。 マークトゥエイン……知っているけれど何を書いた方だったかしら?と、記憶ボックスの中…

メネフネが集めた虹の材料。

空にとても大きくて太い虹が架かっていた。 今年は虹を目にする機会が多くて密かに喜んでいたのだけれど、今年目にしたどの虹よりも立派なそれに、私のテンションはぐぐっと上がった。 急いで鞄の中からスマートフォンを取り出して人目もはばからずシャッタ…

ファントムの生みの親は元ジャーナリスト。

カテゴリーを問わず、専門店と呼ばれる独特な雰囲気を持つ空間は、好奇心と緊張感を程よく刺激してくれる面白い場所である。 今の私にとって縁遠い存在になってしまった楽器店の前を通り過ぎながら、かつて足を運んでいた時の記憶と楽器店の匂いを手繰り寄せ…

又三郎様へ思いを馳せる夜。

台風が近づいていたときのことだ。 ぐっすりと眠っていた真夜中、顔を何かに照らされたような気がして目を開けた。 すると、完全に下ろしきれていなかったブラインドの隙間からピカピカッと光が差し込んだ。 雷だ。 ブラインドを、うっかり下ろし損ねてしま…

大人になった今だからこそ出来る「昔ばなし」の楽しみ方。

どこからかメロディアスな口笛が聞こえてきた。 しかも、外で暴れている強めの風の音と相まって、摩訶不思議な楽曲のように思えた。 しばらくの間、作業を行いながら聞いていたのだけれど、その口笛が割とすぐ傍から聞こえているように思い、席を立って音が…

真か偽りか分からぬままの景色が転写されている和歌。 

見上げた空にはウロコ雲が浮かんでいた。 いや、イワシ雲だろうか。 私はこの二つの見分け方が今一つ分からず、その時々の気分で呼んでいるけれど、このような雲が青空に広がり始めると、夏が完全に去ったことを感じ、やってきた秋に心踊らされるのである。 …

“もしもし”には、自分が何者であるのかを伝える意味も含まれているのかも!?

目の前を歩く男性が、移動時間を有効に使おうという算段なのか、慣れた雰囲気を放ちながら次々に電話をかけていた。 活舌の良い大きな声で、食事会か何かの日時を何度も繰り返していたものだから、いつの間にか全く関係がない私までもが、連絡内容を覚えてし…

バッハの暗号探しの跡。

書道絡みの資料を整理していると古い楽譜が数枚挟まっていた。 懐かしすぎて、もういつの頃のものかさえも分からない古びたそれを、一枚ずつ表裏を確認した。 色鉛筆で色々と書き込んであったので、当時の私が何を大切なことだと感じて、何を書き込んだのか…

消えた一の腕の行方を追って。

知人とくだらないメッセージのやり取りをしながら、米粉のパンケーキを焼いていたときのことである。 「これもくだらない話だけど、第一関節って指先から一番目の関節のことなのか、指の根元から数えて一番目の関節なのか、ふと迷うことがある。」とあった。…