幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

チャレンジできるということ、チャレンジできる場や機会があるということは幸せなことだ。

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ある日、友人から「ちょっと聞いてよー」と
怒り交じりの声で電話がかかってきた。
お風呂から上がったばかりの私はほんわり気分だったため、
「どうしたのー?」と少々間の抜けたのん気そうな声で答えた。
「ちゃんと聞いて!」少し笑いながら言う彼女に
「うん、聞く。ちゃんと聞く。背筋伸ばしたから。どうぞ」と返すと
「あぁ~、もうっ。こっちまで半分、気が抜けたよ。もう落ち着いたかも」と言いながら、
つい先ほど起きたばかりの出来事を勢いよく語り始めた。

内容はプライバシーもあるので
ここでのご紹介は割愛させていただくのだけれど、
彼女がとある所に、ある申し出を行ったところ、
「過去にそのような事例がないので出来ません」と言われたというのだ。

内容にもよるのだけれど、
彼女の申し出は十分に正当なもので、
過去に事例が無かったのだとしても、
挑戦していただいても良いものではないのだろうか?という印象を受けた。
実際には挑戦という大袈裟な言葉を使う程の事でもなかったのだけれども。

仮に、友人の申し出に応えられないのだとしたら
応えられない理由があるはずで、
その理由を相手に(この場合私の友人に)説明する責任があるのではないかと。

過去に事例が無いから応えられないというのは、
理由になるのかな、とぼんやり思った。

しかし、そのような感覚は私の中にもあるな、とも。
初めて経験する事の前や、
新しい取り組みを始めてみる時は、ちょっとした勇気がいる。
不安な気持ちがムクムクと生まれたり、
口から心臓が飛び出るんじゃないかと思ってしまうような緊張感があったり、
失敗したらどうしよう、なんて思う事もある。
やったことが無いからな……、と一瞬、尻込みしてしまうのだ。
ある、ある。

だけれども、“こんな状況になってほしくない”“こんな自分をみたくない・見せたくない”
そんな嫌~な状況や人からの評価を想像しすぎてしまうから不安になるし、緊張もするのだ。
過去に事例があるものだって、
今実際に存在している数々の物だって、
元を辿れば必ず“初めて”の瞬間が存在する。
私たちの生活や経験の多くは先人たちの初めての上に乗っているにすぎないのだ。

生まれたての赤ちゃんなんて、勇気のかたまりだと思う。
生まれた瞬間から全てが初めてなのだ。
それを一つずつ積み重ねている。
私たちだって、そうやってひとずつ積み重ねて今がある。

事例がないのなら作ればいいと思うのだ。
挑戦できるということは、とても幸せなこと。
そのような場は、この世の中にたくさん在るのだろうけれど
その様なシチュエーションに、
いつだって、どこでだって巡り会えるというわけではない。

“やってみなければ分からない”
そう分かってはいても残念ながら、
挑戦してみる事が許されない場所というものも存在するのだ。

仕事場に限らず、
日常の中にも挑戦できる機会はたくさんある。
今まで興味のなかった世界をちょっぴり見てみたり、知ってみたりすることも新しい挑戦。
もしかしたら、今のあなたならその世界の虜になってしまうかもしれないし、
やっぱり興味が無いことが分かる場合だってある。
新しい何かを生活の中に取り込む事だって挑戦だと思うのです。

やったことがないから、
これまでと違うから、と思った時は
「だから何だろう?だからどうしたのだろう?」って自分に問いかけてみませんか?

自分の毎日を豊かにする何かが
そこに眠っているかもしれないのだから。
チャレンジできる場があるのなら、思いっきり感謝してレッツチャレンジ!
もちろん、どんな状況も、気持ちも、思いっきり楽しむ事を忘れずに、ねっ!

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