肌を突き刺すような冷たい空気に陽射しが反射して見えたその日、私は駅のホームで首に巻いていたストールに顔の半分を埋めながら電車を待っていた。 左隣には紺色のスーツを着た男性が、私の後ろには太陽のように鮮やかなオレンジ色のダウンを着た女の子と母…
昨年末に準備したお正月用の切り花が未だに元気に咲いてくれている。 幾度となく行った水あげが功を奏したのだろう。 一度はそのお役目を終えようとしていた花たちが息を吹き返し、 気付けば一か月ほど咲き続けてくれている。 もちろん、随分と小さなブーケ…
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