幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

たまには、一汁一菜を取り入れて体内デトックスしませんか?

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書店で何気なく手に取った1冊の本。

数ページほど斜め読みをして本を棚へ戻した。

その本には古き日本の食卓の様子が綴られていたのだけれど、

祖父母が今の私の年齢だった頃の時代にタイムスリップしたとしたら

私ははたしてやっていけるのだろうか。

そのような事を思ったのです。

 

今日の朝食メニュー、覚えていますか?

昼食は?夕飯は?

私たちが生まれる以前の「食」の在り方と今の「食」の在り方を比べてみると

随分と変化してきたものだな、と思うのです。

 

食べ物が溢れていて好きなものを好きなように選ぶことができる。

生きるための「食」でもあることに変わりはないのだけれど

楽しむための「食」という在り方が優勢となり当たり前となっている時代。

一見、幸せに見える食生活だけれども、

その幸せと引き換えにしてしまったかのように、

栄養で満たされている私たちの体は、少しお疲れ気味です。

 

疲れは現代病と言われるような体の不調で現れることもあり、

現代人の多くは何かしらの不調や未病と共に在ると言われていたりします。

満たされた「食」の幸せは何かを引き換えにしなくてはいけないものなのか?

きっと、これも思いやり。

体への思いやりで両方の幸せを感じることができるように思うのですがいがでしょうか?

 

そのような事を思っていた時に、

一汁三菜ではなく江戸時代の人々の食事、一汁一菜によるデトックス法が注目されつつあることを知ったのです。

数冊の本を読んでみたのですが、

毎日は取り入れることは無理でも1日1回取り入れたり、週に数回取り入れて

自分や家族の体に思いやりを届けたい、そのような気持ちになりました。

 

一汁一菜とは、

旬のお野菜を使ったお味噌汁に和え物や煮物などの季節のお野菜料理。

そこに、ご飯とお漬物を添える低カロリー、低脂肪、低たんぱくのメニュー構成です。

このようなメニュー構成なので、

体に余計なものが溜まらず、胃腸への負担が少なく、

血流がよくなったり、血液そのものがサラサラとした血液になっていくなど、

一汁一菜には体に嬉しいことが詰まっていました。

 

特に女性特有の婦人科系のトラブルや不調は、

白砂糖と動物性の脂質(お肉や乳製品)の摂取が多いことと関連があると言われていますが、

このようなトラブルや不調も一汁一菜を取り入れることで

予防したり、症状を緩和したりできるようです。

また、生理痛がひどい時やおりものが出たり、

おりものの量が増える時というのは、

消化しきれずに身体に蓄積された動物性たんぱく質や乳製品で

子宮が汚れているサインなのだそう。

私は生理痛を感じることはほとんど無いのですが、年に1、2日くらいでしょうか。

蹲って動けなくなるようなことが7、8年続いていました。

だいたいの時期が決まっていたので思い返してみると、

お付き合いなどでの外食や遅い食事が続き、

白砂糖や動物性の脂質の摂取量が増えた後であることに気づかされました。

「この時期の私の症状だ」と割り切ってお薬などの力を借りてやり過ごしていましたが、

体への思いやりが足りなかったようです。

 

体というのは、喋ることができない代わりに様々な症状を出して

私たちの体の状態を知らせてくれています。

もちろん、何も心配なく過ごすことができるに越したことはないけれど

投げ出さずにサインを出してくれているなんて有り難いですよね。

私は気づくのが少し遅かったような気もするのですが、

またひとつ自分の体の声を聴くことができて良かったと思っています。

 

ダイエットとして一汁一菜のデトックス法を取り入れる、

美容の為に取り入れる、

体の不調を取り除くために取り入れる。

目的や目標は人それぞれだと思うのですが、全ては健やかな日々の為に!

少し先の時間も今と変わらず思いっきり自分らしく楽しむために。

皆さんも時々、体の機能を休ませて体内デトックスをしてみませんか?

一汁一菜ならシンプルでお手軽で、ちょっぴり楽できるのもいいですよね。

 

体のために食事を見直すことも大切なことなのですが、

極端に量を減らしたり、偏ったり、

我慢ばかりになるのは心も体も自分自身も喜びません。

いつだって、楽しみながら、いい塩梅でまいりましょう。

 

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