私の前を歩いていた女性が、4、5回ほど連続でクシャミをした。 とても辛かったのだろう。 歩きながら鞄の中からティッシュを取り出し、豪快に鼻をかんだ。 やはり、秋は秋で花粉は飛んでいるのだろうと思った。 私はアレルギー体質、花粉症ではあるものの…
街路樹にルビーのように鮮やかで、瑞々しさ溢れる木の実が、いくつも生っていた。 見慣れているはずの街路樹を視界の端に捉えながら、何という木だっただろうかと思った。 初夏辺りに花が咲くのだけれど、その花を目にする度に、 薄れゆく春と、薄っすらと感…
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