私の前を歩いていた女性が、4、5回ほど連続でクシャミをした。
とても辛かったのだろう。
歩きながら鞄の中からティッシュを取り出し、豪快に鼻をかんだ。
やはり、秋は秋で花粉は飛んでいるのだろうと思った。
私はアレルギー体質、花粉症ではあるものの、不幸中の幸いと言うべきか、
秋の花粉には耐えることができているようで、症状に苦しむことはないのだけれど、
アレルゲンに対しての反応が良すぎるため、
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを、できるだけ抑えるための対策を、旬の食材を通して取ることがある。
今回は、そのようなお話を少し、と思っております。
ヒスタミンをできるだけ抑えるための食材に興味がある方、
旬のお野菜には、本来の効果、効能がアップする性質がありますので、
栄養面という視点で旬のお野菜をチェックしたい方など、
お時間がありましたら、のぞいていって下さいませ。
旬には少しだけ早いのですが、晩秋から春先頃までに旬を迎えるお野菜に、レンコンがあります。
レンコンも一年中、手に入れることができるお野菜ですので、旬を忘れてしまいがちですが、11月から3月頃までが旬です。
調理方法によって食感が変わるだけでなく、
様々な味付けで楽しむことができる上、
見た目からは、想像し難いのですがビタミンCが豊富ですので、
これからの季節の風邪予防や美肌にアンチエイジング、疲労回復やガン予防などの手助けをしてくれると言われています。
また、根菜ですので食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えることにも長けています。
アレルギー症状が出やすいとき、出る方というのは、腸内環境が不安定であることが多いと言われておりますので、
このような視点からもレンコンは、この時季に口にしておくと良いお野菜のひとつではないでしょうか。
しかし、レンコンがアレルギー症状を引き起こすヒスタミンを抑えることができる、と言われている理由は、
ビタミンCでも食物繊維でもなく、皮の部分に、含まれているたっぷりと含まれているタンニンなのだそう。
そして、レンコンにもぬめり成分が含まれていますが、
このぬめり成分は、ビタミンCと一緒に摂取することで、
粘膜を整える力が増すと言われていますが、レンコン自体にビタミンCがたっぷり入っているので、
難しいことを考えずに「レンコンを食べる」ということを意識するだけで、
アレルギー対策ができる点も嬉しいところではないでしょうか。
アレルギー症状が出ることがあるという方は、この時季、自身の栄養価をグンと上げている、
旬のレンコンを召し上がってみてはいかがでしょう。
調理する際に忘れてはいけないポイントは、
皮を良く洗って、必ず皮付きのまま調理するということ。
重複してしまいますが、
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを抑えることができる、と言われているタンニンは、
皮の部分にたっぷりと含まれていますので、皮は大切です。
※食物アレルギーという視点で、レンコンに対してアレルギーがあるという方は、この通りではないため、ご注意下さい。
お野菜は捨てるところがないと聞きますが、
丁寧に観察してみると、本当にその通りだと感じます。
お野菜に限らず、無駄なものなど無いのでしょうね。
今晩あたり、アレルギー対策に、風邪の予防に、アンチエイジングに、レンコンメニューなどいかがでしょうか。
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