朝起きるとすぐにベッドルームの窓を開けるのだけれども、
その日はセミの鳴き声が耳に届いた。
「(あれ、セミの鳴き声が聞こえる。いつからだろう?)」
蒸し暑さは変わらないというのにセミの鳴き声が加わると
一気に夏真っ盛りといった気分になる。
今日も暑くなりそうだ、と思いながら少しばかりエアコンで冷えた体をぐぐーっと伸ばした。
温度設定を誤ったようで、私のお肌の奥がピキッと突っ張ったような気がした。
敏感肌、アトピー肌にとって乾燥は敵。
私はベッドルームから洗面所へ足早に移動した。
お肌の乾燥と言えば「冬」のイメージですが、
これだけ地球の気温が上昇すればクーラーは必需品です。
そうすると、私たちのお肌は紫外線のダメージに加えて
室内外の気温差によるダメージを受けてしまいます。
その結果、お肌の水分量がグングンと減って乾燥を招きます。
今回は、夏のお肌に効率よく潤いを補給する
食べ物選びのポイントを簡単にご紹介します。
お肌の乾燥肌を防いだり、改善したり、潤いを補給するためには、
お肌の水分保有量と皮脂の分泌量、
お肌の細胞と細胞を繋ぐ良質な脂質のバランスを整える必要があります。
お肌を乾燥から守って保湿力を維持するにはコラーゲンが欠かせません。
ただコラーゲン単体では思うような美容と健康に嬉しい効果が現れないため、
コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ることがポイントです。
※コラーゲンとビタミンCの関係は、過去の記事でもご紹介させていただきましたのでチェックしたい方は下記のリンクからどうぞ。
今回は、更に効率よく効果を出す為にプラスするといい栄養素をご紹介します。
それは「鉄分」です。
女性が欲している様々な美容と健康の効果を得るために欠かせない「鉄分」が
ここでも登場します。
お肌の細胞を作っているコラーゲンの原材料はタンパク質とビタミンCと鉄分なので、
この3つの栄養素をバランスよく摂る必要があります。
女性の皆さんはコラーゲンやビタミンCは普段から意識されることも多いと思いますので
そこに鉄分もプラスしてみてくださいませ。
鉄分には体中に酸素を行き渡らせたり血行を良くしたりする働きがありますので、
お肌の代謝に深くかかわっています。
目の下にクマができやすい方や、倦怠感や集中力の低下を感じる方、
イライラするという方などは鉄分不足が考えられますので、
不足しているという方は積極的に摂ってみて下さいね!
※鉄分にも種類があります。こちらも過去の記事でもう少し詳しくご紹介していますので、チェックしておきたいという方は下記リンクからどうぞ。
コラーゲンとビタミンCを意識して摂ったり、
タンパク質と鉄分にも気を使っているけれどお肌が乾燥するという方。
それは年齢のせいではなく、油が原因なのかもしれません。
体内環境から乾燥肌の原因を探ってみると、
スナック菓子や揚げ物などの摂取量が関係していることが分かります。
お肌の乾燥を感じる時、
スナック菓子や揚げ物などを口にしている回数が増えていませんか?
適量であれば問題ないのですが過剰摂取が習慣化してしまいますと、
トランス脂肪酸という悪玉菌を増やして体の機能を低下させてしまう油分ばかりを
体内に取り込むことになります。
※トランス脂肪酸についても過去記事にてバターを例に挙げてご紹介しています。チェックしておきたいという方は下記リンクからどうぞ。
これが原因でお肌の乾燥や荒れを引き起こしてしまいます。
油を取るのであれば青魚に含まれている必須脂肪酸や、
リノレン酸やオレイン酸を含むオリーブ油、えごま油、亜麻仁油、ナッツなどを積極的に摂りましょう。
朝食にバターを使われている方はバターの成分を見直してみるのもポイントです。
お肌のバリア機能をアップさせて夏の乾燥からお肌を守ることができます。
守りながら秋の乾燥に負けないお肌の土台作りも同時進行できますよ。
色々と分かったけれど、頭の中がゴチャゴチャで覚えられないわという方は、
フルーツゼリーがお嫌いでなければ、
コラーゲンとビタミンCを効率よく摂取できる
柑橘系フルーツのゼリーをティータイムにいかがでしょうか。
そして、お夕飯に鉄分や良質の油を意識したメニューを加えれば
お肌の潤い補給完了です。
今日、あなたが口にしたものが3か月後のあなたの体とお肌を作ります。
今日のお食事もワクワク楽しみながらいただきましょうね。
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