乾燥する季節にやってくるアイツと言えば静電気。
こちらの不意を突いてくるものだから、
外出先でバチバチッとやられた日には、
見知らぬ人に驚き顔を披露するはめになったりもして、なかなか厄介でございます。
しかし、この静電気は私たちの体内環境をお知らせしてくれているサインである場合もありますので、
何をやっても静電気を起こしてしまうという方は、
一度体内環境をチェックしてみてはいかがでしょうか。
※詳細はリンクより過去記事をどうぞ。
今回のお話コードは「静電気」なのですが、
体内環境とは少し違う視点から静電気をフォーカスしたいと思います。
少し前に、ある小学生からこのようなことを尋ねられたのです。
「静電気は電圧が高いんでしょ?」
「うん(え……、そうなの?)」
「どうして静電気で怪我しないの?」
「……。」
質問から推測するに、学校で電圧の授業でも受けたのでしょうね。
しかし、ワタクシ、生まれて此の方、静電気の電圧に興味を持ったことが無く
静電気の電圧がそれ程までに高いことも初耳でした。
そこにきて、静電気で怪我をしないのはどうしてか?という問い。
答えを知っているはずも、分かるはずもございません。
潔く知らないことを伝え、調べておくと指切りをしたのでございます。
皆さんはご存知ですか?
せっかくの機会ですので、今回の「私たちが静電気に感電しない理由」、
あなたの雑学ボックスに忍ばせていただければ幸いです。
まず、電圧というのは電気を押し出すときの力のことで、
ボルトという単位で表されています。
私たちが家庭で使用しているコンセントなどの電圧は100ボルト、
想像し難いのですが死刑用の電気椅子が2000ボルトなのだそう。
そして、お洋服を脱ぐときに起きる静電気は2000ボルト、
ポールやドアノブなどに触れたときに起きる静電気が3000ボルト、
バチバチッと火花が散ったときの静電気に至っては10000ボルトなのだとか。
これを知ると小学生の疑問もすんなりと頷けました。
コンセントで感電したというニュースは耳にしますが、
静電気で感電したとうニュースはあまり記憶にありませんものね。
このカラクリは電流にありました。
静電気は、電圧は高いけれど電流(アンペア)が少なく数ミリアンペアほどのものなのだとか。
1ミリアンペアは1/1000アンペアということなので、本当にささやかな量なのです。
一方、コンセントは電圧は100ボルトと低いけれど
電流(アンペア)は常に流れ続けているため怪我や命に関わってしまうそうです。
中を覗いてみると意外にもシンプルなカラクリでした。
静電気の電圧が異常に高いことと、
電圧は高いけれど怪我をすることはない理由は理解することができましたが、
大人の私としては、このカラクリよりも、
あのバチバチッとした不意打ちはご遠慮いただきたい気持ちの方が強いようです。
静電気はある体内状況を知らせるサインでもあります。
今年の冬は静電気を上手に予防して快適な潤いライフをお過ごしくださいませ。
※静電気を使った体からのメッセージは過去記事からどうぞ。
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